March 28, 2006

【今日の短歌】 ひんやりと吹く風とばす時さえも待ち遠し春、今や水仙。

ちっぽけなあらくさみつけペチュニアに似てる気がして、野原を歩く。
一年草風に運ばれ明日のこと知りはしないと去年を忘れる
おもしろいおもちゃのような熊手もち吾子の植えたる百合ひっかける
土掘れば顔に似合わぬ根の張りぬどくだみの葉の可憐さに泣く
水仙の告げゆく春の始まりは一枚の葉さえまとわぬ木立
古き葉を落として新芽隠したる春待つ木木に風は吹きぬけ
ひんやりと吹く風とばす時さえも待ち遠し春、今や水仙。

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March 27, 2006

まだ水仙の季節なのに

まだ瘡蓋が残っているものの娘がようやく外出できるようになり、ホームセンターへ繰り出したりしながらせっせと庭仕事に明け暮れていた。

わたしから娘へのお祝いは画材。木炭や水彩色鉛筆や筆。スケッチブックは相変わらず一番廉価版。慣れているからそれが一番使いやすいそう。
・・・・・それに何をせっせと描いているのかと思ったら、マンガ・・・・・
普通のマンガではなく、スケッチブックに左から順にコマを並べて行く。しかも、色彩豊かなのにキャラの顔が黒い。もちろん普通のイラストもあるのだけど、小学生の間で流行っているのだろうか・・・彼女たちの描く絵は面白い。

庭はまだ水仙が咲くだけで寂しい。

茨城はまだ桜の季節ではない。予報によると4月の初めになるらしい。ほとんどの木が新芽を膨らませながら春を待っている。隣家のこぶしの花もまだ。

ガーデンセンターへ行くと、すでに花の苗がたくさん売られている。それでマリーゴールドや白いめずらしい花を買ってきて植えた。それと、垂れ梅。娘が梅を植えたいというので庭の真ん中にで〜んと植えた。ただし、まだ寂しい・・・花がついていなければ、単なる枯れ木にしか見えない。

いつの間にか新ジャガの季節になり、冷蔵庫の中で芽を出していた古いジャガイモがあったので、それも植えた。娘とふたりで、いつ収穫したらよいのかわからないと言いながら・・・

去年、百合が育ちすぎて風で倒れてしまったので、今年は半分に株分けして植え替えた。風のせいだけではなく、光を求めて茎が折れ曲がるほど花をつけたので、もう少しゆったり植えてあげないとダメなんだろう。

紫陽花も植え替えなければ・・・
去年、近所のドラッグストアで半値になった植木鉢を買って、そのまま庭に植えつけた。去年は小さかったので特に場所を選ばなくてもよかった。新芽が出てきたところを見ると、相当大きくなる可能性がある。そうなると花壇の中にはおさまらない。木を植えるような感覚で考えないと・・・

それではまだ足りず、ハーブや野菜の種を買ってきた。野菜といってもミニトマトや大葉。自生するくらいタフなものではないとわたしでは育てられない。

まだまだ花の種。
どこに蒔こう・・・
雑草と間違えないようにしなければ。
ひまわりとコスモスの種は蒔いた。それでもまだ10種類くらい残っている。
タンポポでさえまだ咲いていないというのに・・・アザレアもつつじもまだ。
なんか、今年はせっかち。

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March 25, 2006

エラヒ、エラヒ、ラマ、サバクタニ

エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ。
エラヒ、エラヒ、ラマ、サバクタニ。

私の神よ、私の神よ、なぜ私を見捨てられたのか。
神よ、神よ、どうしてわたしを見捨てるの?
神よ、神よ、どうして見捨てるの?

十字架のイエスの言葉。
詩篇22の最初の言葉。
この歌をずっと歌っていた。
それでわかった。
この歌を口ずさみ、そして最後の絶叫。

賛美歌。

正しい者の苦しみと希望。
この歌をずっと口ずさんでいた。

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庭がさっぱり

庭がさっぱりした。

今年は、おじさんが自宅の竹と焼いた木を持って来てくれて、薔薇のトレリスを作ってくれた。一昨年はわが家の庭の廃材などを利用して即席で作ってくれたのだけど、薔薇の背が伸びすぎて倒れてしまっていたから。

夕方、おじさんたちに混じり雑草を抜いていたら、担任の先生が教頭先生が造ってくれたブーケを持って来てくれた。

これから花の季節を迎える梨の木もさっぱりしてしまっていた。
少々残念だけど仕方がない。

隣の家の庭に入り、この前、切ってくれた枝がそのまま置いてあったので、勝手に片付けさせてもらった。どちらにしろ、木を切ったかすや木の葉が隣家に侵入しているため、お掃除しなければならない。

どつぼの鬱もそうやって一緒に庭仕事をして、つまらないおしゃべりをしていると忘れてしまう。
ありがたい春の陽。

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March 23, 2006

さいあくのきせつ

久しぶりにジョアン・ジルベルトを聴く。
『三月の水』。
南半球の秋。
桜ブルーの季節には効果覿面。

毎年恒例桜ブルー。
桜の季節はなんと悪意に満ちあふれているのだろう・・・

子どもの頃からだから仕方がない。
そう、桜のせいではない。
ただ、桜の咲く頃になると、憂鬱になるというだけのこと。
たいてい、桜の花が散る頃にはすっかり治っている。

それがイースターと重なる、ということに気が付いたのは最近のこと。
イースターがいつなのかもわからない頃から、わたしには桜ブルーの季節は存在し、本当に桜ブルーなら今年は早く終わりを告げるだろう。逆にパッション・ブルーなら今年のイースターは4月の半ばなので、それまで鬱々とした日々が続く?

気晴らしに出かけようか?
あぅ・・・娘が水疱瘡で外出できない。

たまには美味しいものでも食べて?
あぅ・・・このところ風邪のせいで何を食べても美味しくない。

美容院にでも行こうか?
あぅ・・・卒業式は終わってしまったではないか!

だったら、ショッピング?
いや・・・このところつまらないものを買いすぎている。
主にキッチン・グッズ。
あげく、まだ箱からも出していない。
さいあく。

花の苗でも植えようか?
・・・・・・なんで、晴れたり降ったり、強風だったり、庭師を待っていたりしなければならないの?
おまけに、トレリスは何度直しても倒れるし・・・
木は裂けるし、よりによって隣に行くとは!
もう、さいあく。

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悪夢と金縛り

先週、体調を落として以来、本当に疲れているみたい。夢を見た。それも酷い夢。夢だけではなく金縛り。

話のストーリーは忘れてしまったけど、次から次へと悪いヤツがやってきて、とうとう追い込んで目を覚ます。すると寝ているわたしの上に、真っ白い円い顔に真っ赤な長い舌を出して首を振っている化け物が乗っている。

自分の部屋で自分の寝ている上にそいつがいるわけで、追い返そうとするんだけど体が動かない。何かを言おうとしても声が出ない。それで、夢の中で、「あ、金縛りだ」と思う。そんなことを考えているのに、そいつは相変わらず首を振って長い舌を出している。まるでせせら笑っているようで、無性に腹が立つ。

このところわたしを苦しめていた犯人はこいつか、と思ったとたんに怒りがピークに達し、大声で「死ね」と叫んだ・・・はずが声が出ず、かろうじて自分の耳に自分の「シィ」という息のようなかすれ声が聞こえ、そのとたんそいつは消えて、わたしも目が覚めた。

目が覚めたというのは正確ではなく、体が動くようになったというほうが・・・

金縛りというのは目が覚めているにもかかわらず、身動きでない状態。
いや・・・変な化け物が見えていたのだから、わたしは半分寝ていたのだろう。現実の物音がしたとたんに覚醒する。

寝起きだというのに寝疲れして、ぐったり。

今度また現れたら、こてんぱんにしてやる。嫌な夢。

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【今日の短歌】 身を裂かれ花咲かせたるミモザ葉に激しき春のおとづれを知る

身を裂かれ花咲かせたるミモザ葉に激しき春のおとづれを知る
陽の射せば小雨降るらん春の庭つぼみのしだる水仙の花

子に聞かす春の氷柱の落つる音水で洗わば透明な雪
雪解けの春はなかりしつくばねの春吹く風は鉄も折りけり

ぐったりと桜ブルーはやってきて悪夢をみやる疲れはつる夜

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March 22, 2006

吉日

今日は、卒業式。家にいていいのか?

昨日、担任の先生から電話があり、校長先生が特別に水疱瘡でも出席してもかまわないと許可してくれたので、慌てて連絡が来る。その際、パッと娘の顔を見て・・・・・・電話を娘と替わった。

顔だけではなく、全身に水疱瘡特有の赤い斑点が広がり、瘡蓋になってきているので感染力はすでにないだろうけど、そこにカチリという白い塗り薬を塗った娘の顔を見たら、とてもじゃないが、外は歩けない。案の定、娘は式には出ないと言う。式はともかく、記念写真があり、あの顔の写真が一生残るのはどうしてもいやだと言う。

そこで、病気が良くなったら学校へ行くことにした。

1ヶ月くらいかけて卒業の準備をしてきたのに、皆と一緒に卒業できないのは寂しいけれども、校長先生がやさしいので救われた。法定伝染病だからどうしても1週間は欠席しなければならない。どうやってカウントしても卒業式は無理。それでも出席してもかまわないと言われれば、ほっとする。

***

先週の嵐のような風で、庭の木に亀裂が入り、枝が折れた。わたしは折りしも風邪をひき、娘は水疱瘡、トレリスが倒れてマリは脱走するし、相変わらず木が折れるほどの風が続いていたので庭の様子にはまったく気が付かなかった。

すると隣の家から電話があり、隣家のほうに倒れている枝を切りましたという連絡をダンナが受けたらしい。そういう話をダンナに言ってもちんぷんかんぷんなんだよね・・・庭仕事なんてまるでしないのだから。それで忘れた頃になってから、そういう電話があったというので庭を見たら、たしかに枝が切り落とされていた。

しかも、枝分かれしたまま木が裂けている。

今日、ようやく庭師さんが来てくれて、庭の様子を見て行った。ミモザは成長が早い。しかも裂けてしまったし、隣家寄りに植えてあるので伐採しないとダメかもしれないと言ったら、何とか小さくなるように切ってくれることになった。

今の時期に剪定してもあっという間に育ってしまうだろう・・・
花の見頃に枝を切るのはもったいないが、今のままではいつ倒れても不思議はない。

わが家のほうの風はとてつもなく強い。特に今の季節は。ガレージの鉄の支柱が風で折れたほど。昨日、スーパーで会ったのでうちの木の話をしたら、逆にガレージの支柱が折れた話をされてしまった・・・

***

パタパタと慌しくしているうちに、王ジャパンが世界一。
ミラクル。嘘みたい。
WBC開催の前半の試合の様子、イチローの屈辱インタビュー、審判のいい加減さ・・・
このところの鬱々とした気分をますます憂鬱にしてくれる話題だった。

でも、ぷあ〜っとね。
スカッとした。
文字通り、お彼岸で、父が生きていたら狂喜乱舞。浮かれまくり。巨人の優勝どころじゃないのが目に浮ぶ。

なんか、信じられない。
一瞬タイムスリップして、子どもの頃に戻った気がした。

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March 20, 2006

南極は厳しい

聖書は詩篇に入り、一息ついた観がある。ダビデの詩を読んでいるうちに、詩篇しか読まなければ恐らくは賛美の世界しか存在しないも同然だということに気が付いた。それでも彼の時代は今よりももっと悪い。戦争と略奪と、権力と悪と、弱いものが虐げられ、近東の荒野。雨が降らなければ水にも不足し、飢饉に襲われる。

そういう時代の美しさ。
詩篇というのは、現実があまりにも過酷だからこそ美しい調を持つ。

そういう中、外は春。暖かい陽射しと強い風。夜にはものすごい音がする。
強い風のせいで、トレリスが倒れ、オトがマリが脱走したのに気が付かなかった。まあ、呼べば戻ってくるだけマシか。

それでもどうなんだろう・・・数十年ぶりに『南極物語』を観て、基地生まれのタロとジロは基地から離れることができず、それが結局彼らを生存させた。前半は観なかったので、昔のうろ覚えでしかないけれども、南極に15匹の犬が置き去りにされ、厳しい自然の中で生きる犬たち。

想い出の場所で息絶える犬、仲間を庇ってシャチと格闘する犬、あざらしに海に引きずりこまれた犬、氷の中に埋もれてしまった犬、野生に戻り果敢に生きる犬、・・・・・の姿を眺めながら、うちのオトではすぐにフリーズしてしまいそうだと思いつつ、もしかすると気が付かないだけで、道路に飛び出してトラックにはねられてしまった犬の姿を思い出す。

テンちゃんは生後1ヶ月だとは思えないほど元気がいい。高いところからも平気で飛び降りるし、ベッドの上にもよじ登る。階段から鳴き声がするのでまさかと思ったら、テンが階段を登っていた。2階に寝かせていたら、勝手に階段を降り、途中で転がったので慌てて受け止める。まるで生後3ヶ月くらいの犬に見える。実際、体格でもマリが3ヶ月で1キロあるかないかくらいだったのに、テンは1ヶ月で1.1キロを超えていた。

ペットショップだと、ミニチュア・ピンシャは尻尾が切られているけど、テンは切らなかった。狩りをする際に邪魔になるのが尻尾切りの起源だと言われているが、あざらしに首の鎖をかみつかれてそのまま海にひきずりこまれた犬の姿を見て、尻尾が危険という意味を知る。それでも尻尾のないオトやマリと違って、尻尾でテンの言いたいことや機嫌がわかる。うれしいと扇風機のようなすばやさで尻尾をまわす。

過酷な自然の中で置き去りにされた犬たち。
詩篇の美しさは、過酷な自然の美しさにも似ている。
が、しかし・・・
今さら、うちの犬たちをあんな過酷な世界に置き去りにするわけにはいかない。

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【今日の短歌】 冷え冷えと遠のけば風激しかろ春の嵐の夜鳴きする窓

そう、これが受難の季節だと知りて桜の芽も風も吹く
断片に散りばめられて形となる時の姿の詩(うた)続くやも
神の知恵、神のしるしとうたかたの夢は散るらん桜の咲かば
それがサタン?さもありなんと反戦もいつしか不正轟きやまぬ
冷え冷えと遠のけば風激しかろ春の嵐の夜鳴きする窓

投稿者 Blue Wind : 04:05 AM | コメント (0) | トラックバック

March 19, 2006

水疱瘡

まいったな、娘が水疱瘡。
一昨日の晩あたりから熱っぽく、ずっと食欲がない。昨日は観たいテレビも観ないで寝てしまった。よほど具合が悪いのだろう。

最初はわたしの風邪が移ったのかもしれないと思った。ところが、今朝遅く起きてきた娘の顔を見たら、おでこがにきびだらけ。何か変だと思って観察したら、おでこだけではなく、手から足から首から、背中を見たら水痘があり、完璧に水疱瘡。

よりによって今の時期に感染していたら、卒業式には出られない。娘の話だと先週友達が感染して学校を休んでいたという。ということは、もしかするとほかにも感染して卒業式に出席できない子もいそう。

まいったな・・・

そんなことを言いながら、しっかり2夜続けて『女王の教室』の続編を観てしまった。かなり極端だけど、雰囲気が今の学校を上手に表現しているなーと感心してしまう。先生の態度によって子どもたちの授業中の様子が違うのもさりげなく表現されているし、親からみて好ましい教師と好ましくない教師の姿がそこにはある。

ああやって観察すると、学校という世界の出来事はまるで親の知らないことだらけで、母親たちもうざったく描かれてはいるが、もし学校でわが子が同じ立場だったら当然親ならするであろうということをしているだけ。

学校も慣れているから、学校で何かあれば子どもから親に知らされる前に担任から連絡が来る。あまりにも神経質すぎるのではないかと感じるくらいだ。それでいて親のほうから担任に言っても、てきとーに話を逸らされてしまう。

娘が入学したときの校長は全面対決型の先生だったので、初めてのPTA総会は面食らってしまった。水道の赤錆が気になって学校の水が飲めない子がいて、水道管の工事をするように市の予算まで決まっていたのに校長が潰したから大変だった。

わたし的には、どうしても飲めないと本人が言うものを無理やり飲ますのはよくないと思った。それならせめて水筒を持っていけるようにするとか、気配りがあっても然り。ところが、その手のことは甘やかしだとか、これまで学校の水で問題が発生したことはないことを理由に校長が突っぱねる。まあ、中には校長に味方する保護者もいたけど、ほとんどは怒っていたと思う。

このため、浄水器を取り付けたり、夏の間だけ水筒を持っていけるようにする等、間に入った先生たちが相談して決めたそう。で、校長は工事を撤回して、他校へ転勤してしまった。

それと、ゆとり教育で、教科書がますます薄ぺらになり、そのことを申し訳なさそうに説明する教師の姿もやけに印象に残っている。逆にわが家は小学生のうちは勉強のことを娘にうるさく言うつもりはなかったので、勉強に遅れがちになると先生から連絡が来る。が、しかし、わたしは何もさせなかった。そのことで40分も担任と話をしなければならなかったほど、教師にとっては全部の子が等しく理解するということが大切なこと。あまりのうざさに驚いた。

そんなことを考えながら、今の校長先生は保護者にも評判が良いことを思い出す。小さい小学校であるがゆえ、昔だったら用務員さんがするはずの雑務を校長がやっている。あまりにも腰が低いので、摩擦にもならない。その代わり、教頭先生が女性で、かなりきつい。このため、子どもたちからは評判が悪い。

さてさて・・・
学生が一番気楽かも。
やっと卒業・・・・と思ったら、水疱瘡、か。まあ、考えようによっては気楽かも。娘はかわいそうだけど、親は気楽。この前のことがあって以来、静かに瘡蓋が剥がれるのを待つ気分。

投稿者 Blue Wind : 03:12 PM | コメント (0) | トラックバック

March 15, 2006

女性週刊誌考

女性週刊誌というのを初めて買ってしまった。理由は簡単で、ブログ仲間のぐるぐるさんが20年ぶりくらいで作品発表(マンガ)するから。原作者がいて、毎週連載。

最初は、一体どんな作品だろうと思ってくらくらしていた。女性週刊誌のマンガというのはわたしが子どもの頃に読んだ漫画家の作品が多い。しかも、内容が過激で、美容院で美容師さんが男だとうっかり読んでいられないなーと思うほど。だから、目の前に女性週刊誌が積まれたら、マンガは飛ばすことにしている。

が、しかし、ぐるぐるさんのマンガはほんわかしていて、登場人物のイラストもブログで拝見していたせいか、いかにもぐるぐるさんっぽく癒し系のマンガ。

ストーリーは知らないが、登場人物が当たらない占い師と閉店間際の喫茶店のマスター親子。そしてこれから登場するであろう謎の人物を予感させる展開。唯一わかっているのは、メイドカフェならぬ執事カフェの誕生?(こらっ、ネタをばらすな)

***

・・・・・いや〜、でも買うときちょっと恥ずかしかった。レジのまつげの長い女の子がレジを打つときわたしの顔を見る。

何となく最初に籠に入れて、何の雑誌かわからないように裏返しに手前に置き、レジの人に、「おや?」という具合で怪訝そうな顔をされ、田舎っていやだなーと思いつつ買った。週刊誌というのは駅の売店や夜中のコンビニで、いかにもひまつぶしという感じで買わないと変に思われるのかもしれない。

そのマンガのすぐ後に、島田荘司さんの小説があったので一瞬感動したけど、数ページを読んだのではまるで内容がわからない。タレントの記事が多いけど、ほとんど顔も名前も知らない人ばかり。(わたしは宇宙人か?)

唯一まじめに読んだ記事は、子どもをフィギュア選手に育てるためにどれくらいお金がかかるか、という記事。初心者の教室は普通の習い事と同じくらいだけど、選手コースだと年間最低300万円はかかる計算。しかも、トップスケーターになるとコーチ代だけでも年間1千万とか2千万とか?(その前にスケート場がないことに気づいたが・・・うちの周辺)

まったく関係ないが、娘が近頃ピアノが上達しているので驚く。幼稚園から始めて、娘がレッスンを嫌がるので小学校に入ったら辞めさせてしまった。こんなことなら嫌がっても続けさせたほうがよかっただろうか。・・・・・・なんてね、記事を読みながら考えてしまった。おそらくは、髪の毛をカットしてもらいながらそういう話の続きをするのだなーと、このところカットをサボっていることに気が付いた。

***

*「執事カフェはジョーダンですから〜〜(笑)」・・・・だそうです。(汗

投稿者 Blue Wind : 09:51 PM | コメント (0) | トラックバック

テーマが多すぎるのかも

すっかり風邪をひいてしまい、ティッシュが手放せない。いきなり花粉症ではないかと言われたが、喉が痛くて声が出なかったので、やはり風邪だろう。それ以外の症状は花粉症と同じ・・・ってことは、花粉症の人たちって案外苦しいのだと思った。せきはあまり出ない。

いつも家にいるくせに、風邪で外出ができないとなると、やたらとひまをもてあまし、ずっと桃鉄(桃太郎電鉄)をやってた。プレステでやる桃鉄は初めて。ビデオが壊れてしまったが、プレステがあるので買い換える予定はない。DVDでも借りてこようかと思ったけど、案外しんどいのでやめた。

***

ウェブ日記というのは、普通の日記とは違うのだろうか?

今、主婦用に、家計簿とスケジュール表が合体したタイプの家計簿が人気らしい。わが家はカレンダーに用事を書いているのだけど、何日に何があるのか書いておかないと案外忘れてしまうささやかな用事も多いし、家族の予定を把握しておかないとこれまたすぐに忘れてしまう。

そのほかにもごみの収集日も毎日チェックするくらいじゃないと燃やせるごみの日以外は覚えていない。

が、しかし、そういう日常的な出来事を日記には書かない。
が、しかし、その日の出来事などというものをチェックすれば、大抵はそういうささやかな日常で埋もれてしまうだけだし、少し違うことがあるとすれば卒業式や入学式、次回のテンちゃんの予防接種の日くらいのもので、この季節に同窓会が2つあり、そういうことをウェブに書けば、どちらに行ってどちらに行かなかったかばれるのも困る、とか。

どっちにしろ今の症状を抱えていてはとてもじゃないがスーパーへ行くだけでも精一杯のありさま。

日記は続かないけど、ブログは続く、というのはどういうことなのだろう?
少なくてもわたしの場合、行動の記録というものは日記にはならないし、そんなのは手帳やカレンダーに忘れないように書いておけばいいだけだ。スケジュールが終わって要らなくなった情報は捨てる。

近頃、テーマをクリックしてくださる人が増えたんです。
もしかすると要らない記事が多いということの裏返しみたいなものなのかと、ちょっと考えたりして・・・
世の中、忙しい人たちが多いからね。

投稿者 Blue Wind : 12:55 AM | コメント (0) | トラックバック

March 13, 2006

【今日の短歌】 生き残りゃ反戦チップまきあげて死ぬさ死ぬさと年金を待ち

もうあんた金がないから戦地いき死んでくれたら祭ってあげる。
いじわるく考えてみて退廃はことばたくみに死へと誘い
生き残りゃ反戦チップまきあげて死ぬさ死ぬさと年金を待ち
戦争になるなら金を返しましょう。戦車は個室、4人の小部屋。
潜水艦また自殺かと海の中死体とともに任務の水底
テレビ観てパブの親父は盛り上がり敵を殺せとベースボールか
戦争の実況をみる茶の間ではおやつほおばりチャンネルかえる
戦争にめっぽうつよいアメリカもハリケーンには水と喧嘩し
都心にぞ閉じ込められて地震には虹の欠片の散らばりし空

たちあがる水仙の葉のあおあおと芝のりこえて陽をあおぎみし
こきざみに水仙の葉がふるえれば突如笑いだす女子の群れ風

前転と着地を決めるこいぬには猫のあやしい鳴き声がする
さっきから地震がきたと耳すます音の深さはわが椅子のした

投稿者 Blue Wind : 01:32 PM | コメント (0) | トラックバック

アシジの宿屋

本当に昨今の風潮を考えると、憲法を改正して、防衛庁の職員をまとめて前線に送ってやりたくなる気持ちも理解できる。ミサイルが発射されても気が付かない、談合、汚職、天下り、その他諸々改革の最中、税金の無駄遣いと言われても無理はないような気になってしまうし・・・

ちなみに知り合いの女性自衛官たちはまとめて転職。海外への派兵が決まったときに辞めた。もともと職業訓練がしっかりしているし、民間の人たちより体力もあるし、そういう点で再就職先も見つかりやすいそう。まあ、これが男性なら、それこそドロップアウトしたら人間失格扱いされかねない。その点、女性は気楽なのだろうか。

公務員の街に住んでいるせいか、あるいはスーパーすらない時代から国家公務員という理由だけでやってきた人たちが多いせいか、今回、都心の官舎の売却に際し、まさか公務員から不服申し立てがあるなんて想像もしていなかった。理由は、夜遅くまで働いているのに遠くには住めない、というのが言い分らしい。おそらくは民間だったら考えられないようなことを平気で言うところも公務員的なのかも。まあ、基本的に9時5時の世界だから、残業がきついというのも変な話だし、普通の公務員だったら、書類の途中で文が切れてもその翌日に続きを書いても気にしないタイプが多い。

それにしても改革ラッシュ。

若者は正直で、このところ防衛大学校に1次で合格しても2次は辞退してしまうそう。一般の国立大学の競争率が軒並み下がったことも関係しているのかもしれないし、親の立場にしてみたらさすがにいやだよね。給料貰いながら学生やれるというのが魅力だったが、近頃ではお金を払ってでも辞めてしまう。

医学部の学生も少子化の影響で、産科と小児科への希望が極端に減っている。なんてわかりやすい世の中なんだろう。で、今度から僻地と救命救急と産科と地域医療というのを無理やりやるような仕組みになってしまう。

JALだって倒産しそうだと言うし、それならJALのかわりにANAに国際線のフライトを一手に引き受けてほしくなる。

中学の教科書を貰ってきた。昔と比べると主要教科の教科書は薄くなり、そのかわりに技術・家庭・音楽・器楽・保健体育の教科書があまりにも充実しているので驚いた。英語の授業も公立では週に3時間だけ。ちなみに私立では8時間くらい組んでいるのでは。

***

どこでこんなに歯車が狂ってしまったのだろうか。

まあ、いいや。
なんとなくアシジの宿屋にパパさまの写真が飾ってあったのを何となく思い出した。イタリアの田舎なんてものはイタリア語以外は通じない。英語もフランス語も話さない。フライドポテトを頼むのに通訳が要るようなところだもの。うちのダンナみたいに、日本にきたら日本語話せ、というタイプだと、イタリア語以外が通じないイタリアのおじさんに変に共感していたのを思い出す。そういうものなんだろうな。

公立は大変。ゆとり教育がやばいと思ってもすぐには改正できない。私立なら学校ごとにカリキュラムがつくれる。

イタリアでさえ皇帝派と教皇派が年中すったもんだしてきたわけだし、それを考えるとそういうことはあってしかるべき。日本人としては自衛隊を前線に送れ、と言いたくなるような昨今、そういうサタンのささやきを止めてくれるのがアシジの宿屋のヨハネ・パウロ2世。

まあ・・・
娘の教育を国に任せてはおけない。
ってことか。
なんせ、国があんな風。

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March 11, 2006

自己憐憫は最大の癒し

聖書は、マカバイの書下を読み終わり、ヨブの書の途中。

以前、ヨブ記を読んだときには、「こっのー、サタンめ!」って思ったんだけど、今回はちょっと違う。おそらくは通読しているからだと思う。サタンの悪より、ヨブを慰めに来てくれた3人の友人の石頭に腹が立つ。

悪気はないのである。ただ、この頃の考え方としては、さまざまな不幸の原因は罪を犯したからだと断定されてしまう。彼らはヨブの変わり果てた姿から、ヨブが隠れて罪を犯していたのだと思い込む。そして、罪を改めよとヨブに勧める。

ヨブが、恵まれた生活からいきなり家族や財産を失い、名誉も失い、子どもたちも亡くし、酷い皮膚病に冒され、それが自らの罪ではないことはヨブ記の読者たちは知っている。ヨブが神に信頼を置いているのは、神の恵みによるものであり、それが失われればヨブといえども神をのろうのではないか、とサタンが神に問う。そして、サタンはヨブから命以外のすべてをとりあげ、あらゆる不幸を送る。その結果、友でさえ彼が神に罪を犯したと決め付ける。

罪のない人はいないとは言うものの、まったく理不尽なことは多い。ヨブの言うとおり、信仰心のない人たちが健康にも財産にも家族にも恵まれた一生を過ごすこともめずらしくない。それでいて、ヨブのように信仰心が篤い人たちがとても酷い目に遭うこともめずらしくない。

旧約聖書の歴史書の部分は、信仰が彼らを救う。神から離れればとても厳しい罰が神から降る。それくらいシンプル。

わたしは現代人なので、どちらかといえば不幸に遭遇したときのほうが信仰心が篤くなる。特に、自己憐憫に浸っているときなどは一層神さまが近くなる。だから、ヨブがこの不幸な境遇のときでさえ、神さまとだけお話している気持ちが何となく理解できる。だって誰に言っても無駄だもの。誰に言っても無駄だから、ヨブは神さまとだけ向かい合っていたのだな・・と思うと、信仰なんてしょせんそういうものではないかと思えてくる。

ふとわれにかえると、わたしはあまり不幸ではないみたいだけど、いつも不幸に喘いでいるかのように自己憐憫に浸ることは、もしかするとわたしにとっては最大の癒しの時間なのかも。

投稿者 Blue Wind : 05:31 PM | コメント (0) | トラックバック

【今日の短歌】 体育館、映画館ではないのだと寒さのなかに子の世界あり

サンダルがサクサク鳴らす芝のうえしばし歩いて陽だまりの木木
人ごみに紛れて風邪をまき散らし日影の春は震えるばかり
体育館、映画館ではないのだと寒さのなかに子の世界あり
泥団子つくって遊ぶ吾子の昼、算数テスト、教室の朝。

投稿者 Blue Wind : 04:44 PM | コメント (0) | トラックバック

「新型C70キャッチコピー」

『風に乗りたい』

見た瞬間に浮んだ言葉。

本当はミニカーではなく、本物がほしい。
近頃、うちの近所ではボルボが流行っている気がする。
なんでだろう・・・
車検が10年を過ぎても2年もらえるようになったので、しばし買い替えを諦め、次回を狙うか・・・悩む。(こらっ、スーパーに行くだけだろ・・・>あたし)

投稿者 Blue Wind : 04:01 PM | コメント (0) | トラックバック

男子校みたい

体育館の中は寒かった。昨日からどうも風邪気味で、身震いがするほど寒い。それでいて外は暖かく、しばらくこのギャップに苦しみそう。

それにしても、男子校の説明会のようだった。
体育の授業にラグビーを導入すると聞いた日にはますますそうやって思ってしまう。鞄や靴の受け取りの際、女子の列のほうが空いていたので、もしかすると本当に男子のほうが多いのかもしれない。

学校の教育方針はシンプル。将来、社会に貢献できる人、リーダーを育てたいと言う。リーダーとは自己犠牲の上に立脚するものであり、自己犠牲なくして真のリーダーは育たない。

厳しい学習ノルマ。ちなみに英単語と漢字にもノルマがあり、暗記していないと放校(退学)。
電気製品の持込禁止。当然、ケータイを持っていたら放校・・・(これはさすがにすごすぎる)
そのほか、服装、挨拶。
家庭でも、自室でのパソコンやテレビの使用禁止、友人同士の外出・外泊の規制等の指導。

寒い体育館の中で、1時間くらいそういう話を聞いていた。
おまけに、教科書、靴・鞄、体操着等の袋を持たされ、それが娘と2人で持つにはいささか重い。

***

不思議なことに・・・
この時代錯誤的な厳しい学校は、年々志望者が増加し、とうとう今年は例年よりも1クラス増えた。卒業するまでには1クラスくらい減っている可能性は高いが・・・しかも、特に親が入れようと思っているわけではなく、案外、子どものほうが入学を希望しているケースも多い。うちなんて、典型的にそのパターンだし・・・

茶髪でケータイ、ミニスカートの高校生なんて・・・
それで自室でパソコン、テレビ、ケータイ。
ついでに、外泊。
おまけに高校生くらいでコンビニでバイトして時給1000円を稼ぐ味を覚えると、着実にニートやフリーターへの道を歩くようになるらしい。
で、今度は経済至上主義に走り、勝ち組だの負け組だの、となる。

たしかにそんなふうになったら困るけど、荷物は重かったし、体育館は寒かった。
娘に文句を言うと、お母さんが通うわけじゃないでしょ、と言われた。

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March 10, 2006

母と7人の兄弟

マカバイの書下の途中。
殉教した7人の兄弟と母の話。
・・・・・・書き方とか読み方にもよるのかもしれないけど、わたしにはどうもこの話の狂信性にはついていけない。

多くのユダヤ人が迫害され、殺されていた時代。この親子たちが死んだ理由は、律法で禁じられている不浄な食べ物(豚肉)を食べろという王の命令に従わなかったこと。それにより、王の目の前で、母の目の前で、ひとりひとり拷問に合い、残忍な殺され方をする。

6人の息子たちが次々と殺され、最後の末の息子の番が来た時、王が母に、豚肉さえ食べれば息子の命を助けて、王の友人として厚く遇すると約束するから息子を説得するように言う。その時母は王にはやってみると言いながら、実際には王のわからない言葉(アラマイ語やヘブライ語?)で息子に神を信じて死ぬように語る。

その後、イエス・キリストの出現により、多くの人たちは豚肉を食べないからという理由で殺害されることはなくなった。

それでいて、後世になっても殉教の話は多い。
日本でも踏み絵とか?
屁理屈で語ってしまえば、もともと偶像崇拝は禁じられているわけで、踏み絵は物理的には単なる絵にすぎない。ソロモンの神殿ですら人間の造ったものにすぎないと語る神にとって絵に描いた神を神とすればそちらのほうが罪ではないかと。

それでも神の権威以外の権威を認めない姿勢は、結局、多くの敵をつくり、多くの兄弟をつくり、それが今日まで続いているのだろう。

***

香田証生さんを殺害した犯人が捕まった。
あの残酷な犯人たちの言い分は、「たくさんのイラクの人たちが外国人によってあのように殺されているのに、ニュースになるのは外国人が殺されたときだけだ」ということ。

もう、そういうニュースは聞きたくない。
ひとりも犠牲を出さず、自衛隊が無事に帰国することを祈る。

(エゼキエル書 7.25-27)

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自殺防止キャンペーン??

このオレンジバンドは何だろうと思ってクリックしたら、『自殺防止キャンペーン』 だった。

さすがにこの年になると、たいてい知り合いの何人かが自殺しているし、そのほかにも飛び降り自殺やら農薬を飲んだとか、その手のことにも驚かなくなってしまっている。逆に考えれば、あまりにも自殺が多いからなんだということに気づく。

G8の中ではロシアに次いで第2位の自殺率が日本。世界でも1位から9位までの旧ソ連の連邦国で占められ、10位が日本。

自殺の動機のうち、病気を苦にしてとか経済的な理由や家族との不和というのはわかりやすい。ところが6割以上の自殺者が理由がわからないことが多い。どうやって考えても自殺するような理由もないのに死んでしまう。

しかも、自殺者の多くは男性。3分の1は60歳以上の高齢者。若年層も多い。あるいは、自衛官とかね・・・

自殺が多いのは、4月・5月。そして、月曜日。
土曜日や休みの日には減るらしい。

孤独と絶望の中で、何かが始まる、というのは不安を一層煽るのかもしれない。

でも、ロシアは何となくわかるのだけど、日本がその次ぎというのはなんともはや。しかも、2000年1月1日土曜日を筆頭にこの5年で確実に自殺者が増加している。しかも、その7割が誰にも相談しないで死ぬ。

まさかね・・・
と思いながら、あれこれ考える。

わたし的には知らない自殺者のことより、テンの予防接種のほうが遥かに心配。子犬の3匹に1匹が死んでしまう。テンはひとりっこだから・・・無事に育ってほしい。

冷たい。

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【今日の短歌】 ゆっくりと罠にはまっていくような春と冬との曲がり角ゆく

小鳥の巣ざくろの枝にまるまってひな孵るころはおひっこしかな
野良犬がかわいそうだと思っても公園散歩肥えたるしっぽ
トレリスを掻い潜りゆく無邪気犬のんきなところわが家の気質

ミサイルを買ってくれよと飛ばしたる隣の国に海もの哀し
東郷を元帥と呼ぶ原宿の散歩のテレビなにげなく聴く
ゆっくりと罠にはまっていくような春と冬との曲がり角ゆく

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March 09, 2006

ぼーっとして、ビシッとして、ぼーっとする

娘の中学の制服が届いた。まだ新しいせいか、想像していたより品物がよく見える。娘にもよく似合い、例のショートカットも顔が小さく見えてそれなりにスーツによく似合う。

まあ、入ってしまって毎日着用するようになると、それなりに、なってしまうのだろうと思いつつ、しつけのかかった制服はかっこいい。

あと2週間くらいで卒業式。わたしのほうが何を着て行こうか迷う。
まあ、どうせ刺身のつまみたいなものだから・・・なんでもいいか。

***

朝から土地を見に行く。
案外、場所もいい。
それでいて、大通りに面しているためにクルマの出入りが怖い。申請すれば信号機が設置できるかな。わからんが。

すっかり他力本願になってしまい、近頃わたしは何もしない。何もしないにもかかわらず、案外、あちこちから連絡が入る。要するに、情報社会だから、そういう情報が出回れば自然と連絡が入る仕組みなのかも。

職員も口コミで集まりそう・・・それでいて、そんなに給料を支払っていける目処は何もない。世の中、案外、転職を希望している人たちが多いことを知る。

***

昨日、娘と話しながら、もう大学受験の話。
娘の夢は相変わらず東京芸大を出て、美術教師になること。
私立の美大へ行くのなら、美大へ行っても意味がないのではないかと思ったけど、それは偏見なんだろうか。それなら国立の医学部が1倍を切っている時代なので、医者にでもなったほうが。(だんだん、ダンナに言うことが近くなってくる・・・いかんなー)

ぼーっとして、ビシッとして、聖書でも読んで、和歌。

***

それにしても親切だよね・・・
マリがどうしても脱走するのだけれど、この前、犬の散歩中だった人が教えてくれて、今日また想像よりも家から離れたところをウロチョロしているマリを家までその人が連れてきてくれた。

やっぱ、引っ越せない。
こうやってぼーっと過ごせるのも、そうやって親切な人たちがいるおかげだもの。
首輪もしていない犬を連れてきてくれる人がいるところ!
それにしても、まりっぺには泣かされる。

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2000年以上昔から同じことばかり

マカバイの書上を読み終えた。

最初のうちは聖戦だったのが、次第に単なる軍事国家の設立となっていった過程がよくわかる。イスラエルの主張はいつも同じだし・・・2000年以上時間が経過しても不思議なくらい同じ。バビロンの捕囚以来国家が滅亡し、散り散りになったユダヤ人たちのための国家の樹立。そして、それは神との契約の地である、ということ。

でも、さすがに後半部は、大祭司というのがいわば軍の司令官であり、軍事同盟というのがいかにいい加減なもので、ユダヤ人でも敵方につく者も多いし、そしてその人たちが敵方の司令官や大祭司に任命されたり・・・しかもこの頃になるとしかるべく預言者も出現しない。

マカバイの書上には出てこないけど、やがてはローマによりパレスチナは制圧されてしまう。

それにしても安易だよね、このところの憲法改正論者たちは。いいよ、別に、改正したって。が、しかし、いざ↑こんな状況になったら軍事同盟なんて何の役にも立たないし、法律ですら次から次へと改正せざるを得なくなる。議論の余地があるところがハナなんでしょうか。

しかも、日本に対する悪感情はますます高くなるでしょうし、それによりアジアへの経済進出もあっさり覆される可能性も高くなる。簡単に日本の企業が追い出される可能性も高い。そこをアメリカと一緒になって武力によって・・・というのはどうも過去の教訓が少しも生かされていないし、逆にアジアのみならずヨーロッパからのバッシングも充分ありうる。で、フランスは中国にせっせと武器を輸出するとか?

今だって増税を懸念しているというのに、一度バランスが崩れ始めたらにっちもさっちも。
まあ、そんな時代が仮に数十年後にやってくるとして、それまでわたしが生きているかどうかもわからない。それでいて700兆円以上の借金の上に、さらなる悪の芽を残すというのは情けないですね。

***

ちなみに、バルバロ訳聖書の827ページに誤植を発見。「マカバイの書上」と記すべきところが、「マカバイの書」となっている。講談社に知らせるべきだろうか・・・悩む。

(エレミヤ書 21.1-10)

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March 08, 2006

【今日の短歌】 春光り母の浴衣の色あせて驚きつ今長生きを知る

物憂げにやさしい春がつれてくるやさしい光まどろみの草
春光り母の浴衣の色あせて驚きつ今長生きを知る
スケッチは親にナイショの隠しごと。いぬの絵描いて教室に置く。
店員のかわったカフェはめのまえにメニューを置いてあしばやに去る

イナバウアーやってみせると身をそらせ、「意味知ってるよ」そとまたになる。
梨の枝、空に向かってたちあがり花咲かせるか、双子の木の実。

マカバイは終わってないとグローバルなすすべないと春の光に

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March 07, 2006

今は昔?

エステルの書は、ペルシアで暮らすユダヤ人の話。

エステルは早くに父親を亡くし、父の伯父に育てられた。そして、ユダヤ人であることを隠して、エステルはペルシアの王妃となる。ところが、育ての親でもある父の伯父が、王の高官にひれ伏して挨拶をしなかったという理由でユダヤ人全員が殺されるという陰謀にはまってしまう。

そこが不思議なんだけどね・・・その人が気に食わないというだけの理由で、どうしてユダヤ人すべてが迫害されてしまうのか。

いずれにせよ、エステルのおかげでユダヤ人はその難から逃れる。

***

その次の話は、マカバイの書。これは途中。しかも、共同新訳の聖書には出てこない。この話は、さすがにどこも初めて読む。

まだ、さわりだけしか読んでいないけど、アレキサンドロ大王時代から始まり、その後、アンティオコ4世(エピファネ)の時代には徹底的にユダヤ人が迫害され、ヘレニズムを受け入れないユダヤ人たちは死刑にされた。このため、急進派というか、追っ手を逃れて集まったユダヤ人たちが大軍を相手に仇討ちをしてまわる。その頃には徹底的に神殿は破壊しつくされ、エルサレムの神殿ではゼウスが祭られていたらしい。

マカバイたちの軍団はまるでテロリストのようでもあり、宗教的危機に対しての徹底的な抗戦。聖戦のルーツをここに見る感じ。

改宗するなら死んだほうがまし、という理由で殉教者が相次ぐ。今から2200年くらい昔の話だが、9.11テロやイラク戦争を連想してしまう。実際にはもっと過酷だったのかもしれない。

なんか、こう・・・今に始まったことではないんだな、と中近東の人たちの気質を感じた。

投稿者 Blue Wind : 11:28 PM | コメント (0) | トラックバック

あんぽんたん政府

『軍隊とは政府の犬である』

って誰か言ってなかったっけ?
たいていは、国内世論を無視して、軍隊を派兵するのが政治家だというのに、それに歯止めをかけるものがなかったらどうなるのでしょうか?

率直に言って、わたしは怖いですね・・・

それと同時に、どこの国も他国からの侵略を恐れているわけで、だいたい日本なんて侵略してなんのメリットがあるのだろう?

その点がクリアにならないかぎり、わたしは法改正に踏み切るべきではないと思います。

***

コメントにも書いたんだけど、護憲派がおされ気味なので、記事にもしておこうかと・・・
アジアとの外交を考える上でも、プラスになることはないでしょうし・・・

投稿者 Blue Wind : 12:02 PM | コメント (0) | トラックバック

【今日の短歌】 保健所の犬思いやるエステル記もののあはれの遠のく水仙

水仙の葉のたちあがる小群れらも今日は寒いと寄り添うばかり
少しずつ陽にだまされて風吹けばしだれる葉にぞ新芽の息吹

殺伐と旧約の世をさまよえば今っぽく朝ニュースは流れ
かたくなな明治のころの改革がふきこぼれてる鍋底の下
来年は増税なのか。書き終えて確定申告のりづけしやる。

保健所の犬思いやるエステル記もののあはれの遠のく水仙

投稿者 Blue Wind : 09:40 AM | コメント (0) | トラックバック

March 06, 2006

子どもの才能と親の努力?

検索ってすごいですね・・・
サブ・タイトルに、「荒川静香選手、金メダルおめでとう」と書いただけなのに、荒川静香さん関係の検索でヒットしているとは。

でも、今まではわりに平凡な検索内容だったのが、今日は気になる。
「荒川静香 卑怯」とか、その手の類での来訪者が多い。
そこで調べました。

すると、週刊ポストに『荒川静香は卑怯な女王』という記事が載ったそうなのです。(読んでませんが)
そこでネットではそれ以上検索できないので、関連記事で調べたら、NYタイムズ紙に『荒川静香は卑怯なメダリスト』という記事が載り、どうもその流れで何の関係もないうちのブログに来訪者が。

詳しくはこちらへ⇒ 『アイノメディアドランカ』

ほかの選手の失敗を見て、無難にまとめたから卑怯というNYタイムズの主張はどうも・・・
せめて、冷静な判断と強い精神力、とかさ。

***

その次に多いのが、「荒川静香 父 職業」での検索です。
そこでそちらの記事も検索しました。

詳しくはこちらへ⇒ 『Yahoo!の知恵袋』

ちなみに、娘がスケートをやりたいというので(フィギュアではありません、スケート、です)調べたら、日本国内でスケート場というのがいかに少ないかわかりました。しかも、1レッスン8000円なの?
本人の才能もさることながら、親の努力なしにフィギュアスケートの選手にするのは無理だと気づく。
音楽やスポーツってそういうものなのかな。

投稿者 Blue Wind : 11:42 AM | コメント (0) | トラックバック

ユディト(ユダヤの女)は強い

トビトの書とユディトの書を読みました。

トビトの書はとても文学的で、天使が人間を助けてくれるというストーリー。

心の正しいトビトが盲目になったとき、人々は嘲る。つまり、信仰心が篤く、律法を守り、貧しい人たちにも施しをし、尊敬を受けていたトビトが盲目になったとき、神は何もしてくれないではないかと。そして、トビトは絶望し、神に死を願う。

同じ頃、サラという若い女が神に死を願う。
彼女は7度結婚したが、7人の婿は悪魔に殺されてしまった。そして、彼女も人々の嘲りの的となる。こんなことなら死んだほうがましだという気分になったとしても無理はない。悪魔に愛されているとは・・・

そして、彼らの祈りを聞いていた天使ラファエルが、神さまの命令で彼らを救う。天使は人間の姿になり、トビトの息子のトビアと一緒に旅に出て、トビアとサラを結婚させ、トビトの目を治す。

ユディトの書は、女性の話。ユディトというのはユダヤの女という意味らしい。まるで映画の中の話みたい。このユディトをイメージするとき、エリザベス・テーラーとオードリー・ヘップバーンとどちらのほうが似合うだろう・・・

町が敵に包囲され、水源を奪われてしまう。そして、水が底をついてきた頃、人々は諦め始める。そのとき、若き未亡人(やもめ)のユディトが美しく着飾り、颯爽と敵の陣へ向かう。敵の軍は大軍で、これが男性だったらあっけなく殺されてしまっただろう。降参。

ところが彼女は見事に敵を欺き、敵の大将の首を持ち帰る。
美しく聡明で信仰心に篤く、それでいて勇敢。
ユダヤの女。

一人の女性がユダヤの危機を救った。

このどちらの話にも預言者は出てこない。
特に、ユディトの書では、あのような危機的状況だとこれまでなら、大抵、王が預言者の話を聞いたりするものだけど、この話にはユディトの祈りがあるだけで、彼女の行動はすべて彼女の信仰心によるものである。

トビトの書では、はっきりと天使と悪魔が登場する。

預言者たちを通して語られる神のことばはいつも厳しさに満ちている。それとは逆に沈黙の神は憐れみ深い。

なんで?

それと、ユディトは終生やもめだった。子どももいない。
聖書には書かれていないけど、これだけ戦争続きの世の中だもの・・・夫を亡くした女性は多かったはず。その女性たちの模範的な生き方だと書かれている。やもめのユディトに求婚する男性も多かったけど彼女は断り、亡くなる間際、下女を自由人にし、夫の遺した財産は夫と自分の親戚に半分ずつ分けたそう。

それまでは、子どものいない女はもっとも不幸と言われていたのに・・・

聖書にも世相というのがあるのね・・・おそらく。国が衰退し、武力ではほかの国にはかなわないとなると、強い女性が求められるのだろうか。なんかね・・・もしかすると、今の日本がこういう状況なのはそういうことが原因なのかもしれないと、ちょっと思った。

投稿者 Blue Wind : 04:55 AM | コメント (0) | トラックバック

【今日の短歌】 彼女には年頃までのみちのりが遠くにがにがよこたわっている

彼女には年頃までのみちのりが遠くにがにがよこたわっている
どうやって変わりゆくのか悩みつつ自分という分身ながむ
似合わない髪型をして鏡みて髪を濡らして幼き怒り
イメージをゆっくりつくり破壊しつつとおまわりするせまき箱庭
思春期がそう遠くなくやってきて自分探しの渦のはじまり

投稿者 Blue Wind : 01:21 AM | コメント (0) | トラックバック

あの髪型は似合わん・・・

娘が髪の毛を切ってきた。
ヘン。
本人はおそらくはウルフカットみたいなショートをイメージしていたようだが、実際には幼稚園の頃にしていたような今風ワカメちゃんカットというか・・・
正直に言って、親の目から見ても冴えない。
このため、さっきから髪の毛を濡らして外側にカールをつけようとしたり・・・
気の毒。

が、しかし、中学に行ったら今より校則が厳しくなるし、他人に危害?を加えるようなスタイルではないので、そういう意味ではかまわないのだけど、冴えない。
もともと派手な顔立ちではない上に地味な髪型。
正直、ババくさい。

仕方ないなー、と思う。
気持ちがわかるだけに・・・

***

テンは生後30日を過ぎ、歩けるようになったと思ったらあっという間にパタパタ走っている。
生まれたときは、犬というよりあざらしのような顔で口ばかりが大きかったけど、ようやく子犬らしい顔立ちになり、いつの間にか体重も1キロ近くある。初代マリアが3ヶ月近くても850グラムしかなかったのに、テンはデカイ。母犬が小柄なので、1年もしないうちに追い越しそう。そのくせまだ母乳・・・離乳食もようやく食べるようになったが、乳離れが遅い。

一番の難点は、わたしが抱っこするとオシッコすること。
すま〜した顔して・・・
いかんな・・・なんとかせねば。

***

それにしても、娘のあの髪型はヘンだ。
また伸ばして、再挑戦するかな・・・
ババアになっておのれを知ると、ショートカットが似合わないということに、そのうち娘も気が付くだろう。
それまでの辛抱。

投稿者 Blue Wind : 12:10 AM | コメント (0) | トラックバック

March 04, 2006

70年は長いのよね・・・人間にとっては

エズラの書からネヘミヤの書まで読みました。
正直申し上げて、ネヘミヤの時代の神殿の再建、宗教改革の話にはどこか日本の明治時代の王政復古を思い出さずにはいられなかった。幕末の混乱、そして尊皇攘夷・・・
坂本竜馬はかっこいいと思うけれども・・・・すでにわたしにとっては歴史の人。

ネヘミヤが知事をやっている間は律法を守って暮らしていたはずが、廃墟のエルサレムですもの・・・彼がたった25年間留守にしただけで、元の木阿弥。だから国が滅んだのだと言われても、バビロンの捕囚の時代は70年も続いたわけで、その間すでに異国人同士の結婚は当たり前だったし、それがソロモンの過ちだったと言われても戸惑う世代が多かったのでは・・・

う〜ん・・・・
戦前あるいは戦時中なら大変なことになるかもしれないけど、正直、クリスチャンでなくてもすでに現人神(あらびとがみ)という発想にはついていけないのでは。

偶像崇拝という意味ではないけれども、わたしはもはや雛人形を女の子の理想像としては描けない。それは皇太子殿下がジャージを着て皇居を走っているからではなく、今の女性の生き様にマッチしていないと漠然と思っているくせに、親としてはほかの子たちがお祝いしているのに無視するわけにもいかない、という義理のようなものでわたし自身が飾ってきたからかもしれない。

義理とは何ぞや?

う〜ん・・・・
わからない。

今の時代にはマッチしないとは言うものの・・・やはり義理のようなものを感じざるを得ない。
雛人形だけではなく、わたしが生まれた頃はまだ年寄りが健在だったので、祖母の姉妹という人が初孫の祝いということではいはい人形を贈ってくださったり、母の友人が博多人形を贈ってくださったり、女の子の祝い事には人形というのがめずらしくなかった。
まあ、こんなわたくしでも当時は祝ってくださった方がいた、ということが義理なのかもしれないし、父が買ってくれたセルロイドの人形は髪の毛までぐっちゃぐちゃになっていたが、そういう日本人形の類はガラスケースに入れて縁起物として飾られていた。
つまり・・・
それが日本の伝統であり文化だと言われると弱い。

滅亡した国で、宗教だけが復活するというのはまさしく奇蹟なのかも。律法書が読み上げられると、そのときのイスラエル人たちは皆ウルウルしていたという・・・そして、すでに廃れていた幕屋のまつりなどをやって皆で感動する。

それが、あっというまに忘れ去られるというのが、なんともはや・・・
なんとなく親近感を抱いてしまった。

投稿者 Blue Wind : 04:19 PM | コメント (0) | トラックバック

エンヤの菫草


Enya
Amarantine


知らなかった。
CMソングにまでなっているくらいだから、曲は知っていたがこの曲(『菫草』)が日本語だということに今気が付いた。
芭蕉の俳句にインスパイアされた曲。
もっともこのアルバムにはエルフ語まで混じっているから、彼女あるいは作詞者にとっては日本語も妖精語の一種と思われていたとしても・・・

幻想的なエンヤの作風に、もののあわれや悲しい海、喜びの海、山、風の声・・・
日本のアーティストだと鈴木重子の作風がエンヤと重なる。

美しい曲。

投稿者 Blue Wind : 03:33 PM | コメント (0) | トラックバック

【トラバ返歌】 花に罪なくも

■砂上の国
深理無し砂上の国の日本は迷走の果て自滅するのか
とんこつラーメンさま

■けっこう、きてますな
野の花の野辺うるわしく賑わえばあらくさと呼び憎めと言われ
(しらいし)

投稿者 Blue Wind : 02:17 PM | コメント (0) | トラックバック

【今日の短歌】 ひなまつり義理人形は飾らねど吾子頼もしき花々の節

子の世話をうけてたのしきひな祭り病に臥すも祝いのうちか
ひなまつり義理人形は飾らねど吾子頼もしき花々の節
豪快に飲みたくもない水飲んで細菌退治、聖書は砂漠・・・
降る雨に感謝せよなど言われてもイマジーネーション鬱蒼と雨

ひなまつり走る殿下の姿にぞ皇居の春ものべ咲きやらん

投稿者 Blue Wind : 01:14 AM | コメント (0) | トラックバック

March 03, 2006

母子逆転のひなまつりでした

今日はひなまつり。
そのことはわかっていたが、我が家では2,3年前から飾らなくなっている。理由は、オト・マリが人形に何をするかわからないので、ひたすらブロックあるのみ。犬に説教しても無駄なので、ここは諦める。
もともと娘に対する義理のようなもので飾っていただけだし・・・痛まなければ、孫へ。
しかも、今日は卒業を祝う会があり、ひなまつりどころではない。
しかも、わたしは朝から膀胱炎に苦しみ、おそろしいほどの水を飲んで、薬のせいかやたらと眠くなり、結局、娘が新ジャガの残りとソーセージで夕飯をつくってくれたので、それをつまんでまた薬。
おかげで病気のほうはよくなりました。

明日は子供会の卒業生を送る会があり、娘は朝からボウリング。
来週末は中学の学校説明会。
あっというまに卒業式になりそう。

投稿者 Blue Wind : 11:21 PM | コメント (0) | トラックバック

【今日の短歌】 現象をベクトルとして十字架はこころの表裏ことばを破る

イベントの増える年月お雛様今年も忘れ去年も飾らぬ
2連続平井堅の「歌バカ」が売られておりしコープは味方
へりくつを重ねるために聖書読みしおりは2本、時代を分ける。

少しずつ地球が狭くなってゆき100年前を知らない私

現象をベクトルとして十字架はこころの表裏ことばを破る

投稿者 Blue Wind : 10:57 AM | コメント (0) | トラックバック

広くてわからない

朝から具合が悪い。
でも、エズラの書はとても大切だ。
それでいて、まだ読み終えていない。

バビロンの捕囚の70年後、再びエルサレムへ帰ることを許される。
そのことが大切なのではなく、ペルシャの王の寛大さと、エジプト王を通しての主のご意思。これが神。

***

少し楽になったので続きを・・・(こんな書き方をしても、大した病ではないです・・・)

今回、聖書の通読を始めて、いつも気になっているのが偶像崇拝のこと。歴史の教科書では、像を造るとか造らないとかその程度の違いの認識があるだけだ。でも、そのことの真意とは?

正直、多神教の国に育つと、ほかの宗教に対しても寛大。こういう傾向はペルシャの王にもあったらしい。天の神をイスラエルの神やエジプトの神と同一視しているのか、あるいは多神教であるがゆえに寛大なのかわからないが、バビロンへの捕囚後、ヘブライ人たちに対して寛大であったのは不思議だし、ましてやイザヤの預言どおり70年後にエルサレムの神殿の再建へ向けてのバックアップをしたというのだから驚く。

もちろん政治的配慮もあっただろうし、宗教で寛大であるがゆえに王国は安定する。エルサレムの神殿だけではなく、エジプトの神殿の再建も行っている。

旧約聖書というのは、イスラエルの歴史。従って、イスラエルの歴史に基づき、彼らの歴史的解釈を加えて彼らの立場から書かれている。

イスラエル人が禁じられていたのは偶像崇拝。この偶像崇拝というのがなんとも過激で、自分の子どもをいけにえにしたり、神殿の男娼や私娼。とてもじゃないが、邪悪としか思えない。その昔、宗教観というものが今ほど明らかではない時代、そういう邪教や魔術などが宗教として行われ、それらの像を神と崇めていた。

すべからく、神はこの邪教と民を滅ぼすべくイスラエルの民を導く。ところが、この民はすぐに堕落する。この繰り返し。そして、とうとうバビロンの捕囚。国は滅ぶ。そして、ペルシャの庇護の下、神殿を再建し、律法学者が登場。もう、ずいぶんと時代が経過するうちに、律法までが、あるいは神殿までが封鎖されていたくらいだし、すでにそういうものがあったのだということも知らない時代が来ていた。

エズラの書になると、それまでの書き物とは雰囲気が異なる。

***

マザー・テレサ曰く、神さまはみんなを愛している。

ただ、こう、広すぎてわからない。
時系列的な事象を眺めて、それは一つの歴史なのだけれど、そういった歴史的世界を知らないわたしからすれば、聖書の中の出来事はまるで寓話のようでもある。出来事すべてがまるで何かの喩えのようでもあり、おそらはく今の時代も大きな流れの中の一つにすぎない、という気分になる。

投稿者 Blue Wind : 06:28 AM | コメント (0) | トラックバック

March 02, 2006

【今日の短歌】 ミモザ葉の雨をふふみししだれ黄の花うるわしき白いひねもす

ミモザ葉の雨をふふみししだれ黄の花うるわしき白いひねもす
枯れ草の黄金にならぶ野原には雨の光の見慣れぬ景色

テレビみるクセは直せと新しいCDを聴く、さっぱり気分

投稿者 Blue Wind : 11:48 AM | コメント (0) | トラックバック

ガセネタ切腹?

なんか、気の毒だよね・・・永田議員。あんなつまらんメールに引っかかって切腹とは。メールなんてただでさえ信憑性が薄いのだから、その薄いものをさらにマジックでいたずら書きをするからこんなことになったのだと思う。

矛盾を指摘された時点で、素直に陳謝したらよかったのに。あるいは、ほかに証拠を提出するとか。

それにしても冷たい。
ほかの議員にしたところで、何か証拠のようなものがあるのならそれを提出すればいいのに、参議院を待つという議員もいた。仮にそれがその人の手柄になったとしても手放しで称賛するわけにはいかない。だったらなんであのときに・・・?って思うほうがまともだと思うから。

ホリエモンのときにも思ったけど、あれがヤバイのならヤバイで、あらかじめ警告を発するとか、指導をするとか、ほかにやり方がなかったのかと残念でならない。今回の永田さんの件にしてもそう。もっと世長けた人たちがたくさんいらっしゃるのだから、若い人たちにアドバイスなり後ろ盾なり何かやりようがあるような気がするのだけど、バッシングして終わり。

なんかさあ・・・
たしかに、うちの世代、あるいはそれ以降は、何か考えてそうで何も考えていないようなタイプが多いし、そういう世代が舵取りする時代はさらに気持ち悪い。

イルカでも潮に流される・・・?不吉な予感。

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滅亡を知らぬ国

聖書は、列王の書下から一気に歴代の書上を駆け抜け下に入ったところ。

列王の書下は、バビロンの捕囚までが書かれている。正直、国家が滅亡するという感覚がないため、イスラエルとユダの衰退する様子に面食らっている。国が衰退するにつれ、略奪を回避するためにアッシリアに貢ぎ物を届けたり、異教をそのまま取り入れたり・・・

とにかく壮絶すぎて。70人の王子を殺して敵国に寝返るとか、王が自分の息子や娘をいけにえにしたり、火の中を歩かせたり、飢饉から食人の話まで出て来る。

歴代の書になると、話が整理され、都合の悪い部分はカットされ、記述的内容が主になる。サムエルの書から通読すると、ほとんど同じ内容の反復なのでそのまま一気に読んでしまう。たまに、おや?という部分があるけど、深く考えないことにした。ただ、作者も書かれた年代も違うから、と思うだけで・・・

ただ、イザヤ・ベンダサンが日本を世界の別荘と呼ぶ意味や、アインシュタインが来日したときに、ごく日常的な光景のスナップを撮っていたことを、何となく思い出した。

よくもわるくも、侵略という意味では日本はあまり値打ちがない気がする。せいぜいアメリカくらい? 要するに、資源があるわけでもないし、国土の7割は山だし、地震や台風はやってくるし、夏は暑く冬は寒くこんなに不経済な国はない。秋葉原を略奪しても、機械は壊れたら終わり。雨に濡れたら故障する。まだ使えるような自動車やパソコンも捨てられてしまうし、食文化も違うし、日本人だから日本に住んでいられるような気がするほど手間ひまのかかる国。

それがいいのかもしれないな・・・

投稿者 Blue Wind : 01:00 AM | コメント (0) | トラックバック

March 01, 2006

甘いクリームチーズとモカ・シダモ

いかんなー、このところ一日中眠い。時差ぼけみたい。
原因はオリンピックだろうか・・・
夜更かしと昼寝が日課になってしまうと、それはそれなりに規則正しい生活。ところが単なる夜更かしならいいけど、つい徹夜しちゃうんだよね・・・そうなると、あかん。朝も眠い、昼も眠い、夕方も眠い、そして夜になるとだるだるながらも目が覚める。

朝からトースターの電気コードに引っかかり、そのままコンセントを元に戻したらトーストが焦げてしまったため、フランスパンを齧る。スーパーでデンマーク産のクリームチーズを買ったら、チーズケーキみたいで、つい、はまってしまっている。フルーツの絵柄とチーズというのがどうも抵抗があり、今まで買ったことがなかったのだけど、食べてみたらクセになる。

ついでに今、『モカ シダモ』というエチオピアのコーヒー豆にはまっていて、ジューシーなコーヒー。コーヒーというのが実は果実だということを思い出す。スーパーがやっているフェア・トレード商品。産地指定のため品切れになったら別のものになってしまうのだろうか。

投稿者 Blue Wind : 11:08 PM | コメント (0) | トラックバック

【今日の短歌】 今は朝、今は昼かと学生街、夕暮れ待てば車列なす

肛門科わくらばもなき駐車場代がわりして外科になるやも
透明度、春の雨にはありません。フロントガラス、埃と霜と。
階段と新聞紙の積み上がる高さくらべの月末迎え

平日に卒業式があるなんて刺身のつまの着飾りしごと
今は朝、今は昼かと学生街、夕暮れ待てば車列なす
雨なのか、おしっこなのかとテン抱けば、ジーンズの裾やけに冷たい。
埴輪より無愛想かも学校へ連なる傘の下にいる子は

投稿者 Blue Wind : 11:28 AM | コメント (0) | トラックバック

題詠100首blog 投歌

001:風
風はもうわたしのことを忘れたかぬくもりの雨しとしと落ちる
002:指
春めいて薄明かりさす水曜日。それでも指は凍った時計。
003:手紙
お手紙は吾子のものです。ともだちに切手を貼ってえんぴつ宛名
004:キッチン
乱雑なキッチン道具片付けてあぶら残り香捨てたいが、冬

投稿者 Blue Wind : 11:26 AM | コメント (0) | トラックバック