March 19, 2006

水疱瘡

まいったな、娘が水疱瘡。
一昨日の晩あたりから熱っぽく、ずっと食欲がない。昨日は観たいテレビも観ないで寝てしまった。よほど具合が悪いのだろう。

最初はわたしの風邪が移ったのかもしれないと思った。ところが、今朝遅く起きてきた娘の顔を見たら、おでこがにきびだらけ。何か変だと思って観察したら、おでこだけではなく、手から足から首から、背中を見たら水痘があり、完璧に水疱瘡。

よりによって今の時期に感染していたら、卒業式には出られない。娘の話だと先週友達が感染して学校を休んでいたという。ということは、もしかするとほかにも感染して卒業式に出席できない子もいそう。

まいったな・・・

そんなことを言いながら、しっかり2夜続けて『女王の教室』の続編を観てしまった。かなり極端だけど、雰囲気が今の学校を上手に表現しているなーと感心してしまう。先生の態度によって子どもたちの授業中の様子が違うのもさりげなく表現されているし、親からみて好ましい教師と好ましくない教師の姿がそこにはある。

ああやって観察すると、学校という世界の出来事はまるで親の知らないことだらけで、母親たちもうざったく描かれてはいるが、もし学校でわが子が同じ立場だったら当然親ならするであろうということをしているだけ。

学校も慣れているから、学校で何かあれば子どもから親に知らされる前に担任から連絡が来る。あまりにも神経質すぎるのではないかと感じるくらいだ。それでいて親のほうから担任に言っても、てきとーに話を逸らされてしまう。

娘が入学したときの校長は全面対決型の先生だったので、初めてのPTA総会は面食らってしまった。水道の赤錆が気になって学校の水が飲めない子がいて、水道管の工事をするように市の予算まで決まっていたのに校長が潰したから大変だった。

わたし的には、どうしても飲めないと本人が言うものを無理やり飲ますのはよくないと思った。それならせめて水筒を持っていけるようにするとか、気配りがあっても然り。ところが、その手のことは甘やかしだとか、これまで学校の水で問題が発生したことはないことを理由に校長が突っぱねる。まあ、中には校長に味方する保護者もいたけど、ほとんどは怒っていたと思う。

このため、浄水器を取り付けたり、夏の間だけ水筒を持っていけるようにする等、間に入った先生たちが相談して決めたそう。で、校長は工事を撤回して、他校へ転勤してしまった。

それと、ゆとり教育で、教科書がますます薄ぺらになり、そのことを申し訳なさそうに説明する教師の姿もやけに印象に残っている。逆にわが家は小学生のうちは勉強のことを娘にうるさく言うつもりはなかったので、勉強に遅れがちになると先生から連絡が来る。が、しかし、わたしは何もさせなかった。そのことで40分も担任と話をしなければならなかったほど、教師にとっては全部の子が等しく理解するということが大切なこと。あまりのうざさに驚いた。

そんなことを考えながら、今の校長先生は保護者にも評判が良いことを思い出す。小さい小学校であるがゆえ、昔だったら用務員さんがするはずの雑務を校長がやっている。あまりにも腰が低いので、摩擦にもならない。その代わり、教頭先生が女性で、かなりきつい。このため、子どもたちからは評判が悪い。

さてさて・・・
学生が一番気楽かも。
やっと卒業・・・・と思ったら、水疱瘡、か。まあ、考えようによっては気楽かも。娘はかわいそうだけど、親は気楽。この前のことがあって以来、静かに瘡蓋が剥がれるのを待つ気分。

投稿者 Blue Wind : March 19, 2006 03:12 PM | トラックバック
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