April 29, 2004

いのちある木々も花も揺らるるもいのちなきもの頑固にぞ立つ

初めから終わりまであるというのなら地球というわれらの星か
裁きの日座したる神は太陽のまばゆき光地球に刺す
神の愛あれにこれにと与われてまばゆき光だれにぞかえさん
地球儀をぼんやりながむ暑き日は終わりて嵐吹きすさぶ春
いのちある木々も花も揺らるるもいのちなきもの頑固にぞ立つ
空気とは幾重にもいる人の息人一人いて空気は変わる
いつくしみて咲く花の息気づかぬも風に揺られていづこへゆかむ
人の子は地球より生まれいづ聖霊のごと木々うるわしめ

教会で賛美歌歌う下の席遠慮がちにも周り気にして
笑い声高らか響く廊下には話し声さえ和音となりし
子ども時代礼拝行ったおじさんは恥ずかしげにも隠し通せり

箴言 20. 1-30

わが力誇示しなければ歌なんてあっけらかんと流れゆくなり
藤の花狂えるように揺れていた大風の中先を急げり
歌だからダメなのかもと思いつつその思いすら高みにありき
タンポポの綿毛に変わる嵐の日わた帽子のままなぜか揺れてる
反戦もイラク派兵も諍いを好まないゆえ行われてる
靄の中真実さえもくもり風黒い雲雲先を急ぐ日
皮肉にも嵐の日には風の中歌は舞い出づ珈琲倶楽部
カタコトとけたたましくも風の音消えてゆくなり人の声して

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April 27, 2004

紅の沈む夕陽は輝ける水平線の向こうに昇る

ちっぽけな花を咲かそうわが庭に手入れ悪くも春の花咲く
くもりゆく本音の中でオトくんが正直すぎてどこか悲しい
おとなしい吾子はのほほん微笑んで噛まれた友をなぐさめている
姉弟のように並んでソファには子と子犬が寝転んでいる
親からはもはや見えない子らのこと学校という世界は未熟
憐れみはささやかなるが麗しく野に咲く花は雨を待ちたる
命がけイラク行きたる人々を非難するのは年寄り多く

コリントの信徒への手紙 6. 1-11 信仰のない人々に訴え出てはならない

じわじわと御霊が腐って行きそうな墓場の近い人生を思う
精一杯やっているよななさそうな中間地点通過地点か
諦めよう。若くもないし墓場には時間がありそなヒマな主婦なり
くもりぞら空には青く透きとおる世界もあるがくぐもる窓よ

若き日は若さが疎く儚くて背伸びしたるもまた叩かれて
老いたれば若さが疎く追いもとむ儚くもまた陽は沈みゆく
アフリカの大地のジャケット天空は一面の紅にじませており
紅の沈む夕陽は輝ける水平線の向こうに昇る

箴言 16.19-21

復活は波の向こうに落ち昇る夕陽のようなとまどいのなか
あの人はわたしが消えたと言うけれど吾子を連れたる平凡な日々
突然に籤に負けたる転勤は出産ととも震災ととも
東京は退廃の中しづもれてかつての匂い薄れゆくなり
のんびりと子育てのなか偶然はなつかしき友呼び寄せるなり

ネヘミヤ記 13. 1-3

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April 26, 2004

老人のあつまりたるや政治かなわかりやすくて敷島の井戸

老人のあつまりたるや政治かなわかりやすくて敷島の井戸
紛争を嫌いながらも紛争の好きな友だちおもしろかりし
まほちゃんはすぐ泣くからと言われては帰ってくれとドアを閉したる
オトくんは噛んで吠えいる吾子の友わるい子オトに悩まされつつ

娘の躾よりも犬の躾のほうが遥かに大変。

マタイによる福音書 16. 21-28 イエス、死と復活を予告する

閉したるもまた簡単に復活すまぼろし歌人引越しただけ
歌会には消えてしまったあの人もアララギの声塔につたえり
歌会にはかったるいけどサイトなら毎日更新生きております
かの昔なにがあったか知らんけど気ままな時代風は吹きたる

アモス書 5. 4-15 わたしを求めて生きよ

ちなみに、まほがすぐ泣くからと言われて、ドアを閉めたのはわたしのほうなんです。娘のほうはすぐに忘れて別の友達と遊んでいました。そういうものなのよね・・・

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April 25, 2004

みこころの風は吹く吹くあの空は気まぐれなまま夕暮れている

詩篇 71. 4-8

子のために生きろと言われわが道を閉ざされゆくも子も旅立ちぬ
腹立ちも今に思えば腹立たしわかっちゃいるがなお腹立たし
子を持って親のエゴ知るゆくすえの囲まるる人なお母ばかりかな
旅立ちぬわがゆくすえもみこころのなすがゆくえの雲は流るる
ちっぽけに生きればプール溺れたり浜辺の砂はわれをなぐさむ
母親のグチにまみれる公園でのたりのたりと過ごす日むなし
母親は生きるもむなし愛もまた生きるもむなし子は旅立ちぬ
母として生きるもむなし子もむなし生きた証しはなお旅立ちぬ
諦めよう。みこころのまま風は吹く。われもまたすぐ旅立ちぬ、空。

苛立ちぬ若き母らの悲鳴かな陸の孤島とエゴに囲まれ
救いの手あるもむなしき労働の吾子かわいし救いもうざく

申命記 33. 24-25

子のために生きるをエゴと言われてはわがため生きるさらにむなしき
みことばを写すもエゴと言われては献金してもなおくもりゆく
感謝しろ感謝しないと言われては感謝の気持ち儚くも消え
わがために生きるもむなし大地には真水のような純水さがす
スーパーに置かれた純水21機械にたよる今の真水か
ジーザス・マイ・ラブ彼氏なの飛び出せゆけば政治はやめろ
あっさりと月と夕陽をながめゆく気ままな風に身をゆだねたり

神さまは何もしないと言われてはすっきりとするわがこころかな
みこころの風は吹く吹くあの空は気まぐれなまま夕暮れている

雅歌 6. 1-12

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April 24, 2004

潮風の流れるような部屋のなか子らの予定に振りまわされる

とこしえに海の光りてあるように畏るるように高波のよす
しがみつき手を離しては浮き上がる吾子をひきあげ深きプールよ
ちっぽけな人の見ているプールでもだれもきづかず溺るる親子
意味もなく疲れたような退廃はからまわりして木々揺らしたり
オトくんの公園散歩おとなしく庭にて吠える何に向かいて
踏まないで猫踏んじゃった吾子の弾くピアノのかなし昼下がりかな
風騒ぐ春の庭には陽だまりにオトは静かに横たわりたる
潮風の流れるような部屋のなか子らの予定に振りまわされる

マルコによる福音書 9. 14-29 汚れた霊に取りつかれた子をいやす

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行き止まりバイク乗りたちやって来る祭りのやうな月と夕陽よ

参観日時間まちがえ給食を食べてる子らをのんびりながむ
定期券持たなくなって時間割まちがえすすむ自分の年も
太陽が照りつづく日はぐったりと地球もやすむわたしもやすむ
癒しなき聖書の世界さまよえば乖離する世のうすやみを見る
庭の中種缶蒔いて気が付けばピンクの小花散らし咲く春
青缶も蒔いたと思う春の日は桔梗のような小花も咲けり
”カーペット”という名を持つ種蒔けば気まぐれな花おとづるるまま

ペトロの手紙 一 3. 9-17

風のみちうねうねとして空のみちあの雲さえも静かにすすむ
太陽を遮るような白雲に救われる日も風まかせかな
あの空にぽっかり穴があくことも今ならわかる陽は輝けり
陽がなくば生きるもかたく陽のおわり儚くもまた地球は止まる
島かげはあっという間に黒雲に消えてしまったスコールの海
舟はゆく黒海の中黒雲をかきわけすすむ青空の島
あの空とこの空まではスコールのご機嫌しだい舟は揺らるる
モンスーン荒れ空の西澄み渡る静かな浜辺東の岸よ
ちっぽけな島を旅する浜辺にはいろんな波といろんな空と
気まぐれな雲は流るる空のうえ灼熱の中椰子はたたずみ
太陽のとおりみちには島かげの幾多に浮かぶちっぽけなかげ
行き止まりバイク乗りたちやって来る祭りのやうな月と夕陽よ
岬には白い半月浮かんではのんびり沈む夕陽をながむ
海風にタイの演歌のかきけさる若者たちと旅人たちと

ケープパンワだと月と夕陽が同時。
夕陽が映るほどの月。
自転が止まる地球。
おそろしいほど美しい日かもしれない。
何を考えているんだか・・・
雲さえも風まかせ。スコールを経験すると、あっという間だもの。気まぐれな空。
今まで嵐だと思っていたら、ちょっと海の上を走ると晴れ渡るビーチ。何事もなかったかのようだし、実際に、何もなかったのかも。
アジアは美しい。

エゼキエル書 28. 11-19

プーケットの歌みたい。あの島の歴史そのものだ。なんで、あんなちっぽけな島に世界中から集まるんだろう。かくいうあたしもその一人か。なんか、救われるな。「赤い月」の噂でもたったら、世界中から誰かがやって来るだろう。壮絶な美しさ。癒される。
なんか、そっちのほうがまともな気がしてしまうんだよね。ひねてるのかな、やはり。

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April 23, 2004

細い月今にも落ちてきそうな夜電柱のかげにあっさり消えた

マタイによる福音書 16. 1-4 人々はしるしを欲しがる

懇親会行って何を話すべく今しばらくはひねてうだりて
われのため動けないよと母親は吾子のためにはなしたるべきか
コツコツと草の根の中しづもれるアザレアのごとのんびり育つ
人の音に疲れてしまう暑き日は喜びとても陽は照らしたる
殻の中うずくまるよな卵にはぬくもりはなく冷やされたまま
喜べよ、ご機嫌だろと思うべき2匹の蝿がブンブンうなる

ダニエル書 7. 1-28 四頭の獣の幻

預言者を迫害したるいにしえの人らをおもう普通の人ら
蜂は巣を蝿は夏にはとびまわる普通の日々をめまいのおそう

ガラテヤ 2. 1-10 使徒たちパウロを認める

武器持って戦うだけが戦いと言えない壁の立ちはだかりし
細い月今にも落ちてきそうな夜電柱のかげにあっさり消えた
調和なき空と街との面ざしは中途半端な夜空にも似て
地上の灯美しければ星消えるまたたく夜の自家撞着か
よきことをしようとすれば神さまは神秘のむこう闇は真っ暗
色相環中央にあるドットには宇宙の靄の色なき色よ
花のいろ桜の花のうつろいは霞む春には山の花咲く
注釈のついた聖書の辞書の棚しづもれるまま飾りとなりき
飾りかも、それでも意味は謎めいて新たな日にはおとづるるまま
意図的に意図的たれば人の手の意図たるままに機能するなり
人の意を介在せねば天からはパンすら降るやあな不思議かな
サイエンスそのまた闇の降る夜はきらめく星はましろき闇に
とこしえに言の葉なきは言の葉の意のままにありましろき闇よ
人工の知能のむこう飽和する世界のむこう愛のしづもる

ダニエル書読んですこしのおかしみはおおげさすぎてあな楽しけれ
知らぬ世を幻にして語らえば夢はひろがるあらたな夢路

ヨハネによる福音書 20. 24-29 イエスとトマス

◇昨日の日記

今日は暑い。
日本聖書協会と村松恒平さんと友達から朗報が届きました。なんて象徴的な取り合わせでしょう。

象徴的だ。

聖書と文学と文化芸術振興基本法の取り合わせですから。しかも、礎の人たち。

マタイによる福音書 16. 1-4 人々はしるしを欲しがる

懇親会行って何を話すべく今しばらくはひねてうだりて
われのため動けないよと母親は吾子のためにはなしたるべきか
コツコツと草の根の中しづもれるアザレアのごとのんびり育つ
人の音に疲れてしまう暑き日は喜びとても陽は照らしたる
殻の中うずくまるよな卵にはぬくもりはなく冷やされたまま
喜べよ、ご機嫌だろと思うべき2匹の蝿がブンブンうなる

自分のメルアドから別の自分のメルアドへ大量のスパムが攻撃したそうで・・・いつになったらそういうことから解放されるのだろう。

ダニエル書 7. 1-28 四頭の獣の幻

蜂の巣・・・蝿・・・・えええ・・・・・・

預言者を迫害したるいにしえの人らをおもう普通の人ら
蜂は巣を蝿は夏にはとびまわる普通の日々をめまいのおそう

写教聖書、やめます。むなしいから。

ガラテヤ 2. 1-10 使徒たちパウロを認める

誰も悪いことをしているとは思えない。そこがつらい。4番目のサルを除いて。でも、ネットはもともとそういうアングラな人たちのつくった世界だそう。よーわからん。

ほんとにどうしたらよいのか・・・
あたしはね、ふつーのしゅふなのよーーーーー!!

歴史か。
最初に宗教、次に文学・アート、後に政治・法律、そして、自然科学。新しい角は人工知能と遺伝子かも。そして、旧約の裁きの上に新約。

____________


常識的な判断として、献金した時点で、AOLやcoolなど使っていないサーバやプロバイダをやめました。だから、お金ではないんですよね、ささやかなるお小遣いの中のやりくりですから。
そういうことではなくて、誰かから褒められるとその時点で、終わるんです。だから、失敗したなーって思ってしまう。褒められて失敗したというのもヘンなんですけど。あーまたうだうだが始まった。
何が気に入らないのかわからないと言われてしまう。ささやかなる献金で後援会に入って、村松さんからもどんどん引用でも転載でもしてくださいとメールをいただいて、しかも、今日友達が暑い中署名集めをかねて、アート系の人たちと国会議員(タレント議員かな)との懇親会に誘いに来てくれたんです。来月つくば市でそういう催しがあるそうなので。
何が気に入らないのか説明できない。ご親切にありがとうございます、としか言えない。青とんぼの代わりにミツバチの巣やハエ。青とんぼがスペシャルなのかもしれない。でも、もしかするとめずらしいけど驚くことでもないのかもしれないし、よくわからないです。いや、青とんぼではなくて、ごくありふれた梨の花にも神秘を感じるという感性の問題なのかも。

武器持って戦うだけが戦いと言えない壁の立ちはだかりし
細い月今にも落ちてきそうな夜電柱のかげにあっさり消えた
調和なき空と街との面ざしは中途半端な夜空にも似て
地上の灯美しければ星消えるまたたく夜の自家撞着か
よきことをしようとすれば神さまは神秘のむこう闇は真っ暗
色相環中央にあるドットには宇宙の靄の色なき色よ
花のいろ桜の花のうつろいは霞む春には山の花咲く
注釈のついた聖書の辞書の棚しづもれるまま飾りとなりき
飾りかも、それでも意味は謎めいて新たな日にはおとづるるまま
意図的に意図的たれば人の手の意図たるままに機能するなり
人の意を介在せねば天からはパンすら降るやあな不思議かな
サイエンスそのまた闇の降る夜はきらめく星はましろき闇に
とこしえに言の葉なきは言の葉の意のままにありましろき闇よ
人工の知能のむこう飽和する世界のむこう愛のしづもる

なんか、下手な歌だな。うまく詠えるわけがない。

ダニエル書読んですこしのおかしみはおおげさすぎてあな楽しけれ
知らぬ世を幻にして語らえば夢はひろがるあらたな夢路

預言書っていつ書かれたんだろう。そんなことも知らない。パッと開くだけ。そこなのよね・・・気持ち悪いってBBSに書かれた。失敬な。ほんと、普通の主婦なのに。常識的でもあるし。そこを怒るのよ、あたくしは。脳を1%でも余分に使うと世界が変わる。それか、子どもの頃の脳を僅かでも保持しているとか。使わないと死に絶えるだけだけど、使っていれば発達する。おさなごのようでないと神の国には入れない?そーかも。使わないと落ちる。聖書ってめちゃくちゃおもしろい。なんでこんなにおもしろいのだろう。すべてがある。

ヨハネによる福音書 20. 24-29 イエスとトマス

クローン猫は姿かたちも似ていないのはどうしてなんだ?性格すら違うらしい。なんでだ?なんでっかなー、うきうきうきうき、なんでこんなに楽しいのだろう。
科学とは聖書を実証するためにある。4つの王国が揃って初めて旧約から新約へたちのぼる。そして、その4つの王国が要らないのが神の国なのかも。
そういうことを想像しているとうきうきしてしまう。

典礼ではなくて、なんでこっちに来てしまうのだろう。
だから、最初からお父さんの言うことをきいていたらよかった、ってなるのかも。

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April 21, 2004

心から出るが悲しき調べかな静かに読めば静かに終わる

巻き舌の練習のため「とろろ芋」重ねて言うが懐かしき日々
「まりぃや」と舌巻き言うもホントかな音のさえずりものがなしくて
著作権心配しては聖書など二冊並べて検索をする
幾重にも書き直された聖書には新たな値段つけられており
引用と写教聖書比べてはメディアのかなし不可思議に思う
勉強に置かれた聖書戸棚には二十年間しづもれたまま
歌詠みに使う聖書の著作権気にして春はメールを書きし

マタイによる福音書 15. 1-20 昔の人の言い伝え

心から出るが悲しき調べかな静かに読めば静かに終わる
現実はこのようにして複雑で靄には遠く犬が吠えたる
神棚に供えるような聖書には人の言葉の添えられている
神の顔声さえ知らぬ名も知らぬ太古の靄はましろき闇よ
何となく人質事件思い出す素朴な人らと聖職者たち
英・米と戦いたいと言い出してあんたたちには出ていっとくれ
テレビ観て映っているよと喜んで民家でゲストもてなしている
憂鬱だ。このようにして現実は理解もむなしのほほんと闇
著作権気にするあたしもヘンだけど戦いたがるあんたもヘンだ

ヨブ記 16. 6-22

鬱々と鬱々としてひねもすはサウンドの中ダイナミクスへ
ディズニーのイラストのごとみことばは書き換えられて著作権あり

雲よ雲わたしのために白き雲風の想いを伝えておくれ

詩篇 119. 169-176

うだうだ言ってないで、献金して来ました。あーあ。

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April 20, 2004

知恵の木の正体知ればりんごには深きねむりのわが眼を覚ます

桜花いつまで咲くといぶかしく思えば花は八重にも葉にも
永らえば桜の季節初夏までもつづくうららな明き盲目かな
洗濯機まわる音だけくぐもれる春の日差しは透き通るよう
神さまと言えば高まるストレスもあると言わんやテレビのむこう

ルカによる福音書 14. 34-35 塩気のなくなった塩

単調に流れる朝のカーラジオ「主イエス・キリスト」ああジーザスか
微かなる流麗すぎる日本語はいろんな神のあるかとも思う
モザイクをちりばめたれば形なすステンドガラス天空に置く
わさわさとわさわさとして麗らかにいやしをもとむなにをかもとむ
他人など知らん顔してすぎゆかば勝手にわれを友と語りき
神の愛どこか遠くの出来事とゴシップのごと話しかけられ
神さまと話したければ教会へ行ったらどうかとゆきすぎる風
めんどーだ。めんどーすぎて春の風、空っ風にてブランコ飛ばす。

ローマの信徒への手紙 15. 18-21

その昔色彩あれば形など自然に映る陰影の中
手の中でりんごのかたち確かめる色と香りと食みて学びし
知恵の木の正体知ればりんごには深きねむりのわが眼を覚ます

人類の罪の正体確かめる罪な学問吾を魅了す
生きること罪だと言われているような大波のうえ足跡つける
さらわれて儚くもまた砂のうえわれはいたよと波にたわむる

ヨハネによる福音書 5. 19-30 御子の権威

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April 19, 2004

人生をほんのすこしとあきらめて砂踏みゆかば波はさらえり

初夏想う暑き春日にサフィニアの苗を植えたりツツジ咲く庭
長靴の厚き底さえ貫通す棘のある木の草にしづもる
こじんまりお行儀よくも咲いている蒲公英の花つつましやかに
アザレアの八分咲きなる春の日に木蔭に埋もる白き躑躅よ
父さんに苗を頼めば花の名を忘れて2回電話が響く
世の中は上には上がいるものといつも思えり平和な春日

くもりぞら雨の降らない暗い空風も吹かずに草横たわる
熱帯のうだる空気に似たる日は雨も降らない風のない朝
太陽の虚ろな日には白き空黒黒として灰色の町

さらさらと鳩の絵えがく吾子の手は鉛筆だけが握られている
やさしさに溢るる鳩のおかおにははらりはらりと桜の花降る
精密に幹を描いて春鳩はおさなき顔でたたずんでいる

使徒言行録 7. 1-53 ステファノの説教

床の上落書きされて泣いていた日々のなつかし吾子は育ちぬ
絵のことはもうわからぬと父母はまぶしげに吾子ながめ想いぬ
この母にどうして吾子の生まれたる筆折る母は色彩のみち
朴訥に折られた筆のつづくみちよもやまさかと不可思議に思う
親は親子は子にてすすむみち螺旋のようにうねる風みち
風のみちくねくねとするみちのない天翔ける虹おとづるように

蚊帳の外のんびりながむくまのむれ蜂蜜なめて日々をすごせり

哀歌 2. 17-22

哀しみに打ち暮れたとてひねもすはのたりのたりと過去に沈めり
絶望は哀しみとなりせつなさは憐れみとなるみこころのうち
うち沈み輝ける波荘厳にくりかえさるるわがこころかな
人生をほんのすこしとあきらめて砂踏みゆかば波はさらえり
絶望と希望にじめり黄金の夕陽のゆるる虚空の波よ

コリントの信徒への手紙 14. 20-25

ぼんやりとすぎゆく日々は軽やかにオトは吠えたりランチタイムと

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April 17, 2004

退廃に明け暮れたれば夕闇の青き窓辺の美しきかな

退廃に明け暮れたれば夕闇の青き窓辺の美しきかな
点滅のくりかえされし森のむこうランプは飾る針葉樹かな
ひといきをふたいきにもして夕暮れは青青として光だにゆれ
夕闇の静かなときはいろどりを青く深めり木の葉ふるふる

ヨハネによる福音書 6. 60-71 永遠の命の言葉

みことばをこゆびいっぽんひっかけてかみくだいてはしんしんとよむ

権威とはゆるがぬ松の梢にも似たりゆるがせと言葉すくなに
みことばは海の滴の一滴あらば海さえ涙の味する
深遠にとこしえに海輝けば天上のごと深々とする
顕微鏡のぞくがごとくみことばをのぞいてみれば深遠の淵
深遠の頂の上崖からは永遠という命・命に

ヨハネの福音書 6. 1-15 五千人に食べ物を与える

神の愛オンパレードに取り出せばななしの花にとんぼに虹よ
自己中と言われてむなし幸福はぶどうの季節一粒の実に
巨視的になにもしないと言われても顕微鏡にてながむる聖書

使徒言行録 19. 21-40 エフェソでの騒動

あれも美談これも美談とかつぎあげありがたがって利益をまもる
美談なる偶像はまた偶像のともしびの中毒を浴びゆく
医者責めて骨髄バンク否定する憐れなるかな憐れみもうせ
拉致事件解決すれば家族には嫌がらせする世論なるかな
美しき夕暮れはまた青闇に暮るるもライト道路を走る
青闇のまぶしきライト対向車走るに邪魔と互いをおもう
青闇は立ち止まりては美しき窓辺に光る森はたたずみ
ひねもすを歌でも詠んで吾子は絵を公園さんぽに飛び跳ねる犬

コリントの信徒への手紙 2. 6-16 神の霊による啓示

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おかしみ

かなしみをふっと読んだらおかしみがふっと浮かんだ春うららな日

トラックバックできるかな・・・
枡野さんのところのイラストを眺めていたら浮かんだうたです。

あれ?
もしかすると、送信先を間違えた?
すみません。

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April 16, 2004

退廃につつまれた朝菜の花は畑のように群れて咲きたる

欲望の渦巻く世には限りなく平和に近い暴力のある
美談など捨ててしまえと限りなく厭世的にマッドを眺む
春風はねぎぼうずの並んだる小さな畑農家の庭よ
うららかに農家の庭に並んだる菜の花の色畑にも似て

マタイによる福音書 13. 1-8 「種を蒔く人」のたとえ

宗教にやーめたやめたとなる日には厭世的な退廃のあり
鬱々と美談の後は美酒のごと酔いに目覚めるここちするかな
鬱々とつぶされゆくもひねもすはまたひねもすとなり春は来ぬ
太陽は虚ろにもなる輝きはまばゆき海を沈めるがごとく
ひんやりと熱帯の砂よこたわるまばゆき海は波高き湾

退廃だ。なお連れ去られ拉致されて迷惑だよとあっさりと言う。
おおげさに騒ぎ立てれば世の中はすぐに捨て去り風は消え去る
カラス鳴く春の庭にはあたたかき陽はさすもがな陽はうつりゆく
美談ならほかの誰かとやってくれわれは歌詠む歌人なるかな
こうやってねこ歌人からトラ歌人朴訥としてどくをまきたる

ヨブ記 5. 1-7

退廃よ、静かな空も儚くば真実もまた雲に隠れし

いのちじゃなくて、魂を救ってくれよ・・・

退廃のめくるめくよな世の中はいのちいのちと騒ぎ立てれば
美談にはいのちの重みうるわしく失われたる魂かえして
鬱々と何を怒っているのかと語るもどかし魂かえして
父さんは今日も今日とて働きぬ金に困らぬわが暮らしかな
魂よ、いずこへつづく癒しなき世にて暮らすはふかなさけなり
美談には飽き飽きなのよ退廃はぽんと放って人のない世に

列王記上 16. 23-28 イスラエルの王オムリ

この退廃的な気分・・・

幾世にも繰り返されし瞬間を描きてやまぬへぼ歌人なり
こうやって幾世にわたるあやまちは真実をまた闇に隠しぬ
美酒に酔い酔いから醒めて退廃はしづかに町をこわしてゆけり
退廃につつまれた朝菜の花は畑のように群れて咲きたる

サムエル記上 21. 11-16

癒し求められたくないから。

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April 15, 2004

議論などつくしてむなし言の葉は別れゆく人のためにぞ置かれ

民間人ちからなければ釈放にすすめる春は戦国時代
国会のくさい芝居をながめつつ立場かわればあんたもおなじ
首の下鎖骨にのこる圧迫はダンという音夢から覚める
さあ詠え軽やかにまた寿ぎをゆく夢の音軽やかにまた
断頭台悲しき夢はダンという音鳴るだけの自由よ、空へ
野蛮さは文学以前の状態と村松恒平中国を見る
うきうきと拷問ながむわらうひと何をか語らん外側にいる
うちごころ語りて読むを文学とつたうる人の憐れみ一つ
かのひとも今生きるひと人間は儚くも爪伸びて切るらむ

あのやうにおもえますとかみえるとか、やめてほしいとひとりごちても
目覚めればわれはかよわく自由人みずからの手でわが意をつたう
ともしびは掻き消されても火種にはこまらぬ大地炎わきたつ
理由なき桜ブルーの正体は新学期でも春でもなくて
太古へとつづきぬ意識うつ空は謎めいている世界の果ては
混沌とすすめる道は儚くもあの人もまたこの人もゆく

使徒言行録 8. 26-40 フィリポとエチオピアの高官

桜には何の罪さえなかりせば美しくも咲き儚くも散る
復活祭異国の民の出来事と意味さえなくも桜は散りぬ
桜見し鬱々と思う春の日は太古の空の復活を思う
散る花のいさぎよさなど憐れめばあはれあはれと泣きて祝えり
ひつじではなぜにわからぬ牧場は異国の民の緑地あわれみ
オージーのひつじの群れのひつじショー刈られたひつじ並んでうれし

コヘレトの言葉 8. 14-17

かたくなに仏蘭西人になってみてすくなすくなとおののこまちへ
「みちみち」といえば散歩のバリニーズすくないことば意をつたえあう
ことばなどなくてつたうることのはをむなしきもまたさがしたるわれ

やるやる詐欺には負ける。
復讐法か、むりやりの人間の盾か、よーわからん。わかりたくもなし。

わるいことしないようにと言の葉のわかれゆきたる理解もむなし

コヘレトの言葉 9. 1-3

きらきらと水滴光る針葉樹吾子と眺める新芽のびゆく
議論などつくしてむなし言の葉は別れゆく人のためにぞ置かれ
愛あれば指さすむこう輝ける葉をみて気づくうららな光

アモス書 5. 1-3 悲しみの歌

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April 14, 2004

創世記太古の夢につつまれし真白き靄のかすみたる中

Joy to the world キャロルスがクルクル響くご機嫌な朝
うきうきと聖夜のようなイースター桜ブルーは真っ白な梨
世界とはレセプターにて在るものと幻の吾なき世を思う
ジーザスは死者の中からよみがえり死というものを幻にする
天空をおもいえがけば地に這いてオゾンのつつむ地球に住めり
大地には大きな虹がたちゆかむ庭には梨の白い花咲く

ローマの信徒への手紙 5. 12-21 アダムとキリスト

創世記太古の夢につつまれし真白き靄のかすみたる中
混沌と宇宙の色はベージュだと闇より白き色相環上
闇さえも幻なのかわれらとは原初の中の靄は広がる
手をのばしすすめる夢の彼方にはカオスの靄のましろき闇よ
混沌と混沌とした原初には靄だに広き世界のありし
うたとめる真白き靄のベクトルはいずこへとあを誘うものぞ

アモス書 3. 3-8 神が語られる

明日考えよう。明日があるなら。

ジーザスよ、闇からわれをすくいだし、ついでに靄も共に歩まん

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April 13, 2004

今まさにうつむく花の日を浴びて静かに春をすぎゆかば、道

くもり空花でも愛でるそよ風は平和へむけて木の葉揺らせり
なにゆえに幸せなのかと問われれば虹と花とのあたうる愛よ
いにしえに語るることの難ければ千年紀への儚くも愛
悲しみはとこしえなるか吹く風に希望の光まばゆくもあり

コリントの信者への手紙 3. 1-23 神のために力を合わせて働く

鬱々と夕暮るるまま風は吹く春には甘い香りを乗せて
ぼんやりと暮れゆく日々は無為に泣く日々にもなりや吾は生きゆく
人生を遠まわりして与わるる愛に気づくも麗しの日々
今まさにうつむく花の日を浴びて静かに春をすぎゆかば、道
なにをかとするもわからぬ過ぎゆかばひとひらのうた彼方へつづく
人波のとおりすぎるも画面には平和をもとむ人等の映る
願わくばみこころの風イラクにも吹きてやまぬは光の舞よ

ルカによる福音書 3. 21-22 イエス、洗礼を受ける

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時なるや無知なる者を未知とする知りてや愛をつたうるがごとく

梨の木の輝ける夜無知という幸せを知るジーザスの愛

コロサイの信徒への手紙 1. 1-2 挨拶

時なるや無知なる者を未知とする知りてや愛をつたうるがごとく

ちっぽけな楽園ひとつくださいと神に祈りし初めて咲く梨

コロサイの信徒への手紙 1. 3-8 神への感謝

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April 12, 2004

ニュースなど見ないで過ごす週末は梨の花だにうるわしく咲く

しかつめに歌など詠んでひねもすはしかつめらしくイラクの捕虜か
最初から身代金がほしいのと言ってしまえよ誘拐ならば
紛争で失われゆく生命はひねもすという彼らは何を
政権を睨んで時の過ぎゆけば親米政府倒さんとして
つまらないニュース見るより梨の花白く輝くイースター寿ぐ

ルカによる福音書 17. 1-10 赦し、信仰、奉仕

ニュース見て雑誌立ち読み写真などながめて送る写真のメール
毒あらばあらゆるメディアおくりだす大衆という鼓舞隊の中
幻想のひとりあるきは巨大にもつつましやかにもなりてやまぬは
さらさらとお絵かきペンで描くうたやさしき調べ醸し出すかな
栄光を描き出してもひねもすはどくどくしくものみこまれゆく

コロサイの信徒への手紙 1. 9-23 御子キリストによる創造と和解

つまずきをつまずきと知るうたごころやわらかきにもいばらにもなる

ソロモンの栄光の中やすらぎはダビデの大地神はゆるさぬ
パラダイス一緒にいると言ったのにどうして大地血を流したる
やすらぎにあふるる梨の若き葉よ陽を浴び新芽やみに輝き
ニュースなど見ないで過ごす週末は梨の花だにうるわしく咲く
ワイドショーあふるる日々は家族ネタ家族家族と家族は泣きぬ
悲しみは大地にありき神殿はやすらぎの中しづもれている
千年紀永久の時には時間などこの世にあるか時は流るる
母はまだ戦っている病室でお誕生日おめでとうです。
あの親に振り回されてわたくしはおろかなみちを栄光とよぶ
生まれつき戦う母とひねもすをぼーっとすごす娘のあたし
ひねもすを優雅に詠うネットかなレトロな歌を宇宙に上げる

サムエル記上 16. 14-23 ダビデ、サウルに仕える

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April 11, 2004

細枝のまぼろしのごと花の咲く真白き梨よ闇を照らせり

梨の木よ白き花咲く闇の中浮かび照らさる葉さえ白きに
若枝の小さな花につつまれし優雅な舞を春風のなか
照らされる白きライトに白き花今年は梨に花の咲きたる
愛よ今若き枝には白白と舞い立つ花よ梨の生きたる
細枝のまぼろしのごと花の咲く真白き梨よ闇を照らせり

若い梨でほとんどが幹なんですけど、白い葉と白い花に包まれています。美しい。今年初めて花が咲きました。

ルカによる福音書 18. 15-17 子供を祝福する

神戸より届きぬ夏のワンピース夏まで待てず吾子は夏色
和紙の箱飴をつつんで並びたる小箱の夢をふうわりとして
オトくんはソファの上で横になる並んで眠る夫がおかし
若木には初花の咲くイースター闇にも白く輝きを増す
ささやかなよろこびのなか真実は愛のメッセを優雅につたふ

ルカによる福音書 19. 11-27 「ムナ」のたとえ

希望へとあゆむ息吹のとうとけれ赤土もまた葉にしずみたる

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ジャンキーの壮絶なさまいのちさえかろき囀りふたたび鳴かめ

ジャンキーの壮絶なさまいのちさえかろき囀りふたたび鳴かめ
いくつもの人格のなか家族さえおきざりにするバーチャルのゆめ
追わるるを逃げてかなしき残骸に蓋を閉めたり旅立つ風よ
ジーザスよ愛は永久だと今もなおわれらはもとむ天空の地へ
惨禍へとつづきたる道今もなお荒れたる野には亡霊の住む

使徒言行録 8. 9-25

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April 10, 2004

連絡帳ラメ入りペンでサインする青は青とて光りもせぬ字

誕生日の珈琲カップのプレゼント使わぬままに吾子に叱られ
春の日もアイス珈琲へやのなか乾いた空気くるくるまわる
人の渦一人の部屋で感じてはあな不思議なり活字の世界
片道を2.5キロの道のりを吾子と二人で歩いた夏よ
通学路えんえんつづく子ら歩く蟻の並んで学校へゆく
えんえんと蟻の季節にまだ早い桜は咲きぬ風のある朝
ひねもすをうんざりしつつ歌を詠む歌詠むことに疲れた日にも
世の中はおおげさすぎて空回り一人で歌を詠ませてくれよ
この歌があの歌がなどわたしなど歌のことなど愚挙の空風
連絡帳ラメ入りペンでサインする青は青とて光りもせぬ字

使徒言行録 27. 13-38 暴風に襲われる

現代詩黒田三郎遠慮がち万葉人にしづしづ語る
大正は過ぎてゆかむも差し出せり佐藤春夫の現代詩釈
憂鬱だ。だから短歌は嫌いだと言っても虚し歌人のあたし。
枯れ枝を麻で括ったタペストリー図工の時間アートに変わる
木版画うつむく花を彫り上げる吾子の絵みてなぐさめられし

マタイによる福音書 10. 16-25 迫害を予告する

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April 09, 2004

とことことてんとう虫の歩みだすあまりに小さなおさなきいのち

とことことてんとう虫の歩みだすあまりに小さなおさなきいのち
もう初夏の準備をしてる春の陽はちいさないのち大きな葉陰

ローマの信徒への手紙 1. 16-17 福音の力

復興の支援のつづくイラクには闇にまつわる炎舞い立つ
すっきりとしない気持ちの落とし穴埋めても寄するシャベルの音よ
飛び立てば新天地などひらけゆく残され人の叫びはつづく
ボイコットしてもされても苛立ちは対立しせし人を残せり
故郷など持たない吾は旅人よ風は遥かに希望へ向かう

エゼキエル書 44. 10-12

ネオ・アジア輝く大地空のあお地に百合の咲く四季麗しく
モロゾフの箱の裏にも隠れたるてんとう虫も育ち急ぎぬ
ちっぽけな庭には庭の生態系季節はめぐり今はまだ春
アメリカの忘れた頃にはアフガンに人は戻りぬ彼らの国よ
文明に慣れてしまったわがみには生きることさえ難きに思う
万葉の時代はかすれ紅葉葉は山間の里息づくままに
時計など眺めてみてもおとづれる月日は過ぎゆ地球は回る
諦めよう。ロケットながむ暮らしにはいやなら空が吾を待ちたる
行く空か祈る空かと幻は夢見る人を超現実へ

イザヤ書 30. 15-17

安らかに信頼してる人々の超現実は太古を超える
浮遊へと起き上がりたる魂は御園の楽の永久につづきぬ
今が夢仮の身たれば神の国鏡の中で何を見つめぬ
砕け散る星のさだめを流星にたとえてみても家には落ちぬ
いずこから来たかも知らぬ旅人はいずこへ帰る右手・左手
シンメトリー調和の園とみつめればわれらは二重鏡は映る

歴代誌上 5. 1-41

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April 08, 2004

淡々と電子文字などながめては響ける声を事例とながむ

怨念のからみつきたる枯れ尾花春の楽にはまだ遠かりき
こころには剣の刺さるマリア像わが痛みとて憐れとぞ思う
真実を鏡のようにうつしだす陽炎のごと剣は舞へり

マルコによる福音書 9. 38-41 逆らわない者は味方

この春もまた嫌がらせ明日もまたつづきぬ春は不気味な尾花
あなたには感謝の気持ちはありません。表裏の中の多重人格
悪霊とあっさり語る聖書かな今は病と呼ぶがせつなき
知識などなくば腹立ち消えるやも病の人らつどえるむなし
リハビリにネットをつかう人たちの希望もむなし鏡は映す
囲いして一人でうたを詠むことぞ救われるかな見もしなければ

斉藤茂吉も変わり者だったし・・・諦めるか。

詩篇 33. 12-15

詠みうたをわけるがごとく人心淡々としてうたに詠みわけ
数値などながむるように歌の中響ける声を歌論にしたる
淡々と電子文字などながめては響ける声を事例とながむ

ダニエル書 5. 13-16

身延山から山梨へ
うら富士の浮かび上がるぞ湖水には紫色の闇のおとづる

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April 06, 2004

オトくんの連続くしゃみ春の風邪フロントガラス凍った朝は

寸胴なえんぴつ置いてセクシーなボールペンなど取り出してみる
カップめん誰が食べてもつくっても同じ値段で平等な味
オトくんの連続くしゃみ春の風邪フロントガラス凍った朝は
オトくんのランチタイムはまるボーロおすわりして待つ毛布のうえに
新学期はじまる日にはおひるどき笑っていいともまだやっている
ありふれたテレビをながむめずらしき日課もあると不意に思えり

ほどこしも権力ならば香油などハラハラ撒こう水道の水
パラノイア相手に金をばらまかばパチンコの音鳴り響かせて
憐れみもむなしかなしや貧困は名誉と欲とマルクスの墓
せんせいと言われるほどのバカでなしおどけてみればカラス鳴きたる
小ベンツとマーチの違いとメルマガは貧富の差など笑ってみても
さむい春陽はうららかで風もなく凍えるようなまぼろしの温
比較級ならべてうれし偽りはまだましなのか無知もうるわし
深々と言の葉もなくうるわしくただ美しくむらやまのみち

ペトロの手紙 4. 1-11 神の恵みの善い管理者

投稿者 Blue Wind : 12:27 PM | コメント (0)

たましいにかえりてゆかば天の星かえりてゆかば天の輝き

肉という塊のなか感情も発露となりし脳の働き
情動も視覚とやらも外界もすべては肉の発露と変わる
みこころの天にもあるや魂は精神という塊のなか
精神の定義が違う塊を魂という世界の果ては
思考すら感情とても止まりてはすでにこころは魂のなか
制御する脳のしくみを調べても天の制御はいづこにあるか
脳の中捜してみても見つからぬあな魂という精神は
メカニズム携え生きる肉体は滅んでもまた地球にのこる

ヨハネによる福音書 7. 10-24 仮庵祭でのイエス

”こころ”とは傷つくものじゃないんです。肉体だから傷つきもする。
傷ついたこころを捨てて天地に打ちたててみる新たなこころ
静けさは傷つくものじゃないんです。静寂ゆえにみこころのある。
たましいにかえりてゆかば天の星かえりてゆかば天の輝き

ルカによる福音書 17. 20-37 神の国が来る

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April 04, 2004

うすぐらいギターの音が流れゆくジョアンの声は雨から聞こえ

貪欲に狩りして生きる社会では獲物はわかつ仲間の中で
貪欲に狩りをしないと問われては天の恵みで与えられしと
語りても話はまわる獅子の群れ近寄る者も今はなき園
わが園を貪欲にまで荒らしたる獅子の群れまで何を語らん
りん猫は修道院で寝ていると仲間の猫はバカにもしたる
サバンナへ飛びたちゆかば空はまたいくつ飛行機乗り継ぎゆかむ
しょぼくれた現実の中夢を見てサイバー上をゲームと語る
いやこれはバーチャルなどではないのです、語るもむなしゲームの中よ
夢さえも尽きてむなしや歳月のなんのためにぞ生きてきたのか
憐れみも感ずる気持ち羽の音遠き世界へわれは飛び立つ

箴言 26. 1-28

退廃のつたわりゆくもバーチャルに希望をもとむひきこもりかな
世の中を敵にまわして生きる人味方もとめてネットをおよぐ
うんざりだ。心の底からうんざり。うんざりしてる現実はある。
一つだけ知りたいことは主婦などはひきこもりなの?今の時代は
平穏に過ごす世界のまどろみはパソコンという道具をつかう
おきらくにおばかをやって雨の日を過ごしてみれば桜は咲けり
無垢という言葉の意味を白百合に尋ねてみたい雨の降る春
雨の日は外に出るのもめんどうでうつらうつらと時はすぎゆく
うすぐらいギターの音が流れゆくジョアンの声は雨から聞こえ
ジーンズをわたしのように穿いているむすめが少しおとなびた春
今度こそおたふく風邪になったのか耳下腺炎はわからなすぎる
こんなにもブルーな春はやってくる桜とともにやってきている

ネヘミヤ記 5. 1-19 民の不正の解消

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April 03, 2004

真実の鳩が青空飛ぶようにメディアの中を静かに泳ぐ

こんばんは。
娘もおたふく風邪のようで、安心しました。(?)
流行性かどうかは実際のところわからないんですけど、自然と腫れも引いてきました。
あらしが発生して騒いでいたらメールをいただきまして、どうやらなりすまし(他人のハンドル名を語る)だと判明し、誤解がとけてよかったです。なかなか直接お話する機会がなかったので、よかったと思っています。今後は、一切そういうトラブルは無視することにします。時空短歌の騒動の流れなので、なおさらです。間にたくさんの人たちが入っていたために複雑になりすぎていた気がします。というわけで、結社とはまったく無関係。
入会している結社以外からも結社誌を送ってきてくださいました。結社には所属せずインターネットだけで活動している歌人は多種多様であり、すでにインターネット短歌というものは存在しないという内容の記事を拝読し、うれしく思いました。
時空短歌も、以前のようにナーバスな雰囲気も消えつつあり、快方に向かっている気がします。
先日、ユダヤ人問題のページを見つけ、ハム系ユダヤ人とアラブ人はもともとが仲がよかったこと、どうして今のような状況になってしまったのかが歴史的に考察してあり、とても参考になりました。

ヘブライ人への手紙 13. 22-25

戦争のいつに始まりいつ終わる繰り返さるる確執の闇
真実はくもりガラスのむこう側正面玄関まわりてむかう
ささやかに福音伝うことの意味静かに学ぶ平和へむかう
肩こりの激しくなるよな勉強は記憶の彼方飛ばしさりたし
おおげさに遮蔽されたる暗闇は鳩にたよるぞ真実へ飛べ
真実の鳩が青空飛ぶようにメディアの中を静かに泳ぐ

ペトロの手紙 3. 8-17

* この投稿は、神父さまのサイトのBBSからそのまま転載しています。

投稿者 Blue Wind : 11:43 PM | コメント (0)

April 02, 2004

みこころの風は吹く吹く空のうえほら見てごらん風は吹く吹く

ゆくみちにためらいあるもはるかぜはふゆのきびしさわすれてすさぶ

エゼキエル書 27. 27-36 28. 1-10

すさびゆくなげきのなみだ儚くも真実だけがよみがえりたる
水面に浮かびゆくつきゆらゆらとかくも儚く朝をむかへる
海のなか沈んだ富をなげいても船乗りはまた乗る船をかえ
水夫らの亡霊の海船底にからみつきたる嵐のゆくえ

ルカによる福音書 2. 39-52

壮絶な怒り悲しみ憎しみの大地の果ては砂漠広がる
愛のない世界のむなし春はまた輝きのなか初夏へ向かへり
百合の花今年ははやく咲くこともあるかとおもううすぐもりの日
やすらぎはただよう舟にのるように眺むるようにロング・ボートへ
熱帯の海に静かに浮いている島から島へ渡りゆく舟
バンブー島白き砂浜どこまでも熱く焼けたる人のない島
海のいろエメラルドにも藍や青透明な水ゆらるる光
亡霊も熱き砂地のつづきゆく熱帯の島かげ椰子の葉陰よ
けだるさは空の彼方の白い雲流れゆくままジーザスは言う
あの雲はぽっかり浮かんで天使にも象にもなりぬ気ままな風よ
みこころの風は吹く吹く空のうえほら見てごらん風は吹く吹く
けだるさに時の止まった波と砂白雲だけが時を告げゆく

ローマの信徒への手紙 1. 1-15

諦めよう。時間の無駄だ。ひねもすはのんびり流れ、子が病気です。
憐れみがほしいほうならわたしです。あなたのことなどどうでもいいさ。
祈り人邪魔をさせまじ父親は吾子を連れゆく病院までと

いくつもの悲しみみつめすぎゆけば明日はどうなる今日は今日とて
人生の絶望のとき告げゆかばそれが日課とわがこととなる

ルカによる福音書 7. 23-35

白百合の季節に早い今の日をおとづる春は夏をおもわせ

投稿者 Blue Wind : 02:50 PM | コメント (0)

April 01, 2004

ささやかなあそびごころではじまったしずかな革命おとづれるひに

太陽は春の顔して昇り行くもう花見とは!虚ろにもなり
少しずつ何かが変わっていくような千年紀は始まりぬ今
平和こそおもう夢にぞ輝けるモーセはなぜに戦いを説く

民数記 32. 1-42 ルベン族とガド族の土地

うた詠みは春のゆうべにうららかに神代の楽をうたうるものぞ
CDも壊れ果てたかとぎれゆく音の聴こえるプレイヤーかな
電子文字無償配布の世界からどうして紙が必要なのか
ささやかな出来事のなか文明は文化を変える人をぞ変える
革命だ。気づかぬうちに電子文字ひしひしとして社会を変える
われはなお下手なうたなど詠みつづく電子の文字はメディアと呼ばるる
出版は誰のものにもなりませぬ誰でも文字が書けるのだから
誰にでもできることだと伝えるも不可思議なこと文字は躍れり
学び人いつでもどこでも学べれば読む人は書き書く人は読む
ささやかなあそびごころではじまったしずかな革命おとづれるひに
うつろえば時代は流れ千年は百年よりもあまりにながい

ヨハネによる福音書 19. 28-30 イエスの死

福音はこのようにして千年紀つたわりゆくぞひとからひとへ

投稿者 Blue Wind : 02:51 AM | コメント (0)