April 10, 2004

連絡帳ラメ入りペンでサインする青は青とて光りもせぬ字

誕生日の珈琲カップのプレゼント使わぬままに吾子に叱られ
春の日もアイス珈琲へやのなか乾いた空気くるくるまわる
人の渦一人の部屋で感じてはあな不思議なり活字の世界
片道を2.5キロの道のりを吾子と二人で歩いた夏よ
通学路えんえんつづく子ら歩く蟻の並んで学校へゆく
えんえんと蟻の季節にまだ早い桜は咲きぬ風のある朝
ひねもすをうんざりしつつ歌を詠む歌詠むことに疲れた日にも
世の中はおおげさすぎて空回り一人で歌を詠ませてくれよ
この歌があの歌がなどわたしなど歌のことなど愚挙の空風
連絡帳ラメ入りペンでサインする青は青とて光りもせぬ字

使徒言行録 27. 13-38 暴風に襲われる

現代詩黒田三郎遠慮がち万葉人にしづしづ語る
大正は過ぎてゆかむも差し出せり佐藤春夫の現代詩釈
憂鬱だ。だから短歌は嫌いだと言っても虚し歌人のあたし。
枯れ枝を麻で括ったタペストリー図工の時間アートに変わる
木版画うつむく花を彫り上げる吾子の絵みてなぐさめられし

マタイによる福音書 10. 16-25 迫害を予告する

投稿者 Blue Wind : April 10, 2004 02:33 AM | トラックバック
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