April 02, 2004

みこころの風は吹く吹く空のうえほら見てごらん風は吹く吹く

ゆくみちにためらいあるもはるかぜはふゆのきびしさわすれてすさぶ

エゼキエル書 27. 27-36 28. 1-10

すさびゆくなげきのなみだ儚くも真実だけがよみがえりたる
水面に浮かびゆくつきゆらゆらとかくも儚く朝をむかへる
海のなか沈んだ富をなげいても船乗りはまた乗る船をかえ
水夫らの亡霊の海船底にからみつきたる嵐のゆくえ

ルカによる福音書 2. 39-52

壮絶な怒り悲しみ憎しみの大地の果ては砂漠広がる
愛のない世界のむなし春はまた輝きのなか初夏へ向かへり
百合の花今年ははやく咲くこともあるかとおもううすぐもりの日
やすらぎはただよう舟にのるように眺むるようにロング・ボートへ
熱帯の海に静かに浮いている島から島へ渡りゆく舟
バンブー島白き砂浜どこまでも熱く焼けたる人のない島
海のいろエメラルドにも藍や青透明な水ゆらるる光
亡霊も熱き砂地のつづきゆく熱帯の島かげ椰子の葉陰よ
けだるさは空の彼方の白い雲流れゆくままジーザスは言う
あの雲はぽっかり浮かんで天使にも象にもなりぬ気ままな風よ
みこころの風は吹く吹く空のうえほら見てごらん風は吹く吹く
けだるさに時の止まった波と砂白雲だけが時を告げゆく

ローマの信徒への手紙 1. 1-15

諦めよう。時間の無駄だ。ひねもすはのんびり流れ、子が病気です。
憐れみがほしいほうならわたしです。あなたのことなどどうでもいいさ。
祈り人邪魔をさせまじ父親は吾子を連れゆく病院までと

いくつもの悲しみみつめすぎゆけば明日はどうなる今日は今日とて
人生の絶望のとき告げゆかばそれが日課とわがこととなる

ルカによる福音書 7. 23-35

白百合の季節に早い今の日をおとづる春は夏をおもわせ

投稿者 Blue Wind : April 2, 2004 02:50 PM
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