目を閉じてまどろむなかれ春の夜はめまぐるしくも文字(もんじ)流れる
春の陽はすこしなつかし青き日のわだちのうへをあるく想ひ出
桜には花だに揺らす春の風葉の生ひ茂るひかり待ちつも
陽だまりに自転車ならびすくすくとゴーカート走るコースのやうに
陽の中におしすすみゆく背中には開放感を乗せゆくか子ら
まぶしげに自転車漕いでゆくみちはいづこへつづく春休みかな
すくすくと葉の生い茂りぼんぼりをかそけく揺らすあらくさの庭
すこしずつ見あぐるやうな水仙は首を揃へて森の香に生(あ)れ
かしぐまでならびゆく花今日もまた鮮やかな黄を覗かせている
少しずつ濃くなりゆくか春の花わたぼうしにぞ飛びゆく風に
おとづるる春の匂ひを待つ風も身を潜めたり弥生の終はり
桜なら今が描き頃一筆にちりばめた花ぱつと散らせと
微笑んで咲いてるやうな一本の気の早い木はいつ散るのだらう
陽だまりは一つの景色つくりだし桜の花をつくりだす道
歩道には待ち合わせする吾子の立つ勢いの手に時を覚えり
カーラジオ断片の声聴こえては甲子園すら終わりゆく負け
球児には地元の子らのつどふかと遠くの園は埋め尽くす庭
子らの夢ちかくも春はカーラジオ深深としたまどろみのみち
うららかに過ぎてゆかんかこの春は水仙の花顔を揃えり
人口が少ないっていいね、何となく。
イースター通りすぎたと雨の日の昨日の春の茫洋を思ふ
天国は消され築かれ春の陽の幻のごと空につづくか
まどろみは春のものかと枯れすすき杞憂の原に身をやつし立つ
水仙は雨に濡れてぞ輝きを淡くもひかり濃くも背みどり
今のこと怒っているか吾の手は電子儚く歌を消すべし
あの歌はこの歌はなど惑うなら少しは記憶もどりゆくかな
あの過去は静止しているされど今消えてしまつた歌は戻らぬ
杞憂すら待ち望みたる桜色すぎゆかば春イースターゆく
その夕べ麗かな陽の森のうえ消えるともなくドア閉したるは
背に受くしまばゆき夕陽すみとおる背に受くし春昨日は去りし
麗らかにまぶしき春は車だに置きざりにして遠のく景色
何もかもこじつけるとも理屈とも不満とさえも思えぬ夕べ
雨の音聴こえもせぬが道をゆく車の音の絶えることなく
昼下がり緑深まる雨の音もうどうだつて春じゃないかと
画像を選んでいるうちに間違えて、歌を消してしまった。
電子文字なんて嫌いだーーーーーっ!!!!
詠めない、悔しい、それでも詠む、負けない、苛々。
ま、いっか。
諦めよう。
運命だ。
春休み春期講習始まれば年度がわりのひと月はやく
水仙の一つ離れて咲く花の植へてもゐない球根を思ふ
水仙のふくらむつぼみ並びてはさやちかづきし花見の季節
桜より水仙の花少しだけ早くも咲くかつゆざむを思ふ
このうえに広がる空の青い陽はつらなるクルマ増えゆかんとす
激情を電子の文字にながめてはクリックせぬは知らぬ世間か
天蓋に蔽われている電子文字うつらうつらと雨漏りを知る
ほのぐらき夢深む底のてのひらにちぐはぐとしたつらがまえ得ず
神経を賦活させるかパソコンの伝ふかごとも脳裡飛びをり
水仙の淡い黄色の咲く庭はぼんやりとした太陽の色
淡き色染井吉野の広がれば八重の桜はまだ春を待ち
さくらさくら花の色さえうつろはばながき春日はいつ終はるだらう
偕楽園梅の開花のお知らせがしづしづ伝ふ茨城ラジオ
春の陽の渋滞のみちまどろめばこころおどろき信号変はる
澤山くん's 癒し系ブログへのトラバです。
ふふみゆくしたたりゆくか雨のおとつよき風ふきもはやもう春
デスノート、「デスの音」かな、ですますはわたくしですか、デストロイヤー。
シュルレアルおもいつくままふらふらと手をのばしゆく刻まれた肉
シュルレアルどうしてピカソちがふのと尋ねてみてよ洗礼の絵に
ふわふわとそら昇りゆくおめでとう真実をみし鏡の世界
デスノート笑みししづかにパラダイス永遠のいのちのつむがれゆかば
死は姉妹フランシスコの寝顔には泣く人の身のたちつくす木々
死の音にふふみたる雨空はもう忘れちまつた木霊の夢に
濃厚に陽のとまりゆくジムノベディふかふかとした雲脳は霧張る
くずれゆく形のなかに形ありマン・レイ・ピーチみっつの背中
明るくも陽のとまりゆく時間にはまばゆさだけがとけこみし夢
ぽっかりと声なき声の空間は唖の悲鳴あり胸底のおと
胸底の悲鳴の音の周波数誰が測りしかとまった日の出
煌々とひとりの世界照らしゆけこころみちゆけ耳しかば春
外界のくずれゆくかな晴れの日はわがみ消えにしそは残りしか
曇り空ゆくえしらずの雲雀なり真夜中の声聴こえたはずが
真からの暗闇知らず育ちたる都会のあかり地球のあかり
おゝ鳴けよ小鳥のおとづるる気まぐれな雨今はやみたる
くぐもったクルマのドアの閉まる音いづこへゆくかスプレーのみち
はらはらと寝てしまったよ枯れ草はもはやそれまで春は来やらぬ
桜路はいまだ来やらぬ十字架の青空の色覆へる雲よ
雨の音とまった気持ち沈みゆくつちの色さえ春に覆わる
道端のこぶり水仙並んではわが庭の花いまだ咲かぬか
水仙の驚く顔の待ちどおし庭はすっかり芝に覆われ
夢の中沈んだままに春は来ぬあなたの知らぬ夏は過ぎたと
ドラクエの醜悪顔を倒すにはすぎゆく時間みじかすぎると
こじんまりひねもすはゆき少しずつ変わりゆくかなまわりゆく日日
冬よりも凍えてしまふ春の夜にひさびさに飲む珈琲の熱
春待てば冷たい雨のおとづるる期待はずれに泣かさるる夜
少しずつ変わりゆくかとひねもすは春めいた風雨を運びぬ
なんで今日はこんなに寒いのだろう・・・
スクラップ重ねゆくよな春の空うららかに雲浮んでいるが
濃淡にしずみがちなるラベンダー冬を越せずに根はり待つらむ
枯れ芝に点点緑あらくさの咲く花のあと目で追ひし明日
お揃いに吾子に着せられオトくんはプーさんの顔乗せて走れり
ドライブが好きな犬ですオトくんは鼻震わせていづこへ行くと
力なく2割引きなる値札かなマリアのように寝ている子犬
春はもう来ているのかと問われても力なき犬寝ているばかり
冬の夢春は来にけり春の夜に変はらないよと子犬は寝たり
連休の返す返すも休みなく動きまわれり吾子と子犬は
陽だまりはしづしづとして眠りゆくわれを残して起きあぐる草
亡羊にドライブの日々つづきゆくひねもすはまた平穏の月
天空に月を浮かべて星の数増えたかのよう冷たき春日
駐車場混みあふ休み中庭のテーブルのうえ誰もいづとも
デパートの人出のようなブロガーの出足さぐるか連休サーバ
仕事にはほどとおかりし閲覧のみえざりし声サーバに落つる
サンプルにほどとおかりしわがブログ気ままに綴るひまつぶしかな
ランダムに過ぎてゆかんか春風よ吹く野原にも新たなる芽を
混沌と未来の水の熱ければ冷めた夕暮れまぶしくもあり
ミモザ咲く黄色い季節おとづれて春の陽射しはすぐそこにあり
しだりゆくミモザ葉の丈浅ければぱらりぱらりと春風の吹く
あらくさの名を知らざりし白い花さびしき庭に君は咲き 惑ふ
あと七日過ぎてしまえばあらくさの奔放に咲く黄花の季節
水仙の伸びてゆかんと待ちぼうけミモザの花はやさしく揺れる
くよくよと悩んでみても春の花咲くよ咲くよと待ってはくれぬ
枯れ尾花いまだしおれて春風は運んでゆくか秋の穂の夢
軽やかに美しく吹く春風も花粉の季節あかめめの子ら
なんだかなとてもふつうがまぶしくてもどかしすぎる狂った果実
朝霧につつまれながらカラス鳴く電柱のうえみあぐるように
花咲けば髑髏のかたち思うようなガラスの破片散らばる渦に
松明をつよくなりしとかかげれば夜は明るき闇はとどまり
マグダラのマリアかそけきパリの路地灰色の街青い服あり
激しさも燃えゆくほむらゆらゆらとおとづるる人背の数ながむ
太陽は燃ゆるばかりに輝けば赤道のうえぽかりと消える
消え失せろ夕凪せまる海の色黄金の波いつまでもみる
ヨハネによる福音書 19. 28-30 イエスの死
愛の色いくつ変はりてうつろへど十字架のうへわがひとのあり
罪の色いくつ変はりてうつろへど十字架のうへわが神の愛
誰がために鐘は鳴るのか朝は来ぬ浮かれる鳩は群れつ飛び立ち
パラダイス黄金の波きらめけば突き刺すようなまばゆき夕陽
のらくらと買収劇を眺むれば春は明るき風よく似合ふ
すこしずつ粒あつまりて礫かなしたたかにして世は変はりゆく
四方の風散るか散らすか切り株に落つる木の葉の吹かれるままに
春の息桜の花に尋ねれば水仙の花いまだしづもる
地上には地上の息があるように地下に地下のぬくもりのあり
春の声いづこにもとむ春の花吾は水仙土を知るらむ
水仙のおとづれ遅き季節には夏の花さえしづもりて咲く
桜花幹たちあぐる肌ありて陽射しのなかに季節を知るや
しづもれる球根の花つちのなか夢見て眠るめぐりくる春
水仙と桜、か。
まったく違うセンサーがある。
ブロガーの重ねる文字の並んでは違う自分を求める人等
いくえにも重ねる時間並んでは代わり映えせぬ人といふもの
つらければ彩りの在る花園を訪ねるやうなふりそそぐ雨
少しずつ書き連ねれば過去のこと未来の闇を崩しゆくなり
エンディング迎えてみれば春風がそよ吹く季節陽だまりの道
明日からは平日だよと繰り返す日曜日にはサザエさんかな
終わりなきふつうの日々の連なれば誰でもいつかサザエさんかな
作者さえ死すともつづくサザエさんいつ絶えるのか終わりなき日々
重ねゆくふつうの日々はサザエさん千年の日々ふつうにめぐる
普通さがこんなにヘンなものだとは普遍の意味を井戸に問ふべし
海の水飲めもしないがあるだけで濾過することを考えてみる
海の水海の魚を養うか陸のわたしは眺むるだけか
問うことは問いすぎもなく聞くことは雲雀の声の与うみことば
海の水与えられても水不足南の島は人心なり
水仙の咲かぬ弥生の土のなか冷たき水のしづもれる音
光に背く人々がいる。
彼らは光の道を認めず
光の射すところにとどまろうとしない。(ヨブ記 24. 13)
********
光あれ夕暮れのみち光あれ影踏みあるく夕暮れの吾
そのみちは闇へとつづく夕まぐれながながと影吸い込まれゆく
紫の闇おとづるるマウイなら鯨のように世界をめぐる
まぶしき陽背にうけながらてくてくと春めいたみちクロッカス咲く
てらてらと光っていてもクロッカス盗まれたよと朝からぼやき
切り口の刃物のようなクロッカス闇から朝へ花泥棒来る
********
どうやら花泥棒がいるらしい・・・
「クロッカス盗まれちゃったの〜!」と朝から鼻にかかった声。
こりゃ大事件だ、コンビニ強盗の次に・・・
今回は、ご返歌というより、麗さまの、
『体重計「おかしいわね?」と場所移動場所を変えても重さ変わらず』
が、本歌です・・・
体重計「おかしいわね」とゼロみっつ電池切れだわ捨ててまおうか
以下、ノーコメント。
Natさまへのご返歌
千年紀のんびり眺めネットせし残りゆくもの露光りては
メディアにはほの遠かりしブロガーのぶどうの蔓の井戸を走りぬ
セントーサ熱き太陽聳え立つマーライオンの口火は噴かぬ
防空壕歩いて悲し熱帯は外も内さえ燃えさかる咽
シナリオの劇中劇をながむればつたうるまえにキャッチすべしと
大衆をとらえることのできるものプロパガンダにナチのきずあと
鼓舞という9.11の追悼は愛国的につどわるる歌手
反戦にうちすてられしCDを知ったというも9.11か
さらされる危機は瀕してつかのまの結束という幻をみせ
燃え臥せばつかのまと化す夕べには無知なる茜うっすらと雲
ボサノバの起源は、静かな反戦ですから・・・愛と微笑みと花。
9.11以来、「これだ!」と思いました。
権力とたたかふためにメディアあり武器は鍋蓋陰からスプーン
スコーン食み優雅な笑みによく似合ふオーブを集め次のボスキャラ
退廃はゆくえしらずの雨雲のふらす大地の電波ジャックか
粒粒に価値はないさと転がればぶどうの実落つパチンコの玉
多数にて議決されるかランキング表示/非表示一房のぶどう
ニート族ひとりだけでは天邪鬼並んでみれば80億円
キューあれば並んでみろと多数決ハニーポップコーン焼きあがるまで
1億の生活保護をかかえてはいくつの都市のつぶれゆくかな
年金は誰を養ふニート族親のすねから国のふところ
メラメラと怒ってみても鬱の風邪ひろがりゆかばむなしい怒り
真面目にぞ怒ってみても退廃はくもりゆく空しづかな光
みちさきを不案内にも問ふ雲のひとつただよひ春澄み渡る
そろそろと洗濯物を畳んでは母の要る物今はこれだけ
数枚のパジャマとタオル抱えては袋ふたつと春さきの歌
液体のチューブ通したかぎざぎは繕ふことも無駄と知るべし
秋の日のすぐこの前と思ひては寒椿落ち春を待つらむ
病室は西陽の森に向かひてや窓のカーテンいつ開けやらむ
空だけがやけに広がる駐車場月見の晩は冴え冴えと春
まどろんで領収証をながめても確定申告期限は待ちぬ
食堂はいつも並んで同じ顔 に見えてしまう横を通りぬ
看護士の明るくもあり不自然な笑みなきおうな寝たきりの咳
この頃じゃ誰も心配する人のなき慢性の部屋おむつ積む
つるつるの廊下の床をそろそろと転ばぬ杖の点滴の管
花道をとおりゆかめとおむつ買いそこのけそこのけ両脇の椅子
花道をみあぐる視線うつろげに並んでおりし椅子のうへには
ハイヒール場違いのやうエレベーター待つ人らにはいっときの鬱
やさしげに微笑む陽にはやさしげな透きとほる目のみつめあふ空
空からの光輝けば今の陽射し明日もあるかと彼にとふ吾
とどまりぬ重ね鉢寝る芝のうえやはらかき陽のゆれることなく
空の陽よ微笑んでみて明日の空透明な色浮んで青く
やはらかき愛そそぎゆく陽の光微笑みのなか空は永遠
泣き声に生まれ怯えてやすらかに死す最期の日微笑んでおり
空からの視線は光まばゆくも浮遊のままにぽつりとねむる
作家ブログのモトギさんへのトラバです。
狼に拾われ狼の群れで育てられた少女は、その後、人間に保護されました。けれども、彼女は二足歩行もできなければ、言語もわからず、狼のように行動するだけ。体の成長も遅い。そして、16歳で生涯を全うしたそうです。
群れなせば聴こえ来しうた狼の群れ伝ふ声カミラ聴きしか
山のなか捨てられし子の狼は十六で死す女に生(あ)れども
かたち人狼と思ふカミラには人のうつそみ鏡の他人
果たして、彼女は幸せだったのでしょうか。
人は人に生まれるから人なのではなく、人に育てられるから人になる。
感覚遮断の実験とかね・・・感慨深い。
往生の際わるそうな雪犬の温和な瞳頬うるわしく
目で詠むか耳澄ましたるうた声のこわれた響きのどの奥臥す
まっしろけお庭にすわる雪犬は微笑みながら消えてゆくぞと
くるぶしに他愛なく床吹雪くやう冷たい息の流れゆくドア
雪の灯はまぐれあたりの光線にはじけてみてもゆるりと日向
ひねもすをうつらうつらとうた詠めばましろき雪は芝にかわりぬ
とじこめた時間のなかにあるやうな雪は白白そして消えゆく
さやわかに冷たい床のつづく先吹き込む風に残雪の色
水仙の雪の中にぞ指先を覗かせてみし夏土に逃げ
残雪を掻き集め犬座りたるオブジェ見つむる部屋に何ある
静かにぞすぎゆくときをすごしたく垣間見し雪春夢壊す
春風はつよくつめたくあしおとの大きな靴のふみだす一歩
陽は伸びてさしこひかりあかるくてのぞきこむ窓われを拒みぬ
血潮にぞかわるるもののうめき声鬱という名の陽のまばゆき日
きゃいきゃいと鼻歌のやう電子文字ぐたにぐるぐるめぐりたる名の
筆名を考えるなどうとましくなりすましいづわがハンドルは
IDのcherrynutにて架空にぞ実のない桜嫌ふもおかし
薔薇の実の朱色に粒のならびたる季節も今はフリーズしてる
強引にうたよみつくす土曜日は遊びゆく吾子さそふTelあり
2時間をながいとおもふあの頃のまぶしき陽射春はおとづる
ぼんやりと寺山修司ながむればヒエラルキーのあしおとの鳴る
ランキング代わり映えせぬ青と赤たまにオレンジ目に映らぬと
こんなにも青き時間の空のうた代わり映えせぬうたかたの夢
瞑想を呼ぶがごとしと森の花贈られてきしコミュニティ・メール
空調の吹き込む音は透明に消えてしまうか髪にかくれて
夢タクト崩れ去りし雪景色ましろき庭をみまもりぬ朝
がくがくと春鬱の音近づけば雪積もらないミモザ葉の下
窓の外白き世界のしんしんと降りやまぬ雪無機質な朝
開ける窓冷たい息の流れ込む電話待つ朝虚しく行くか
透明な冷たい息のガラス越し右の窓から吾を突き刺す
膝の上猫に化したかオトくんは寒がりの犬寝てすごす朝
灰色の空気のなかの静けさは白という色真白くもする
菜の花やいつにぞ揺れる春の野は白雪の舞ふ弥生の空に
雪の空クララ・モレーノ遠かりしブラジルの夢ミモザ葉に消ゆ
鬱々するから、またボッサでも聴くか・・・
菜の花は遠い。
************
アーティスト: クララ・モレーノ
タイトル: モレナ・ボサ・ノヴァ(CCCD)
眠り粉を浴びているよな春の陽の手を伸ばしたる花園が夢
チューリップ忘れてる間に冬の陽は枯葉のうえに影を伸ばしぬ
ステップに置き去りにした球根はいつになったら花咲かせるや
水仙の厳しき日にぞ咲きにける優雅な舞も雪にしづもる
うららかに寡黙な春の歌声は小鳥のやうなサンバのリズム
空中に紛れて埃飛びおりし透明な陽の射し込むテレビ
窓辺には窓辺の景色浮びたる春の庭にはまだ遠かりき
春指揮者タクトを降ろせ野の夢の黄色い季節まばゆくも萌え
そろそろガーデンセンターが賑やかになる頃かな。
雪降るなよ・・・まだ、雨。
ボッサを聴きながら、春よ来い、ってうすらぼんやり・・・
雛祭りお雛様など探してはオトの粗相をいかにせんかと
春時間はらりはらりと春の音まぶしき時間ボッサは流れ
春時間クララ・モレーノいつもよりアップテンポで刻みし陽射し
春鬱に沈みゆくより地球には裏の季節のめぐりゆく円
春時間もどりゆく夏待ちたれば夏が恋しき百合の葉茂る
夏草のしおれた時間太陽は北半球の真上にありき
春時間アップテンポで早送りうららうららとうつらまどろむ
庭先でキメラの翼飛ばしたいボッサ聴く春雛祭りにて
お雛さまミステリアスに微笑めばキメラの翼よく似合ふ空
太陽よわがまますぎるわたしには少し離れて凍える泪
そろそろ春時間ですね・・・
麗。さんへのトラバ。
お題は、「サーファー」なのかな・・・でも、麗さんの歌が面白かった。
わっかるなーというか(笑)。
◇ご返歌
海おとこ海の魔人で歩き出せ熱き砂浜 射す陽悲しき
波のうへ融けて揺られてボードには魔法の光ちりばめられて
とけるなら海の魔法のてらてらと夕闇の浜歩き出すまで
ギラギラと太陽は燃ゆ海のうえほんとは怖い荒波の渦
てらてらと時間よ止まれ戯れの波くりかえす砂冷えるまで
たしかにずっと海の中にいてほしい・・・
ホリエモンどこまでつづく君のみち波乱万丈サイバーの渦
のらくらとブログつくって遊んでは月またぎする雨風呂の朝
ランキング蓋を開ければネットにはネットの月がぽっかり浮ぶ
アクセス数並んでみれば老舗にぞ負けてしまうか検索の数
キーワード打ち込んでみてネットには通りやすけき言の葉のあり
通り雨ゆきすぎてゆく人の渦雨垂れ落ちるページをめくる
アメブロで月変わりを迎えるのは、1月が故障中だったのでこれが2回目。
今月からアクセス数だけでランキングを決めると発表。
気楽になった反面、ある程度、ネットのクセを理解していないと、今度は上位はアダルトやバラエティが並ぶだけになりそう。
ネットって良くも悪くもそんな感じ・・・