March 20, 2005

【短歌】 あらくさの名を知らざりし白い花さびしき庭に君は咲き 惑ふ

混沌と未来の水の熱ければ冷めた夕暮れまぶしくもあり

ミモザ咲く黄色い季節おとづれて春の陽射しはすぐそこにあり
しだりゆくミモザ葉の丈浅ければぱらりぱらりと春風の吹く
あらくさの名を知らざりし白い花さびしき庭に君は咲き 惑ふ
あと七日過ぎてしまえばあらくさの奔放に咲く黄花の季節
水仙の伸びてゆかんと待ちぼうけミモザの花はやさしく揺れる

くよくよと悩んでみても春の花咲くよ咲くよと待ってはくれぬ
枯れ尾花いまだしおれて春風は運んでゆくか秋の穂の夢

軽やかに美しく吹く春風も花粉の季節あかめめの子ら

投稿者 Blue Wind : March 20, 2005 02:36 AM | トラックバック
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