March 26, 2005

【今日の短歌】 水仙の淡い黄色の咲く庭はぼんやりとした太陽の色

春休み春期講習始まれば年度がわりのひと月はやく
水仙の一つ離れて咲く花の植へてもゐない球根を思ふ
水仙のふくらむつぼみ並びてはさやちかづきし花見の季節
桜より水仙の花少しだけ早くも咲くかつゆざむを思ふ
このうえに広がる空の青い陽はつらなるクルマ増えゆかんとす

激情を電子の文字にながめてはクリックせぬは知らぬ世間か
天蓋に蔽われている電子文字うつらうつらと雨漏りを知る
ほのぐらき夢深む底のてのひらにちぐはぐとしたつらがまえ得ず
神経を賦活させるかパソコンの伝ふかごとも脳裡飛びをり

水仙の淡い黄色の咲く庭はぼんやりとした太陽の色

淡き色染井吉野の広がれば八重の桜はまだ春を待ち
さくらさくら花の色さえうつろはばながき春日はいつ終はるだらう
偕楽園梅の開花のお知らせがしづしづ伝ふ茨城ラジオ
春の陽の渋滞のみちまどろめばこころおどろき信号変はる

投稿者 Blue Wind : March 26, 2005 09:22 PM | トラックバック
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