アバウトな似顔絵つくる夜更けにはPhotoの反射の逃げ出す夜道
遠い灯の記憶のなかのわたしよりはろばろ描く薄き淡き身
分身は彼方の記憶万華鏡覗いてみれば重なりの粉
散りゆかば花の匂ひの空高く風に吹かれて舞ふくれなゐに
煌々と朝陽に向かい満月は青空のなか浮んでおりし
昇りゆく朝陽まぶしきひがし空淡々と魅しにしの満月
夕暮れはアシジの丘の月と陽のみつむるように浮んでおりし
日の出にはつくばの森の澪つくし朝日と月の向かひ逢ふ空
朝の星輝いている冬の空ひときわ空気つっぱって青
早起きもたまにはよいものかも。
朝6時前に玄関を出ると、西の空にはまんまるい月。
月と一緒に日の出を待つ、なんてね。
*********
さきほど、ゴマさんのところで見つけてさっそく似顔絵アイコンをつくってしまいました。日頃あまりサーフィンしないから、どこでアバターなどを皆がつくっていらっしゃるのか知らない。プロフ欄にアップした画像は、Abi-Station製。
似てる?(笑)
後になって気が付いたんだけど、どうもみほこたさんの似顔絵に似ているような・・・
で、Kamomeさんのところのトラバ短歌のお題が「Photo」。
・・・・・冬はささやかな楽しみの上に立脚している。
雪ダルマ犬の耳つけ首輪して朝踏む雪に吾子とオトぴょん
満月の浮ぶ空には春の風つよく吹きぬけ雪を降らせり
ドラクエに苛々しつつドルマゲス倒してむなしまたドルマゲス
月明かりしんしんと降る雪の影やみのしのびぬドラクエの音
明日の朝ディズニーランド子ども会恋愛論も親バカに負け
花めぐる季節のゆくえ冬のみち子らを連れゆきまたすすむべし
ころころと雪をころがしオトダルマちょこんと座る芝雪の庭
雪のおかげで2時間遅れで登校。
その間に雪ダルマに耳と首輪としっぽをつけて雪犬の完成か?
ついでに、ディズニーランド行ってきます。
6年生を送る会らしい・・・^_^;
雪求め窓外見やりもう雪はわれを見捨てて天に戻りぬ
ひんやりと冷たき雨は大粒の闇の中にぞ音もなく消ゆ
闇路には消ゆる雨さえしんしんといつしか雪に黙礼がごと
払拭にいちめんの雪ふりたれば冬もどりみちうららかな春
はらはらと声なき雪の降る夜は覆へよ大地凍へよ家路
足下に小さな冬のはりついたサンダルの底はらふ土なく
コンクリはぬばたまの闇雨吸ひしはらはら天の雪さえふふむ
夜道は寒い。
ちょっと近所に食事に出ただけなんですけど、凍えた。
いつの間にか、雨は雪に。
今日、春一番だったみたいです。
まぶしき陽うつらうつらと風の声春一番のおとづるる野に
しなやかに枝削ぎすぎし隣家の樹剣士のように風に身構え
宮参りおとづれたのは原宿と母語りしも歩道橋思ふ
* とうとう、nattoさんのところでも詠んでしまっています。春一番と明治神宮の組み合わせかな。
風吹けば厳しき冬も忘らるる雛祭り待つ怠惰な季節
鳩の声くぐもるやうに彼方より羽音と風と木立薫りぬ
静寂に身を沈めゆく茜雲都会の森の青闇の底
ゆきかえば人かライトか街の灯にきみじかな空はろばろ遠く
灰色の猫横たわる空のうえ誘う夢のおとづるる昼
サウザーに憧れていた夏空のカリフォルニアはいまだ適わず
『Japan as No.1』とおだてられつっぱしる国すきとおる空
退廃に逃げ出しゆかばイギリスの曇天の空寒き夏知る
マグダラのマリアささやく教会に誘わるるごと揺れるほむらへ
くりかえし終わり無き旅いづこへとつづくか空よくりかえしつつ
けだるさにめざめた午後は濃紺の闇に覆われ月をさがしぬ
幻想の白き石像浮びくる深夜の闇はうねうねつづく
めぐりあふ山のある陽の面影はとどまる闇にすわる人息
バティックの崖にならんではためくを清流沿いでコピと眺める
おさるさん目を逸らしつつ森のなか威風堂々ふさがるる道
おこちゃまはひとりでござる挨拶はくりかえされる天気のやうな
『New 天邪鬼日記』への投歌?
空港からウブドへつづく幻想の夜道を思い出しながら何となく・・・
ドラクエの朝な夕なに始まれば休みの日には徹夜してみる
プレステの3Dに馴染めずにボリューム落とし深夜過ぎ行く
しんみりと歌集の文字をなぞらえば電子の文字は騒々しかろ
東京は雪だとたれそ書きぬればつくばねはまだ雨のふる音
昨日には昨日の雨のしづしづと今日という日は曇天の灰
バタイユに染まれるのなら灰の雲したたる雨はぐっと堪えて
噛みしめるくちびるの色染まるならくれなゐの血はさめざめとまる
寝不足のいいわけにするドラクエとブログとうたと曇り空かな
純愛のほのかおるらし青空は雲の向こうの隠れ夕闇
しらじらと淡き光のさしこめば雨こそ止まめまどろみの道
たあいなく果汁ぽんず斜め帽子空き瓶の蓋捨てよか迷ふ
ステンレスいつのまにやら増えたねと飾りなき火の置かれたコンロ
たまには歌人っぽく・・・
人のない街並みつづく並木みちまっすぐ進み村へさまよい
街の空夕焼け雲は交差点ぽっかり空いた都会の窓辺
街の中苛立つクルマ並べてはお次はわたし 割り込みに泣く
渋滞にいらいらするより、ちょっと走らせてさっぱりすっきり。
* 『ケータイ短歌』への投稿。(しろねこのうた)
アーティスト: J.D.サウザー
タイトル: ユア・オンリー・ロンリー
風の中「愛してる」ってつぶやいて飛ばし飛ばされカーラジオ聴く
あの空へ向かってクルマ走らせば流れるラジオ高らか笑う
サウザーがいきなり流れ70’sカリフォルニアかラジオの世界
ラジオと言えば、今はクルマの中で聴くだけのような気がします。でも、流れていないと物足りない。娘を塾に迎えに行く時間になると、J.D.サウザーの『ユア・オンリー・ロンリー』が必ず流れるんです。これが楽しみでクルマ走らせているのかも・・・
* 『ケータイ短歌』への投稿。。(しろねこのうた)
ユーミンのMDなんて遠い夢ナラ・レオン聴き少女時代へ
ガチャピンのほっぺつねって起こしても動かぬ瞼さびしきドール
オハステの時間になって朝が来るあわただしくも一日の始まり
どうだっていいじゃないかとわが人生1万円を競いブログる
軽やかにおばかやってはわが人生砂飛ばしゆく競走馬かな
鬱蒼と鬱たちこめてどうにでも投げやりになる暗闇のみち
退廃よ、クローゼットの玉手箱。絵本散らばる足元の床。
少しずつ空の彼方のお星さまちかづいてくる終わりの予感
ヨブ記 5. 24-27
のんびりとアシジの丘はゆれている陽のさすようにゆらゆらと葉の
退廃に身をやつしては空のうえ見あげてみれば星は輝き
へぼ歌人ぼんくらやみのとんかちはお空のしたで眠る屍
美しく美しくあり美しくそのみことばの届かぬ先は
へぼ歌人身をやつしては下手な歌詠みつづくだけその先の丘
こうやって死へ向かいてすすむみちポルチウンクラ陽の落つる床
わが神よわたしを捨てていづこへと遠い空の葉落としているか
悲しみよ、忘れた頃にやってくる深きやみじはあなたの床に
紺碧のお空の中に浮ぶ月大きすぎては蛍光灯か
数えてはいく年月をすごしゆき今ひとさしの小指の先に
忘れては死んだかわれは生きている。無謀な無為なる作為のままに。
エレミヤ書 36. 1-3
ユダのこと大嫌いだとマドレーヌ顔に書いては香油の小瓶
何もかも神にゆだねて五月雨も砂漠の砂も地球の香り
ナラ・レオン名盤のまま流れても幽かに色の違う再版
ローカルに流れていては息吹つたうサウザー買ったついでの過去へ
今のことのんびりと聴く子守歌眠らせないと流れるレオン
明日のことまた考えて発作かな道筋くねる風の気まぐれ
止まれ時!命令しても鳩時計、電池切れまで振り子は揺れる。
こうやって知らないうちに流れ出す時間のなかにとどまりし吾
鬱蒼と奏でる音の透きとおるぎこちない歌アコースティック
何したい?尋ねられては今のとき、案外わるくないさと思う。
追い立てる時間のなかに立ち止まる幽かな時間、朝のあしおと。
少しずつ気ままなわたし戻っては流れるときはナラの歌声
ゆっくりと飽和してゆくギターにはぎこちないほど滑らかな音
新しいCD買って旧きうたくりかえし聴くひまなわたくし
永遠は星の時間で数えるの、ちょっと気ままな流れ星かな。
空さえもいづこにつづく世の果てはわれの知らない空間浮ぶ
ヨシュア記 5. 13-15
ねむれねむれ野のすみれ冬つちまくらすみれすみれと風謳うまで
すみれすみれ飛ばしてよ春桜散り君咲く日まで目をつぶる吾
風謳うその日には春花咲くらむ憂鬱なそら十字架はあり
さくらさくら花びらの舞う散りゆくか梨の花咲きイースターまで
さくらさくらあなたに罪はなかりしもあなたの日にはわたしはブルー
春うららうららうららとうつらつらさくらの花はどうして咲くの?
散る・・・さくら。今はまだ冬今はまだ。すこしずつ春残光の雪。
すこしずつ春ちかづけば意味のない青き想いにつぶされる吾
今はまだ冬なのに月すこしずつ春の気配のおしよする風
さくらさくらあなたの罪は春に咲く十字架の色十字架の上
受難へとつきすすみゆく如月の聖なる愛は今はいづこに
桜咲きめぐりゆくかなこの季節ゆれる地面にゆらぎわすれる
ぼんやりと流れゆく息ながむれば受難の季節おとづるる春
ゆらゆらと生きるかなしみ憐れみの大地の悲鳴うくし沈みぬ
ひねもすは淡淡としてながれゆく大きな愛のゆらゆらと空
聖バレンタインとバレンタインディはかなり違う。
なんで怒る人たちがいるんだろう。
わけわからん。
いにしえにとどまりゆかばひろまりつ愛に飢えては食む夢のうた
ローマの信徒への手紙 1. 18-32 人類の罪
まだ大丈夫みたい、よかった。
愛すれば海のかたちに舞う雲の流れるやうな昼下がりかな
君は言う僕は僕だし君は君ならばふたりはプラットホーム
謝肉祭咎めるようなあの雲はリップの端に不思議な笑い
TBのほうが好きw
ビシッとね飛ばしてみれば目が覚める母親視線重圧の朝
また震源地付近?
揺れたけど、わが家は被害は無さそうです。
コップが倒れるかなぁ・・と思ったけど、大丈夫だった。
世の中がおおげさすぎてテレビみるいづこのこととうすらぼんやり
倒れてはパソコン被害考えてコップを持ちつテレビをみやる
寝よう・・・
おやすみなさい。
横尾忠則でいいじゃん、ということで後で記事を書こうと思ってはいるのですが・・・なかなかすっきりまとまりません。
朗らかなチャーリーの笑みながむれば苦しみの日日等しくありき
まっしろな長きベールの思い出はバーベル上げる妃に変わり
先祖から不倫しているあの二人伝統の国讃えてみれば
何もない時代のほうが不思議だと教科書に載る不倫の話
聖バレンタインのお話となると、あまりにも俗説が多いので、せっかくですからすでにサーバの全廃のために瓦礫となってしまった神父さまのサイトから、残骸を拾ってきました。
*************
むかしむかし、ローマの国にとても熱心に神様を信じている、バレンタインという人が住んでいました。
神様がお喜びくださることをしたい、といつも考えていました。そして、とうとう決心して修道院に行き、神様に仕える修道者になりました。修道院では毎日、聖書を勉強し、お祈りをしました。そして神様のために、いっしょうけんめい働きました。しかし、ある日、あることに気が付きました。
ある修道者はイエスさまの絵を、とてもじょうずに描きました。またある修道者は、イエスさまや弟子たちの像をまるで生きているみたいにじょうずに彫りました。美しい声で神さまを賛美する歌のじょうずな人もいました。きれいな字で聖書をじょうずに書き写す人もいました。
しかし、バレンタインだけはなにひとつじょうずにすることができませんでした。
「わたしはこんなに神さまを愛しているのに、神さまのために働くことができない」と、とても悲しみました。
悲しい気持ちで祈っているとき、突然小さな声が聞こえてきました。「あなたにできることをしなさい。神さまがそれをお望みです」。「わたしにできることってどんなことでしょうか」とバレンタインはすぐにたずねました。しかし答えは聞こえてきませんでした。そこでバレンタインはいっしょうけんめい考えました。そしてついに決心しました。
「そうだ。わたしは毎日人々へ”愛の言葉”をおくろう。手紙を書いたり、小さな花束やくだものをおくってあげよう。イエスさまがなさったように、悲しんでいる人や、さびしがっている人、ひとりぼっちの人に、神さまの気持ち、愛を伝えよう」。
くる日もくる日もバレンタインは「愛の言葉」を人々におくり続けました。そしてとうとう、バレンタインは国中の人々に「愛を伝える人」として、知られるようになりました。バレンタインから愛の言葉を受けた人は、神さまがどんなに愛してくださっているかを知りました。そしてとても明るい元気な人になりました。
しかし、たったひとりバレンタインをとても憎んでいる人がおりました。それは王様でした。王様は自分よりもバレンタインがみんなから好かれていることを知って腹を立てました。そしてバレンタインを牢屋に入れてしまいました。
ところがある日、バレンタインのいる牢屋にはとが飛んできました。その口ばしには、ハートの形をした葉っぱがくわえられておりました。バレンタインは、はとの落としたハートの形の葉っぱに、羽のペンで「愛の言葉」を書きました。はとは、その葉っぱをくわえると、バレンタインの友だちのところへ運びました。
やがて、王様が死んだのでバレンタインは牢屋から出ることができました。そしてまた人々に手紙や花束やくだものをおくって「愛の言葉」を伝えました。
バレンタインが死んだとき、人々は大変悲しみました。そしてバレンタインが神さまの愛を伝える立派な働きをしたことに人々は感心して、”聖バレンタイン”と呼び始めました。毎年、聖バレンタインのお誕生日がくると、人々はバレンタインのことを思い出し、自分たちも「愛の言葉」をおくりあうようになりました。こうして2月14日が聖バレンタインの日としてお祝いされるようになりました。
*************
愛というともしびのなか生れこしも鳩のまどべのこえさがしつる
ともしびの葉のひかるらむ愛のうた葉のない季節なにをもとめん
枯れ草の如月のゆめひかるらむやがては春のおとづるる原
バレンタインあなたはなにをもとむるかチョコレート色の愛のかたちか
透きとおるまどろみの陽はやさしげに愛の想いをささやきつkiss
(短歌 by Masako Shiraishi)
やつあたりされてなおさらにこにこと親バカな夫にいちご持たせり
************
東京に誘わるる意味わからずと夢みし吾子の受験日忘れ
皆してどこへ行くかと考えて受験日だとは憂鬱な夢
いやな夢みたなぁ・・・
朝靄を抜けだした陽のまぶしけれ雲なき空の醒めた地球に
白い月浮んでいるのか白い陽は朝靄のなかくつきり見つむ
深き霧彷徨いながら歩くみち白き光の太陽の円
霧の中森さえ今は消え失せり白き光に包まれた朝
空さえも消えてしまつた白き陽を光と呼ぶか白き朝靄
うっすらと溶けゆくような朝靄に鋭利な角の色彩の街
太陽はなぜに円いか白き空鋭いものは人の街角
やんわりと信号さえも靄のなかふわふわとした横断歩道
手ざわりの少しかわつた聖書にはふるきカバーの面影はなく
列王記上 19. 6
さあ起きよこの世の旅は長いから一日の眠り陽は輝きぬ
すっきりと青い空には灰色の靄の名残のひろがる世界
少しだけ眠ったようなひねもすは雨のふる音聴こえもせずに
朝の道濡れた歩道にたたずめば不二家のペコが微笑んでいた
あの空にいつもあるのか太陽は白き世界に円は浮べり
くつきりと情けないほどくつきりと白い太陽たたずんでいた
あの空にいつもあるのか太陽はわたしの知らぬ朝靄の中
すぎゆけば明るい空にテンションのひろがりゆくかとけだしゆくか
哀歌 2. 1
哀しみはあっという間に広がって理屈の闇のおそるるままに
退廃に流れる闇は深深と刃物の光子にさしむける
闇の中寝ている悪魔驚けば獣みちかなゆく人らあり
さよならをゆつくり告げて目覚めれば憐れみの朝白き太陽
あの星は月ではないと幻は東の空に太陽浮べ
いたずらに嘆きの涙ながれては悪魔の瞳凶器の坩堝
愛のない明るい闇のおとづれはまつくらな空まつしろな陽に
太陽はゆつくりとして起き上がり靄消え失せり真昼の森に
退廃はジョークなんかじゃすまされぬ深き眠りの森はささやき
あの空は生きているよと太陽はくつきりとした朝靄の中
遠ざかる悪魔の笑みは朝靄のおとづれのなか濡れた舗道に
てらてらと輝く陽には明日のこと100mの白き朝靄
ヨハネによる福音書 19. 31-37
陽の泪てらてらとした円の中ましろき太陽てらてらとあり
まさたか殿
彼方へと逃げ出すように飛び立てば波止場のカモメ空は自由と
せこカモメ ポテトチップを奪い取り逃げ出す空はすぐそこなのに
雨の日のうっすらとした記憶かな熟睡の海夜明けは遅く
ぼんやりと一日くらい寝てたって地球は回る知らないうちに
週末まで寝て過ごすか・・・・(笑)
まさたか氏へ
不機嫌に揺れる陽もまた森の陰小春日和の宵は涼しく
灼熱に焼かれることもなかりせば大霜の白雲より白く
鍋の中すこし生姜をなげこめば眠さたちこめる長き夜は来
CDの音の途絶える長き夜は不吉な事件おもおもと観る
子どもの事件があると鬱々するのよね。今日は機嫌が悪いです(笑)。
枯渇する季節のなかであかるさもくらさも今はとまどうばかり
ふつふつといづくに裂ける空の雲乱れるような雨のふるまえ
ふつふつと泡立つようなひといきれ避けて通れる葉隠れの空
まさたかさまへ(なんでいっつも名前ちがうんだよ〜!)
灰色に沈んでゆくか街の色ほのぐらき空晴れのち曇る
AKIRAさまへ
アカデミア、ダビデ・パンツの喧騒が壊れた渦の源にあり
接着剤つかってうれし大地震おとづるるまで柄杓のかはり
サン・マルコ座れる人の鳩の群れ白き粉吹くブロンズの服
王李月@大哥さまへ
お題「Relation」
ふふみたる陽の光こそrelation天国までの片道切符
やわらかき陽の光こそrelation春がちかいとつよき風吹く
ちっぽけに砂粒つけてコンクリの石段あがるおさなき足裏
夏葉篤さまへ
熱湯をフロントガラス掛けたれば素直すぎると大霜逃げる
赤い屋根白く染めゆく大霜にわくらば揺れる八重桜みし
その朝は笑いとともに過ぎてゆく突き進みゆくゲームサウンド
ゆっくりと離れていづる陽の光土曜の朝はウィークエンド
ピリオドをいつ打つのかと週末は始まりのよう終わりゆく今
サウンドがやたらうるさいテレビかな甘ったるすぎアニメサウンド
耳直しジェニファー・ロペス流れればドラムの音がスパイク踏んで
白い陽の時間になった今日もまた朝の9時来て鳩時計鳴く
ほらごらんここは平和な街だから雑踏のなか追われもせずに
苛立ちを地下鉄口に捨てゆかばまぶしき陽射しなお空しけれ
戦闘にお出かけするかビル・ブラスあなたの服は沈んだ闇踏む
颯爽といづこへゆくか退廃はみあげる雲もパステルカラー
サンダルをちょいとひっかけ成田まで田園風景うねりゆく道
シズラーズ成田の道に並んではつまらなすぎてコーラ・スタンド
退廃よベールを脱いでたたずめばつまらなすぎて笑っちゃうほど
ブルガリのアロマテラピーかなしけれ燕のような幽かな香り
香辛料並んだ横に紛れてる香水の瓶匂いを食みし
ルカによる福音書 16. 19-31 金持ちとラザロ
苦しみが待っているからがんばつてこの世に生きる。わかっちゃいるが。
遠まわり逃げ出すみちはわれのため苦きなみだは海の味する
さらわれて天国へゆく人等にぞ浮ぶ舟あれ沈みゆく島
希望ってそういうものか欲望よ煽り煽られ揺られるボート
おまぬけにイケメンセレブPCはぞっとするほどおもちゃのごとく
もうそこは誰もいないと箱の中眺めてみればみつむる哂い
希望って大地のように湧きいづる白き朝靄起きあがる草
ほのほのと朝の機嫌の悪ければ苛立つようなジェニファー・ロペス
鬱蒼と平和すぎては朝の陽は輝きを増す小春日和に
退廃よ鬱蒼とした人ごみは箱の中にぞ文字を書きたる
エレミヤ書 47. 6-7