February 22, 2005

【トラバ短歌】 灰色猫の空

灰色の猫横たわる空のうえ誘う夢のおとづるる昼

サウザーに憧れていた夏空のカリフォルニアはいまだ適わず
『Japan as No.1』とおだてられつっぱしる国すきとおる空
退廃に逃げ出しゆかばイギリスの曇天の空寒き夏知る
マグダラのマリアささやく教会に誘わるるごと揺れるほむらへ
くりかえし終わり無き旅いづこへとつづくか空よくりかえしつつ

けだるさにめざめた午後は濃紺の闇に覆われ月をさがしぬ

投稿者 Blue Wind : February 22, 2005 06:40 PM | トラックバック
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