February 23, 2005

【短歌】 静寂に身を沈めゆく茜雲都会の森の青闇の底

今日、春一番だったみたいです。

まぶしき陽うつらうつらと風の声春一番のおとづるる野に
しなやかに枝削ぎすぎし隣家の樹剣士のように風に身構え
宮参りおとづれたのは原宿と母語りしも歩道橋思ふ


* とうとう、nattoさんのところでも詠んでしまっています。春一番と明治神宮の組み合わせかな。


風吹けば厳しき冬も忘らるる雛祭り待つ怠惰な季節
鳩の声くぐもるやうに彼方より羽音と風と木立薫りぬ
静寂に身を沈めゆく茜雲都会の森の青闇の底
ゆきかえば人かライトか街の灯にきみじかな空はろばろ遠く

投稿者 Blue Wind : February 23, 2005 05:56 PM | トラックバック
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