February 24, 2005

射手

小学生の頃、わたしはちょっとした占い師だった。星占い、手相、易、トランプ、タロット、姓名判断、その他諸々その手の類が大好き。

まだ幼児の頃、ほかの人たちにはとても愛想のよい可愛い子どもなのに、父の親友であるその人に対してだけは顔を見るだけで泣いてしまうというわけのわからなさ。もう名前も顔もわたしは覚えていない。後日、彼の詐欺的行為により、母が父の死後も苦しめられたことを考えると、子どもの直感というのは恐ろしいと母がよく言っていた。そんなもんさ。

ところが・・・・

さあ、いざ青春時代に突入し、自分の恋を占う。まるで当たらない。
大事な人生の岐路を迎えて、あれこれ悩む年頃。
そういう時に限って、何も当てにならない。

それでいて、直感ってあるんだよ。
インスピレーションというか・・・
最初にダンナに会った時、全然相手のことも知らないし、互いにほかに好きな人がいたし、第一、まったくわたしの好みではない。それでいて、何となくわたしはこの人と結婚するかもしれないと思った。

こういう軽いノリってうまく説明できない。

一方で、もっともらしく悩み続けている自分がいて、もう一方でぱっぱらぱっぱら何も考えない自分がいる。最後にはぱっぱらなわたしが勝つ。勝つとか負けるとか、そういう次元とも違うのかもしれないけど、わたしの場合、悩んだり苦しんだりしたことは全然うまく行かない。全然うまく行かないから苦しむのかもしれないけど、それにしても努力もむなしい。

そのくせ、直感がやってきた時には、逃げても逃げてもそこにはまる。

占いと言えば、星占いだと、わたしはいて座だけどアセンダントはおとめ座。このことにどういう意味があるのか、もはや何十年も昔の話なので忘れてしまった。だけど、一つ覚えているのは、外見はおとめ座で、性格がいて座という話。

それにしても酷い組み合わせのような気がしている。おとめ座のバリアの中から、矢を放つ。

投稿者 Blue Wind : February 24, 2005 12:03 AM | トラックバック
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