February 24, 2005

『愛の解剖学』 カール・グラマー著



著者: カール グラマー, Karl Grammer, 今泉 みね子, 日高 敏隆
タイトル: 愛の解剖学

紹介文がすごいですね・・・そのまま引用。


『男と女が出会ったとき、なにがおこるのか。人はなぜ特定の異性に心ひかれるのか。異性のどこにひかれるのか。相手の関心度をどのようにはかるのか。人はなぜ浮気をするのか。なぜ焼きもちをやくのか。もてる男性、もてる女性とは? 美しさとは、魅力とは?
こうした男女の愛をめぐる謎を究明するために、ドイツの有名なマックス・ブランク人間行動学研究所が、大規模な調査とじっけんをのプロジェクトを組織した。そのチーフをつとめた著者が、日本での比較実験と米国での研究も参照しつつまとめた本である。
驚くべき事実の紹介とともに、男女の駆け引きの裏に秘められたメカニズムと生物学的な法則を明らかにする。
この本で私たちは自分の行動を理解し、また他人の行動を理解する手がかりを得られるであろう。これまでの「愛」への見方を根本からくつがえす話題の書である。』


興味深いテーマばかりではあるけれど、果たして、その結果が驚くに値するかどうかは、個人差が激しいところではないだろうか? それとグラマーはあくまでも生物学者であって、心理学者ではない。彼の定義する「愛」を考えることが一つの課題なのかもしれないけど、生物学的に考えた子孫を残すというスタンスから考えると、どこまでも人間は、あくまでも「ヒト」なのだということがわかる・・かも。
でも、性行動や求愛のメカニズムなどについては、やはりわかりやすくもあるし、相手に何を求めるか?という点においては、かなり説得力があるのかもしれない。時に、いろいろ考えながら、冷静に読める人だけにお勧めしたい1冊。
これによって、人生観が変わる?
そんなこともないのよね・・・
彼を槍玉に挙げる?
それが楽しい1冊なのかもしれない・・・

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今日はダルイので、サイトのほうから古い書評を引っ張ってきました。

投稿者 Blue Wind : February 24, 2005 05:24 PM | トラックバック
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