February 24, 2005

【短歌】 はらはらと声なき雪の降る夜は覆へよ大地凍へよ家路

雪求め窓外見やりもう雪はわれを見捨てて天に戻りぬ
ひんやりと冷たき雨は大粒の闇の中にぞ音もなく消ゆ
闇路には消ゆる雨さえしんしんといつしか雪に黙礼がごと
払拭にいちめんの雪ふりたれば冬もどりみちうららかな春
はらはらと声なき雪の降る夜は覆へよ大地凍へよ家路
足下に小さな冬のはりついたサンダルの底はらふ土なく
コンクリはぬばたまの闇雨吸ひしはらはら天の雪さえふふむ

夜道は寒い。
ちょっと近所に食事に出ただけなんですけど、凍えた。
いつの間にか、雨は雪に。

投稿者 Blue Wind : February 24, 2005 11:56 PM | トラックバック
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