February 18, 2005

【短歌】 追い立てる時間のなかに立ち止まる幽かな時間、朝のあしおと。

どうだっていいじゃないかとわが人生1万円を競いブログる
軽やかにおばかやってはわが人生砂飛ばしゆく競走馬かな
鬱蒼と鬱たちこめてどうにでも投げやりになる暗闇のみち
退廃よ、クローゼットの玉手箱。絵本散らばる足元の床。
少しずつ空の彼方のお星さまちかづいてくる終わりの予感

ヨブ記 5. 24-27

のんびりとアシジの丘はゆれている陽のさすようにゆらゆらと葉の
退廃に身をやつしては空のうえ見あげてみれば星は輝き
へぼ歌人ぼんくらやみのとんかちはお空のしたで眠る屍
美しく美しくあり美しくそのみことばの届かぬ先は
へぼ歌人身をやつしては下手な歌詠みつづくだけその先の丘
こうやって死へ向かいてすすむみちポルチウンクラ陽の落つる床
わが神よわたしを捨てていづこへと遠い空の葉落としているか
悲しみよ、忘れた頃にやってくる深きやみじはあなたの床に
紺碧のお空の中に浮ぶ月大きすぎては蛍光灯か
数えてはいく年月をすごしゆき今ひとさしの小指の先に
忘れては死んだかわれは生きている。無謀な無為なる作為のままに。

エレミヤ書 36. 1-3

ユダのこと大嫌いだとマドレーヌ顔に書いては香油の小瓶
何もかも神にゆだねて五月雨も砂漠の砂も地球の香り
ナラ・レオン名盤のまま流れても幽かに色の違う再版
ローカルに流れていては息吹つたうサウザー買ったついでの過去へ
今のことのんびりと聴く子守歌眠らせないと流れるレオン
明日のことまた考えて発作かな道筋くねる風の気まぐれ

止まれ時!命令しても鳩時計、電池切れまで振り子は揺れる。
こうやって知らないうちに流れ出す時間のなかにとどまりし吾
鬱蒼と奏でる音の透きとおるぎこちない歌アコースティック
何したい?尋ねられては今のとき、案外わるくないさと思う。
追い立てる時間のなかに立ち止まる幽かな時間、朝のあしおと。
少しずつ気ままなわたし戻っては流れるときはナラの歌声
ゆっくりと飽和してゆくギターにはぎこちないほど滑らかな音
新しいCD買って旧きうたくりかえし聴くひまなわたくし
永遠は星の時間で数えるの、ちょっと気ままな流れ星かな。
空さえもいづこにつづく世の果てはわれの知らない空間浮ぶ

ヨシュア記 5. 13-15

投稿者 Blue Wind : February 18, 2005 05:17 AM | トラックバック
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