February 05, 2005

【短歌】 希望って大地のように湧きいづる白き朝靄起きあがる草

その朝は笑いとともに過ぎてゆく突き進みゆくゲームサウンド
ゆっくりと離れていづる陽の光土曜の朝はウィークエンド
ピリオドをいつ打つのかと週末は始まりのよう終わりゆく今
サウンドがやたらうるさいテレビかな甘ったるすぎアニメサウンド
耳直しジェニファー・ロペス流れればドラムの音がスパイク踏んで
白い陽の時間になった今日もまた朝の9時来て鳩時計鳴く

ほらごらんここは平和な街だから雑踏のなか追われもせずに
苛立ちを地下鉄口に捨てゆかばまぶしき陽射しなお空しけれ
戦闘にお出かけするかビル・ブラスあなたの服は沈んだ闇踏む
颯爽といづこへゆくか退廃はみあげる雲もパステルカラー

サンダルをちょいとひっかけ成田まで田園風景うねりゆく道
シズラーズ成田の道に並んではつまらなすぎてコーラ・スタンド
退廃よベールを脱いでたたずめばつまらなすぎて笑っちゃうほど
ブルガリのアロマテラピーかなしけれ燕のような幽かな香り
香辛料並んだ横に紛れてる香水の瓶匂いを食みし

ルカによる福音書 16. 19-31 金持ちとラザロ

苦しみが待っているからがんばつてこの世に生きる。わかっちゃいるが。
遠まわり逃げ出すみちはわれのため苦きなみだは海の味する
さらわれて天国へゆく人等にぞ浮ぶ舟あれ沈みゆく島
希望ってそういうものか欲望よ煽り煽られ揺られるボート

おまぬけにイケメンセレブPCはぞっとするほどおもちゃのごとく
もうそこは誰もいないと箱の中眺めてみればみつむる哂い
希望って大地のように湧きいづる白き朝靄起きあがる草
ほのほのと朝の機嫌の悪ければ苛立つようなジェニファー・ロペス
鬱蒼と平和すぎては朝の陽は輝きを増す小春日和に

退廃よ鬱蒼とした人ごみは箱の中にぞ文字を書きたる

エレミヤ書 47. 6-7

投稿者 Blue Wind : February 5, 2005 09:45 AM | トラックバック
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