February 29, 2004

ヨハネによる福音書 8. 31-38 真理はあなたたちを自由にする

  イエスは、御自分を信じたユダヤ人たちに言われた。「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」すると、彼らは言った。「わたしたちはアブラハムの子孫です。今までだれかの奴隷になったことはありません。『あたたたちは自由になる』とどうして言われるのですか。」イエスはお答えになった。「はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。奴隷は家にいつまでもいるわけにはいかないが、子はいつまでもいる。だからもし子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。あなたたちがアブラハムの子孫だということは、分かっている。だが、あなたたちはわたしを殺そうとしている。わたしの言葉を受け入れないからである。わたしは父のもとで見たことを話している。ところが、あなたたちは父から聞いたことを行っている。」

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February 28, 2004

エズラ記 8. 21-23 旅の初めの祈り

  わたしはアハワ川のほとりで断食を呼びかけ、神の前に身をかがめ、わたしたちのため、幼い子らのため、また持ち物のために旅の無事を祈ることにした。わたしは旅の間敵から守ってもらうために、歩兵や騎兵を王に求めることを恥とした。「わたしたちの神を尋ね求める者には、恵み溢れるその御手が差し伸べられ、神を見捨てる者には必ず激しい怒りが下ります」と王に言っていたからである。そのためにわたしたちは断食をしてわたしたちの神に祈り、祈りは聞き入れられた。

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February 27, 2004

イザヤ書 65. 11-16

お前たち、主を捨て、わたしの聖なる山を忘れ
禍福の神に食卓を調え
運命の神に混ぜ合わせた酒を注ぐ者よ。
わたしはお前たちを剣に渡す。
お前たちは皆、倒され屠られる。
呼んでも答えず、語りかけても聞かず
わたしの目に悪とされることを行い
わたしの喜ばないことを選んだからである。
それゆえ、主なる神はこう言われる。
見よ、わたしの僕らは糧を得るが
  お前たちは飢える。
見よ、わたしの僕らは飲むことができるが
  お前たちは乾く。
見よ、わたしの僕らは喜びを祝うが
  お前たちは恥を受ける。
見よ、わたしの僕らは心の喜びに声をあげるが
  お前たちは心の痛みに叫びをあげ
魂を砕かれて泣き叫ぶ。
お前たちが残す名は
わたしに選ばれた者の誓いの言葉となり
「主なる神はお前を滅ぼす」と唱えられる。
しかし、僕たちは異なる名で呼ばれる。
この地で祝福される人は
真実の神によって祝福され
この地で誓う人は真実の神によって誓う。
初めからの苦しみは忘れられる。
わたしの目から隠されるからである。

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February 26, 2004

詩篇 119. 169-176 (アルファベットによる詩)

     (タウ)
主よ、わたしの叫びが御前に届きますように。
御言葉をあるがままに理解させてください。
わたしの嘆願が御前に達しますように。
仰せのとおりにわたしを助け出してください。
わたしの唇から賛美が溢れるでしょう
あなたが掟を教えてくださいますから。
わたしの舌は仰せを歌うでしょう
あなたの戒めはことごとく正しいのですから。
あなたの御手はわたしの助けとなるでしょう
あなたの命令を選び取ったのですから。
主よ、御救いをわたしは望みます。
あなたの律法はわたしの楽しみです。
わたしの魂が命を得てあなたを賛美しますように。
あなたの裁きがわたしを助けますように。
わたしが子羊のように失われ、迷うとき
どうかあなたの僕を探してください。
あなたの戒めをわたしは決して忘れません。

投稿者 Blue Wind : 08:32 AM | コメント (0)

February 23, 2004

エレミヤ書 30. 8-24

  その日にはこうなる、と万軍の主は言われる。お前の首から軛を砕き、縄目を解く。再び敵がヤコブを奴隷にすることはない。彼らは、神である主と、わたしが立てるダビデとに仕えるようになる。

  わたしの僕ヤコブよ、恐れるなと
  主は言われる。
  イスラエルよ、おののくな。
  見よ、わたしはお前を遠い地から
  お前の子孫を捕囚の地から救い出す。
  ヤコブは帰って来て、安らかに住む。
  彼らを脅かす者はいない。
  わたしがお前と共にいて救うと
  主は言われる。
  お前が散らされていた国々を
  わたしは滅ぼし尽くす。
  しかし、お前を滅ぼし尽くすことはない。
  わたしはお前を正しく懲らしめている。
  罰せずにおくことは決してない。

  主はこう言われる。
  お前の切り傷はいえず
  打ち傷は痛む。
  お前の訴えは聞かれず
  傷口につける薬はなく
  いえることもない。
  愛人たちは皆、お前を忘れ
  相手にもしない。
  お前の悪が甚だしく
  罪がおびただしいので
  わたしが敵の攻撃をもってお前を撃ち
  過酷に懲らしめたからだ。
  なぜ傷口を見て叫ぶのか。
  お前の痛みはいやされない。
  お前の悪が甚だしく
  罪がおびただしいので
  わたしがお前にこうしたのだ。
  それゆえ、お前を食い尽くす者は
  皆、食い尽くされる。
  お前の敵は皆、捕囚となる。
  お前を略奪する者は、略奪され
  強奪する者は、皆、強奪される。
  さあ、わたしがお前の傷を治し
  打ち傷をいやそう、と主は言われる。
  人々はお前を、「追い出された者」と呼び
  「相手にされないシオン」と言っているが。

  主はこう言われる。
  見よ、わたしはヤコブの天幕の繁栄を回復し
  その住むところを憐れむ。
  都は廃墟の丘の上に建てられ
  城郭はあるべき姿に再建される。
  そこから感謝の歌と
  楽を奏する者の音が聞こえる。
  わたしが彼らを増やす。数が減ることはない。
  わたしが彼らに栄光を与え、侮られることはない。
  ヤコブの子らは、昔のようになり
  その集いは、わたしの前に固く立てられる。
  彼らを苦しめるものにわたしは報いる。
  ひとりの指導者が彼らの間から
  治める者が彼らの中から出る。
  わたしが彼を近づけるので
  彼はわたしのもとに来る。
  彼のほか、誰が命をかけて
    わたしに近づくであろうか、と主は言われる。
  こうして、あなたたちはわたしの民となり
  わたしはあなたたちの神となる。

  見よ、主の怒りの嵐が吹く。
  嵐は荒れ狂い
  神に逆らう者の頭上に吹き荒れる。
  主の激しい怒りは
  思い定められたことを成し遂げるまではやまない。
  終わりの日に、あなたたちはこのことを悟る。

投稿者 Blue Wind : 12:29 PM | コメント (0)

February 22, 2004

申命記 17.8  上告について

  あなたの町で、流血、もめ事、傷害などの訴えを裁くのが極めて難しいならば、直ちにあなたの神、主が選ばれる場所に上り、レビ人である祭司およびその時、任に就いている裁判人のもとに行って尋ねなさい。彼らが判決を告げるであろう。あなたは、彼らが主の選ばれる場所から告げる判決に従い、彼らの指示するとおりに忠実に実行しなければならない。あなたは彼らの示す指示と下す判決に従い、彼らが言葉に背いて、右にも左にもそれてはならない。
あなたの神、主に仕えてそこに立つ祭司あるいは裁判人を無視して、勝手にふるまう者があれば、その者を死刑に処し、イスラエルの中から悪を取り除かねばならない。民は皆、これを聞くと、恐れを抱き、もはや勝手にふるまうことはないであろう。

投稿者 Blue Wind : 02:08 PM | コメント (0)

February 21, 2004

哀歌 3. 1-24 第三の歌(アルファベットによる詩)

わたしは
  主の怒りの杖に打たれて苦しみを知った者。
闇の中に追い立てられ、光なく歩く。
そのわたしを、御手がさまざまに責め続ける。

わたしの皮膚を打ち、肉を打ち
骨をことごとく砕く。
陣を敷き、包囲して
わたしを疲労と欠乏に陥れ
大昔の死者らと共に
  わたしを闇の奥に住まわせる。

柵を巡らして逃げ道をふさぎ
重い鎖でわたしを縛りつける。
助けを求めて叫びをあげても
わたしの訴えはだれにも届かない。
切り石を積んで行く手をふさぎ
道を曲げてわたしを迷わす。

熊のようにわたしを待ち伏せ
獅子のようにひそみ
逃げ惑うわたしを引き裂いて捨てる。
弓に矢をつがえて引き絞り
わたしにねらいを定める。

箙の矢を次々と放ち
わたしの腎臓を射抜く。
民は皆、わたしを嘲笑い
絶え間なく嘲りの歌を浴びせる。
わたしを苦悩に飽かせ、苦汁を飲ませなれる。

砂利をかませてわたしの歯を砕き
塵の中にわたしを打ち倒す。
わたしの魂は平和を失い
幸福を忘れた。
わたしは言う
「わたしの生きる力は絶えた
  ただ主を待ち望もう」と。

苦汁と欠乏の中で
  貧しくさすらったときのことを
決して忘れず、覚えているからこそ
わたしの魂は沈み込んでいても
再び心を励まし、なお待ち望む。

主の慈しみは決して絶えない。
主の憐れみは決して尽きない。
それは朝ごとに新たになる。

「あなたの真実はそれほど深い。
主こそわたしの受ける分」とわたしの魂は言い
  わたしは主を待ち望む。

投稿者 Blue Wind : 03:31 PM | コメント (0)

February 17, 2004

列王記上 1.38

祭司ツァドク、預言者ナタン、ヨヤダの子ベナヤはクレタ人とペレティ人と共に下って行った。彼らはソロモンをダビデ王のらばに乗せ、ギホンに連れて行った。祭司ツァドクは天幕から油の入った角を持って出で、ソロモンに油を注いだ。彼らが角笛を吹くと、民は皆、「ソロモン王、万歳」と叫んだ。民は皆、彼の後に従って上り、笛を吹き、大いに喜びを祝い、その声で地は裂けた。

投稿者 Blue Wind : 09:24 AM | コメント (0)

February 10, 2004

詩編 120

                                   都へ上る歌
苦難の中から主を呼ぶと
主はわたしに答えてくださった。
「主よ、わたしの魂を助け出してください
偽って語る唇から、欺いて語る舌から。」

主はお前に何を与え
お前に何を加えられるであろうか
欺いて語る舌よ
勇士の放つ鋭い矢よ
えにしだの炭火を付けた矢よ。

わたしは不幸なことだ
メシェクに宿り、ケダルの天幕の傍らに住むとは
平和を憎む者と共に
わたしの魂が久しくそこに住むとは。
平和こそ、わたしは語るのに
彼らはただ、戦いを語る。

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聖書 新共同訳 日本聖書協会

投稿者 Blue Wind : 02:08 AM | コメント (0)

バビロンの陥落(イザヤ書 47)

身を低くして塵の中に座れ
おとめである、娘バビロンよ。
王座を離れ、地に座れ、娘カルデアよ。
柔らかでぜいたくな娘と呼ばれることは二度とない。
石臼を取って粉をひけ。
ベールを脱ぎ、衣の裾をたくし上げ
すねをあらわにして川を渡れ。
お前は裸にされ、恥はあらわになる。
わたしは報復し、ひとりも容赦しない。

わたしたちの贖い主、その御名は万軍の主
イスラエルの聖なる神。

沈黙して座り、闇の中に入れ、娘カルデアよ。
諸国の女王と呼ばれることは二度とない。
わたしは自分の民に対して怒り
わたしの嗣業の民を汚し、お前の手に渡した。
お前は彼らに憐れみをかけず
老人にも軛を負わせ、甚だしく重くした。
わたしは永遠に女王だ、とお前は言い
何事も心に留めず、終わりの事を思わなかった。
今、これを聞くがよい
快楽に浸り、安んじて座る女よ。
わたしだけ
    わたしのほかにはだれもいない、と言い
わたしはやもめになることなく
子を失うこともない、と心に言う者よ。
その二つのことが
一日のうちに、瞬く間にお前に起こり
子を失いやもめとなる苦しみがすべてお前に臨む。
どれほど呪文を唱え
どれほど強いまじないをしても無駄だ。
お前は平然と悪事をし
「見ている者はない」と言っていた。
お前の知恵と知識がお前を誤らせ
お前は心に言っていた
わたしだけ
    わたしのほかにはだれもいない、と。
だが、災いがお前を襲うと
それに対するまじないを知らず
災難がふりかかっても、払いのけられない。
思いもかけない時、突然、破滅がお前を襲う。
まじないと呪文の数々をもって立ち向かえ。
若い時から労して身につけたものが
あるいは役に立ち
それを追い払うことができるかもしれない。

助言が多すぎて、お前は弱ってしまった。
天にしるしを見る者、星によって占う者
新月によってお前の運命を告げる者などを
立ち向かわせ、お前を救わせてみよ。
見よ、彼らはわらにすぎず、火が彼らを焼き尽くし
炎の力から自分の命を救い出しえない。
この火は体を温める炭火でも
傍らに座るための火でもない。
呪文を若い時から労して身につけ
売り物としてきた者すら、この様だ。
彼らはおのおの勝手に迷って行き
お前を救う者はひとりもいない。

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聖書 新共同訳 日本聖書協会

投稿者 Blue Wind : 01:27 AM | コメント (0)