February 21, 2004

哀歌 3. 1-24 第三の歌(アルファベットによる詩)

わたしは
  主の怒りの杖に打たれて苦しみを知った者。
闇の中に追い立てられ、光なく歩く。
そのわたしを、御手がさまざまに責め続ける。

わたしの皮膚を打ち、肉を打ち
骨をことごとく砕く。
陣を敷き、包囲して
わたしを疲労と欠乏に陥れ
大昔の死者らと共に
  わたしを闇の奥に住まわせる。

柵を巡らして逃げ道をふさぎ
重い鎖でわたしを縛りつける。
助けを求めて叫びをあげても
わたしの訴えはだれにも届かない。
切り石を積んで行く手をふさぎ
道を曲げてわたしを迷わす。

熊のようにわたしを待ち伏せ
獅子のようにひそみ
逃げ惑うわたしを引き裂いて捨てる。
弓に矢をつがえて引き絞り
わたしにねらいを定める。

箙の矢を次々と放ち
わたしの腎臓を射抜く。
民は皆、わたしを嘲笑い
絶え間なく嘲りの歌を浴びせる。
わたしを苦悩に飽かせ、苦汁を飲ませなれる。

砂利をかませてわたしの歯を砕き
塵の中にわたしを打ち倒す。
わたしの魂は平和を失い
幸福を忘れた。
わたしは言う
「わたしの生きる力は絶えた
  ただ主を待ち望もう」と。

苦汁と欠乏の中で
  貧しくさすらったときのことを
決して忘れず、覚えているからこそ
わたしの魂は沈み込んでいても
再び心を励まし、なお待ち望む。

主の慈しみは決して絶えない。
主の憐れみは決して尽きない。
それは朝ごとに新たになる。

「あなたの真実はそれほど深い。
主こそわたしの受ける分」とわたしの魂は言い
  わたしは主を待ち望む。

投稿者 Blue Wind : February 21, 2004 03:31 PM
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