February 21, 2004

けだるさは不幸の海に広がって陽は輝けり浮かぶ雲見ゆ

膝の上すやすや眠るオットーとかわってみたい夢の中では
いつの日か昼寝している陽だまりで神さまとだけ話しているらし
番犬にならぬと思うオトくんはキッチン行って誰に吠えてる
陽だまりに黙っていてもつうじあえる娘と子犬やさしきカノン
錦鯉すいすい泳ぐバリの池サンダル鳴らす潮風の中
天国は悲しい世界十字架を背負うのやめてと誰か伝えて
ジーザスはそれでも背負う誰がために空すみわたり悲しみ色に
けだるさは不幸の海に広がって陽は輝けり浮かぶ雲見ゆ
神さまはどこにいるのと吾子は問うここにいるよと答えるしかなく
キリ番を機械に踏まれつづきゆく数字はまわる次のキリ番
さわやかな冬風は吹くそよそよとさよわくつよくオートマチック

哀歌 3. 1-24 第三の歌(アルファベットによる詩)

投稿者 Blue Wind : February 21, 2004 12:26 PM
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