September 02, 2010

特設養老院

民主党の代表選は、ある意味、衆院選より面白い。多党が乱立してマニフェストのよくわからない選挙より、シンプル。実際にはどうなるかわからないけれども、菅さんが勝てば消費税率が上がり、小沢さんが勝てば消費税は据え置き。なんか、わかりやすい。

仮に、菅さんが勝ったとしても、小沢派が離党してしまえば民主党が政権をとることはなくなる。そういう意味では、菅さんは勝っても負けても非常に不利だ。逆に、小沢さんは負けてもそれを口実に離党し、他の政党と連立を組めば、再び政権の座につける。こそこそ立ち回るより、選挙をしたほうが好印象で離党できる。

・・・・・・鳩山さんはどうするんでしょうね・・・・・・

わたしとて、小沢さんはあまり好きではない気がするが、来年の予算が足りないからといって即増税という菅さんの発想にはついていけない。たばこ税や消費税は、消費者が消費をやめれば増税には至らない可能性だってあるし、福祉を充実する予定が結局予算不足か解消せず、結果として増税だけが残ることだってありえる。だからこそ議論を尽くして、などと言われても、大きなお世話って感じ。そんな勝手な言い分が通るのだろうか。

どんどんどんどん借金を返すために借金を重ねるというのは、もっとも悪いパターン。増税は、身に覚えのない借金の肩代わりをしろと言われているようで非常に不愉快だ。娘の学費の補助金をくれるかわりに、借金を返済してくれと言われているようなもので、それなら育児給付金を辞退する代わりに税金を安くしてくれたほうが気分がよい。

仮に育児給付金を支給する代わりに扶養控除が無くなるとして、そのうち育児給付金の支給が打ち切られたあげく、扶養控除も無いままというのもありえるのだろうか。一度もらってしまって、それで生活が出来てしまったら、今度はそれが入ってこなくなった時、非常に困ることになる。無いなら無いなりになんとかするものを、有るものが無くなるということが大変。

もし、国が破たんして年金が入ってこなくなったら?

・・・・・・・・娘の世話になるしかないかな。

子どもが親の世話をしなければならない、という法律でもつくってくれたほうがありがたい。実際にどういう形で世話になるかは別として、大なり小なりだんだん自分では何もできなくなっていってしまうのだから、最後には子どものない人たちを含めた養老院でも完備してくれたほうが年金よりも確実かも。そこに入れるかどうかは、子どもが行政と相談して、決める。

(マラキ 3. 17-18)

投稿者 Blue Wind : September 2, 2010 05:29 AM | トラックバック
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