June 28, 2009

ノスタルジー

美容院へ行き、髪を黒く染めたら、マイケル・ジャクソンに似ているとダンナに言われた。娘にもダメだしされ、これから夏になるのに暗く染めてどうするんだと言われた。

わたし的には、茶色に退色した髪と伸びてきた地色の髪との境界線が病人臭いようでやけに気になり、いっそのこと髪を黒くして短く切ろうかと思っただけだ。が、しかし、加齢とともに、このところ毛先が軽くパーマをかけたみたいにくせが出てきたため、美容師に止められた。不思議なことに後ろの毛先だけがウェーブしている。放っておいても今風なので、もったいないか・・・ パーマと違って、天然なので切っても切ってもカールしてしまう。「短くしたほうが大変ですよ」と言われた。

うまく説明できないけど、マイケルが死んで、急に今の時代が嫌になってしまった。茶髪にもうんざりだし、やたらとカーリーなヘアスタイルにもうんざりだし、前髪も伸びてきたので、大昔、ワンレングスとかボブといった時代遅れなシロモノが、妙になつかしくなっただけなのかも。一種のノスタルジーだろうか・・・

昔のババアはもっと威厳があったような気がする。うちの母親は流行などおかまいなしに、いつもショートカットの同じヘアスタイルだった。化粧品も服もいつも似たようなものだった。香水もバッグもいつも同じようなもの。自分のスタイルや好みがはっきりしていて、自分にはこれしか似合わない、という信念があったような気がする。

わたし?

わたしは案外のらくらしていて、気分屋・・・ 毎年、趣味が変わる。美容師にボブにしてくださいと言っても、大変ですよと言われただけで、めんどーだからおまかせしてしまう。昔、ボブは一番楽なヘアスタイルと言われたものだが、若い人たちにとっては逆にややこしシロモノなのかも。髪型をやたらとこねくりまわす人に向いているらしい。

しかも気分屋で飽きっぽいから、すぐに飽きてしまう。それでいて飽きてもそのままだったりする。そのくせ流行なんてどうでもいい。それでいて流行に左右されやすい。

要するに、自分がぼーっとしているうちに、あまりにもくるくる世の中が変化していくので、ついていけない。バブルがはじけ、不景気になり、そのうち回復するだろうと思っているうちに今が大不況だと言われ、「あ、そう・・」という感じなのかも。

なんか、ついていけない。

(イザヤ 48. 14-15)

投稿者 Blue Wind : June 28, 2009 03:30 AM | トラックバック
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