今日、検査をした。
片耳ずつ水を入れる。正常ならば水を入れた側に眩暈が生じる。わたしの場合は、右は正常だが、左が異常。つまり、耳の中に水を入れても眩暈が生じないというのは、神経が壊れているらしい。
というわけで、全然うれしくはなかったが、わたしの病気は前庭神経炎と確定。いわゆるストレスや自律神経系の眩暈と違い、風邪などのウイルスなどが原因ではないかと言われているが、あまりよくわかっていない病気らしい。
しかも、治らない。
その代わり、このふわふわとした状態に1〜2ヶ月すると慣れるらしく、日常生活には支障がなくなる。
何も触っていないと妙に不安定。ハンドルでも壁でも何かに触ると、急に落ち着く。手のひらで方向を感じ取っているかのよう。目は見えてはいるが、まるで暗闇の中のように手が頼り。
『パウロ』を読みながら、通常、右手と左手は別々の行動をとっていることを思い出す。わたしのように片側がやられると平衡感覚を失い、酷いと目も開けていられなくなる。
というわけで、右手と左手は別々に動き、ときに協調しあい、そして祈るときには合わせられる。
それにしても、しばらくは不自由な生活が続きそう。かなり回復したけど、それは治っているからではなく、単に新しい感覚に慣れていっているからにすぎない。
(マタイ 22. 34-40)
投稿者 Blue Wind : June 19, 2009 01:14 AM | トラックバック