June 19, 2009

検査

今日、検査をした。

片耳ずつ水を入れる。正常ならば水を入れた側に眩暈が生じる。わたしの場合は、右は正常だが、左が異常。つまり、耳の中に水を入れても眩暈が生じないというのは、神経が壊れているらしい。

というわけで、全然うれしくはなかったが、わたしの病気は前庭神経炎と確定。いわゆるストレスや自律神経系の眩暈と違い、風邪などのウイルスなどが原因ではないかと言われているが、あまりよくわかっていない病気らしい。

しかも、治らない。

その代わり、このふわふわとした状態に1〜2ヶ月すると慣れるらしく、日常生活には支障がなくなる。

何も触っていないと妙に不安定。ハンドルでも壁でも何かに触ると、急に落ち着く。手のひらで方向を感じ取っているかのよう。目は見えてはいるが、まるで暗闇の中のように手が頼り。

『パウロ』を読みながら、通常、右手と左手は別々の行動をとっていることを思い出す。わたしのように片側がやられると平衡感覚を失い、酷いと目も開けていられなくなる。

というわけで、右手と左手は別々に動き、ときに協調しあい、そして祈るときには合わせられる。

それにしても、しばらくは不自由な生活が続きそう。かなり回復したけど、それは治っているからではなく、単に新しい感覚に慣れていっているからにすぎない。

(マタイ 22. 34-40)

投稿者 Blue Wind : June 19, 2009 01:14 AM | トラックバック
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