May 27, 2007

『泳ぐのに安全でも適切でもありません』 江國香織著


江國 香織
泳ぐのに、安全でも適切でもありません

とりあえず書評を書いておこうかというか・・・
わたし的には栄養士のつくった味のない食事を連想してしまうくらい読後の印象の薄い短編集だった。今、エメを読み始めたので、なんとなくそちらに引きずられているのが原因かもしれないけど。

それではなんで買ったのかと言えば、売れ筋だから一冊くらいは読んでおこう、とか、短いお昼休みに軽く読めそうだから、とか、大して深い意味はない。どことなくパステル調のデッサン画を観ているようで、それがものたりなさの原因かもしれないが、さりとて濃厚に書かれたこの手の小説を果たしてランチタイムに読む気になるか疑問。

多くの題材が、中年男と若い女の不倫。おとなになりきれない夫婦。中でも犬小屋で暮らすようになった夫の話は笑ってしまった。恋愛の延長線上に結婚があったとして、その状態の中で生活するとこうなりますよ、という逸話なのだろうか。

若い人にはおもしろいかもしれないが、どこか醒めた眼で眺めてしまう。

投稿者 Blue Wind : May 27, 2007 12:58 AM | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?