今、若い人たちの間で、ロザリオやクロスのアクセサリーが流行っていることをオークションをやり始めて知った。ドルチェ&ガバナなのかもしれないし、女優さんがドラマの中で身に着けていたのかもしれないし、おおよそその手のことに疎いわたしが知るはずもない。
そこで、例のごとくオークションでロザリオで検索すると、ドル・ガバ(ドルチェ&ガバナ)のロザリオがダ〜っと並ぶ。それに混じってビーズ・アクセサリーのロザリオ。ドル・ガバはオークションで落札するより、楽天で買ったほうが安いことを知り、一つ買ってみた。
すると・・・
はあ?
と思った。
いわゆるオーソドックスで、教会で売られている一番ポピュラーな黒いロザリオが送られてきた。よく見ると、ネックレスになっていて、長さはイタリアのロザリオとフランスのロザリオの中間くらい。ドル・ガバはメンズ仕様なのか、わたしには少し長い気がした。
そこで調べると、南麻布のアンティークショップが1年くらい前から楽天に出店しており、ロザリオやメダイをリメイクして、あるいはそのままネットで販売している。アクセサリー用に作られたものではない、純正のロザリオをリメイクしてよいものかどうかの是非は置いておき、こちらはドル・ガバのものより遥かに美しかった。フランスのロザリオのほうが丈が短く、ネックレスには向いている。
サイトを眺めながら、St.リタのメダイと、不思議のメダイと呼ばれる1円玉を加工したようなアルミのメダイのペンダントを購入。どうやって考えても鎖やポーチのほうが高いだろうと思いつつ、ここまで美しく仕上げてあると下手なアクセサリーより遥かに美しい。もっと言ってしまえば、ダイヤのクロスにも負けない。
ドル・ガバ、か。
なんであんなに人気があるのか、ロザリオを見てわかった気がする。おじいさんのロザリオをそのままリメイクしてネックレスにしてしまった孫のノリ。どこか保守的な要素を残しながら、自由をアピールしている。でも、こちらは単なるアクセサリー。
ネットではないが、コープで注文しておいたマザー・テレサの本も届いた。(今や買い物といえば、ネットにカタログ、共同購入が当たり前。特に田舎暮らしの無精者には・・・)
そういえば昔、わたしがまだ子どもの頃、祖母が古い水晶のお数珠をリメイクしてネックレスにしてくれたのを思い出す。お数珠の代わりにロザリオを持って、仏事に臨む時代なのかも・・・よく似たようなものだ、どちらも・・・
投稿者 Blue Wind : May 12, 2006 04:06 AM | トラックバック