May 03, 2006

【今日の短歌】 さわさわと、落ち着かぬ春、真夏日の、抜くか迷った躑躅赤々

わがままなじぶんがもどってくるような寒波と夏の入り混じる春
雑然と紅く主張をするような躑躅の花のみどりなき今
葉の色の桜似合うて八重桜灼熱の春たまゆらな風

わるテンの靴をさらって逃げ出せばソファの上に噛み傷だらけ
ボタンつけ、同じボタンが取れかかる魔のジャケツの置き場の子犬

バテュの時動きださない夜更けにも夕暮れ時は美しくあり
さわさわと、落ち着かぬ春、真夏日の、抜くか迷った躑躅赤々

投稿者 Blue Wind : May 3, 2006 02:17 AM | トラックバック
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