February 08, 2006

【今日の短歌】 てのなかをくるりぬけゆくこいぬには袖のなかさえ進みゆくみち

ただ寒き風の向こうに打たれたる枯れ芝のうえ飛び乗ってみる
さむぞらに頬染め歩く霧雨の傘の下にぞあどけなき頃
雨の中閉め忘れてた扉にはキーの音だけかわらまわりする
四角くてまるい顔してくしゃみするこいぬにはまだ冷たい季節
てのなかをくるりぬけゆくこいぬには袖のなかさえ進みゆくみち

投稿者 Blue Wind : February 8, 2006 03:21 AM | トラックバック
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