January 13, 2006

娘との会話

娘が面白いことを訊く。

「うちって平凡だよね?」
「平凡だからいいのよ」
「どうして?」
「あんまり貧乏すぎてもお金がありすぎても悪の誘惑に勝てなくなるから」
「じゃ、デヴィ夫人や叶姉妹は?たしかにお化粧が濃すぎるけど・・」
「さあ。でも、ビンラディンみたいな大富豪がテロリストになったりするでしょ?お金がありすぎると悪い人たちがやってきやすくなるのよ」

そこで納得したかどうかはわからないが、しばし考えている。

「あの中学は悪い子たちがいるから行きたくないって言ったでしょ?でもね、世の中にはもっと悪い人たちがたくさんいるの。わたしはね、犯罪に巻き込まれるような子になってほしくないだけ。お金がなくてもありすぎても犯罪に巻き込まれる可能性が高くなる。それだけ」

***

どうしてそういう話になったのだろう・・・
そだそだ。娘が本を読まないので、「何でもいいから読めば?」と言ったら、以前娘のために買った『レ・ミゼラブル』が面白いかどうか訊かれたのだった。ストーリーも。で、パンを一つ盗んだがゆえにとても長い間牢獄で過ごさなければならなかった悪い人がとても善い人になっていくストーリーだと言ったら、不意にそういう質問を。

***

あの子はとうとうそこまでに。
同じクラスの男の子。いつも問題を起こしていたが、自分で自分の首に縄をつけて、「死にたいからこれを引っ張れ」と自分で自分の首を絞める。
とうとうそこまで・・・

正常なコミュニケーションがとれない。

***

もうすぐ卒業か。
あっという間。
そして、中学生。

つづく。

という気分。

投稿者 Blue Wind : January 13, 2006 03:28 AM | トラックバック
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