November 16, 2005

さまざまな推薦

わたし個人としては、学校とか組織とか、その手の類が嫌いなんだろう。そういうことを昨日小学校へ面談に行って感じた。娘はどうにか推薦をもらえることになり、わたしが考えているよりおおげさなために学校推薦なんて受けない方が気楽だという娘の気持ちがわかる。塾推薦のほうが遥かに気楽。

塾の成績の良い子でも学校の成績が悪く、学校推薦が受けられないという話はよくあるし、逆にうちの娘みたいに算数1からのリカバリーで成績がパッとしなくても真面目なタイプは推薦の対象となる。世の中はややこしい。両方受けられるというのは、本人のがんばり。赤ちゃんの頃から、スプーンの持ち方一つ教えたことがないのに、よくがんばっていると感心してしまう。(こらっ)

親からみても、宿題一つ忘れたことがないし、学校から帰ってきたらさっさと終わらせる。それでも低学年の頃は忘れ物が多く、先生にも叱られていた。(・・・・・・・・・・それはわたしの責任なんだけど。)

つまり、親がぐーたらなほうが子どもはしっかりする、といった典型かもしれない。

が、しかし、わたしは母が仕事をしていたので、自分のことは自分でやる、というのが一つのルールだったために、娘なんて手間ひまかけられて育っているほうだと思ってしまうけど、世の中の母親はもっと大変なのが普通らしい。

家庭内のルールと社会のルールが違うとややこしい。

どちらを優先させるかと言えば、家庭内のルール。だって生活が違うから仕方ない。そうやって育ってきてしまったから、それが当たり前だと思ってしまう。学校の先生なんてサラリーマンだから、それ以外の生活なんて知らないし、ましてや公務員だとなおさらかも、とうがった見方をしてしまう。

とりあえず、わたしが特に何もしなくても娘はしっかり育ったらしく、あの性格なら厳しい校風にも耐えられるだろうというのが推薦の理由らしい。ただし、お休みの連絡などが午後になったり遅れがちなので、親が叱られる可能性は高い。が、しかし、親が原因で娘が退学になったり、先生に叱られるのはヘンだ。親が学校へ通っているわけではない。とにかく、子どもと年寄りは本人の意思より保護者の意思のほうが重要という世の中。だから、日本の子どもと年寄りは頼りないのかもしれない。

いずれにせよ、わたしだったらあんな学校には行かないけど、娘が自分で行きたいというのだから仕方がない。親子でも性格が違うのは当たり前だし、兄弟でも違う。まあ、わたしが通うわけじゃないですからね・・・どうでもいいというのが本音。中学受験は親8割と言われているのに、こんなんで本当に受かるのだろうか?

普通は逆だと思うんだけどね・・・親は面倒だから厳しい学校に通わせるのは気がすすまない。なのに、娘が自分でそういう学校へ行きたいというのだから仕方がない。

先生に、落ちたらあちこち受けさせて・・・と言ったら、中には調査書の必要な学校もあり、そうなると今から準備しないと間に合わなくなる言われた。いまどき調査書が必要な学校なんて・・・時代遅れもいいところ。

あまりにも面倒なので、娘に訊いたら、そこは受験しないことにした、で終わった。まあ、推薦で落ちたら、の話だし、落ちることもあるだろうけど、そうなったらまた一般入試で受けなおしたらいいだけのことだし、いざとなっても中学は公立の学校があるから何も困らない。

いろんな推薦があるけれど、学校推薦が一番手続きがかったるい。しかも、あまり値打ちがないらしい。・・・・・・・世の中どーなっているんだろう。

投稿者 Blue Wind : November 16, 2005 12:10 PM | トラックバック
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