September 18, 2005

秋の運動会

秋晴れの運動会。
親子の二人三脚にわたしに走ってほしいというので、娘と走る。毎年親子競技はダンナの仕事なんだけど、父さんでは歩幅が合わないから走りにくいと言われては仕方がない。案外速かった。即席に合わせただけなのに、いつの間にか息もピッタリ。つまり、歩幅が同じくらいなんだろう。

運動会の片づけを手伝いながら、今年で最後なんだなぁ・・と不思議な気分。よく見ると、見慣れた顔ぶれでも、気がつけば道ですれ違ってもわからないほど成長している。来年の今頃は、誰もがすっかり中学生らしくなっているのだろう。

知り合いに私立中学の様子を訊いてみる。でも、まあ、あっさり、「子どもの入りたいところへ行かせるのが一番」というお返事。

そのように周囲を見回してみると、ちまちまひそひそその手の話題。実にタイムリーに昨日塾の先生から電話があり、推薦を2本ゲットしてしまったので、わが家は余裕がある。推薦を2本使ってもよいのだろうか? そのため先生に確認すると、塾推薦というのがあるそう。

うちの近所の私立は、半数くらいが推薦で決まることが多い。学校推薦ももちろんあるけど、どうも学校によってかなりレベルに差があり、推薦のもらいやすい学校ともらいにくい学校がある。このため学校推薦を鵜呑みにする学校はないというのに、塾推薦なら通りやすいという・・・一体何なんだ・・・

それにより、受かってしまったらそこへ行くしかないけれども、一般入試の前に入学が決まっているほうが楽しいお正月には違いない。それよりも推薦落ちても翌週また推薦枠で別の学校を受ける。塾は商売なので、今までの学力や成績などで進路指導があり、私立中学の先生が塾に来た際に資料を見ながら、ほぼ内定してしまうそう。あーなんなんだ。そして、万が一、推薦で落ちたら、一般入試。娘に試験問題をやらせたら、一般入試のほうが簡単。しかも、今年は試験日がバッティングする可能性があり、あくまでも自分の学校を第一志望にする生徒を優先的に入学させる、という当たり前の図式が成立。学校の数が少ないし、どこもどんぐりのせいくらべみたいな感じだから、スクールカラーで決めるしかないのかもしれない。

で、子どもに選ばせろ、と言うのかと。

そうやって言われると、学費がどうたらこうたらとか、親の好みとか、この期に及んでまだ子どもの受験を迷っている親が多いことに気づく。こういうのは多数決みたいなもので、小学校の時の友達がまとめて公立へ行くならそのまま便乗しようとか、私立が多ければ不安だから私立を受けさせようとか、極めて曖昧。どうして不安かといえば、3つの小学校が一緒になるかららしい・・・中学校で。どうしても小学校によって学力やその他諸々違うから、なんだろうな。

それを尻目に、夕方買い物から戻る道すがら、母子でバドミントンをしている家があった。お兄ちゃん、やっぱ、今年東大。近頃見かけないと思ったら、いつの間にか県立高校を卒業していたらしい。年が離れていると、あまり顔を合わさないし、この前別件で電話がかかってきたときについでに訊くべきだったかも。いや・・・受験生のいるところとはあまり話さないに限る。長く近所付き合いをして行こうと思ったら、そのほうがいい。

他人の子はあっという間に育っているが、わが子は遅い。

投稿者 Blue Wind : September 18, 2005 01:10 AM | トラックバック
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