August 31, 2005

他人の眼

やる気を出さねば・・・
あの子たち、今頃どうしているだろう・・・わたしが家庭教師していた子たち。どうせ、結婚して幸せに暮らしているだろうな。(だといい)

だいたい、わたしなんかに家庭教師を頼む家の子たちはみんな裕福で、1人を除いて、頭が悪く、顔が可愛かった。親がパートしながら無理に教育費を捻出している、というところは申し訳なくなり、無料体験?で終わった。

最初の子は高校生。顔は可愛いのだけど、「えっ」と思うくらい頭が悪い。でも、一人娘だし、大学の付属高校へ通っているのでせめて推薦で、と思うのも親心。ところが、娘のほうはまるでやる気がなく、親の経営する会社のショールームが銀座にあるので、卒業したらそこで働くと言っていた。このため、効果ないから辞めさせてもらった。お母さんが、またすごくいいお母さんで、ちょっと悲しそうな目をしていたのが印象的。

次の子は小学生。この子は小学校から私立。ただし、あまりにも成績が悪いため学校から中学へ上げられないと言われてしまい、親のほうがあせって家庭教師を、というくち。親が4件歯科医院を経営し、青山で池のある家の生活だし、週末にはクルーザーで釣りへ。本人はまるでやる気なし。マネーがよかったので続けていたけど、やはり寄付金で解決したほうが手っ取り早かったのか、途中で断られてしまった。コンパスで消しゴムを刺すのが好きな子だった。ちょっと大柄で朗らかなお母さん。午後になると双子たちにそれぞれの家庭教師が来るので、その間にお出かけしたり電話したりしていることが多かった。

その次の子も小学生。この子が一番教えやすかった。教えたそばから吸収してくれて、辞めたくなかったのだけど、研究が忙しくなったので辞めさせてもらった。知的で頭の良さそうなお母さん。大きな犬。子ども部屋は狭い。ある日、餃子の匂いがたちこめていたのが印象的。広いリビングと大きな犬と餃子の匂いというのがヘンにミスマッチで印象に残っているのかも。

・・・・・・・・・・他人の子は責任ないから気楽だよなぁ・・・が、しかし、他人から見たわが子という眼を学んでしまい、ちょっとせつない。(他人から見たわたしについては考えないことにしている)

投稿者 Blue Wind : August 31, 2005 04:32 AM | トラックバック
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