August 31, 2005

やりがい

職業に貴賎はないと言うけれど、だるだる度の違いはあると思う。定食屋さんで店員をするのは案外刺激的だったかもしれない・・・少なくても会社で切り貼りしているよりも。大学を出て、しばし事務員をしながら・・という生活はだるだる度が高い。

わたしの友達も結局転職してしまった。それでいて、親戚の家で公認会計士の仕事を手伝うというのは素晴らしいはずもなく、さらにちょっとマスコミ系のイベント会社に転職。もう、「辞めたい辞めたい辞めたい」の連発だったけど、服を買ったりバッグを買ったりローンが残っているからとりあえず働く意欲が出るそう。だったら自分で何か資格を取って開業したら、って思ったけど、そこまでの気力はないみたい。会うと、「結婚したい」ってそればかり。要するに、仕事を辞めたいから結婚したいという動機がなんともはや。そういうヤツに限って今でも働いている。

主婦なんてだるだる。働くよりもだるだるな気がするんだけど、このだるだるな生活がまだ刺激的でやりがいに満ちたものに感じられるほどのだるだるさって一体何なんだろう。

なんで東大が素晴らしいのかわからないけど、東大に限らず筑波大でも国立系ってどこか違うもの。たとえば平凡に公務員しているだけでもビジョンがあるというか・・・地域の活性とかまちおこしとか、そういうことを考えているだけで楽しいような気がする。

もっともそういうことなら主婦でも考えられるけど。たとえば、ここへ引っ越してきただけで、最初は何もないから役所に提出する要望書の書き方から教えられた。地域に何が必要かとか? たとえば、信号機をつけるだけでも要望書を提出しなければならない。学校へボランティアへ行ったり、学校では足りない部分をどうやって補足していくかとかね、案外やることは多いみたい。

薬学部が6年制になった。これで志望者がぐっと減ったそう。わたしにはその理由がいまいち理解できなかったけど、去年イタリアへ行って何となくわかった。おちびがものもらいになり、イタリアで医者へ行ったらあまりにも高そうだったので薬屋へ行く。すると、薬剤師さんがおちびの眼を見て、その場で薬を処方してくれる。おかげで薬代だけで済み、安かった。日本だといちいち医者へ行かないとならない。

今、国にお金がないため、いろいろ政府も考えているんだろう、ということが何となく。つまり、薬だけなら薬剤師で充分なので、そのうち自動車保険の免責みたいに3万円以下の医療費は自費とかね・・・そうなる可能性も高い。医療費が高かったらいちいち風邪ひいたくらいで医者には行かないだろう。

それで困るのが開業医。だから、紹介状が無ければ病院へは直接いけないような仕組みになってきている。実際、大きな病院は風邪くらいで来られても迷惑。軽い疾患は薬剤師、本当の病気は医師という具合?

昔は、専門学校でも薬剤師の資格が取れたと思ったんだけど、違うのだろうか。わたしは理系のことは知らない。

・・・・・・・・誰が何を考えて、薬学部を6年制にしたのかは知らないけど、誰かが何かを考えてそういう具合にしたとしたら、その「誰か」になるほうがやりがいがあるような気がするんだけど、どうなんでしょう・・・(ヒソヒソ・・・・やっぱ東大?・・・・・・・・ヒソヒソヒソ・・・・・・・)

主婦・・・・
バカにする人も多いけど、だるだるで事務員をしているなら、よっぽど刺激的かもしれない。今さら履歴書を持って就職活動をしようとは思わないけど、娘がもう少し大きくなったら自分でも何かできることがあるような気がする。金にはならないかもしれないけど・・・

投稿者 Blue Wind : August 31, 2005 02:25 AM | トラックバック
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