August 21, 2005

ダークな鬱憤

今月に入り、わたしのブログは急にトーンが変わった。こういうのは単なる気まぐれで、気分屋だからそのうちまたもとに戻るのかもしれない。

日頃、ノン・ポリティークをモットーにしているために、その手の話は書かないし、どうして書かないかと言えば、単に興味がないせい。急に社会派(?)ブログになってしまったのにはいくつか理由がある気がする。

一つは、娘の受験。
これまた実は本当は乗り気ではなく、学校があまりにも狭く小さいためにどこかガス抜きが必要というくらいの気持ちだった。そのうち娘の絶交事件があり、これを境に娘が急にスクールバスのある学校へ行きたいと言い出したため、流れが変わった。

子どもだからね・・・ほんとにささやかなことが原因だったりする。親からみれば大したことではないようなことでも、子どもには子どもの世界があり、その中の出来事が本人に与える影響はバカに出来ない。

そこからだなぁ・・・それまではなんでもいいや・・みたいな気分だったので、学校訪問にもあまり興味が持てなかったし、初めから遠くの学校へ行かせる気もないため、近所の人に様子を尋ねるくらいで・・・

ところが、そうなると出るわ出るわ膿の山。
どこがゆとり教育なのか・・・
ゆとりが出来たのは教師だけかもしれない。
いや・・・そうではなく、矛盾する二つの出来事を学校がどうやって解消してよいのかわからないというのが実情なのかもしれない。

流れ作業というか、社会に一つの目標があり、教育も社会も同じような価値観で動いているうちはよかった。

そのうち落ちこぼれをなくそうとか、競争をなくそうとか、休日を増やそうとか、世相を受けて何かが変化するようになると手と足がバラバラに動くような違和感が立ち込める。その裏で塾や親の仕事が増える。そういう厄介な仕事は先生はやらなくなる。その一方で、少しでも顔色が悪いと学校から迎えに来てくれと電話が入り、おおげさなほど休むことが奨励されたりする。

う〜ん・・・・・家で娘の様子を観察しているだけでは、特に困ったことは何もない。学校へ行っても、特に荒廃したムードなんてない。ないから困る。あれば、というか目に見えることならわかりやすい。足りない何かが何なのか。道徳教育がなくなったとかね・・・そういうことなんだろうか。

国会もね・・・今回は生まれて初めて腹の底から政治家に対して怒りが発生したような気分。

正直に語れば、政治家に対して怒っているのではなく、自分が何に対して怒っているのか、自分でもよくわからない。

ただ、無性に腹が立った。

国民の声がどうたらこうたらなんてあんたに言われたくないわ〜、みたいな怒り方。

主婦ってね、有権者なの。おわかり?クスクス・・・
みたいないじわるな気分かもしれない。
女性に選挙権が与えられるまでの葛藤を眺めると、今は生まれたときから無料で与えられるものの一つになってしまったがゆえに価値さえもみえない。誰でも持ってるものだから、かな。でも、これを手に入れるためにどれほどの人たちが苦労したか計り知れない。

たまに思うのだけど、社会=会社だと勘違いしているような人に何を言っても無駄なのではないかと。

たとえば、年金、医療、年寄りの世話、子どもの教育、就労、その他諸々ちまたの話題は生活に密着したものばかり。いわば国会なんて茶の間の話題の延長にある。

それでいてあのおおげさなこと・・・

一つ理想があり、その理想があるならそれに向かって突っ走れ!

そういうまっすぐなパワーが欠如している。そういうまっすぐな人たちが少ない。いつも何かに遠慮するように裏表が存在し、臭いものには蓋をするように躾けられてきた。

投稿者 Blue Wind : August 21, 2005 01:05 AM | トラックバック
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