カラフルに植えてしまったペチュニアと黄花コスモス、留守番の花。 あらくさの激しく伸びる夏の日に雨の面影、太陽の下。
北斎の波なら波で高波の向こうの富士の小さき姿 カラゲンキ、出すなら出すで停滞は信号を待つブレーキの上。
ひまわりの虚ろに咲くか太陽はうつむくままにあちこちの顔 いつの日かひまわりの顔太陽にそろいあおぎし夢路を歩く 落とす顔、夏の終わりのひまわりに、ひとつふたつと秋の野を待つ。