August 21, 2005

【今日の短歌】 落とす顔、夏の終わりのひまわりに、ひとつふたつと秋の野を待つ。

カラフルに植えてしまったペチュニアと黄花コスモス、留守番の花。
あらくさの激しく伸びる夏の日に雨の面影、太陽の下。

北斎の波なら波で高波の向こうの富士の小さき姿
カラゲンキ、出すなら出すで停滞は信号を待つブレーキの上。

ひまわりの虚ろに咲くか太陽はうつむくままにあちこちの顔
いつの日かひまわりの顔太陽にそろいあおぎし夢路を歩く
落とす顔、夏の終わりのひまわりに、ひとつふたつと秋の野を待つ。

投稿者 Blue Wind : August 21, 2005 09:00 AM | トラックバック
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