August 19, 2005

統治下

ハワイとグアムは違う。どこが違うのかよくわからないけれども、ハワイはグアムよりもアメリカっぽい。アメリカ領なのだからアメリカなのは当たり前なのだけど、実際に誰が住んで暮らしているのかで随分違う印象を受ける。

グアムは、いかにも太平洋の島らしく、働いているのもチャモロ(?)というか、もともとのポリネシアの人たちが多い。ただ、法律がアメリカなんだよなぁ・・・というか。つまり、アメリカの統治下にあるからアメリカの法律が有効なわけで、そこに日本から客がやってくる。

今までそういうことを考えたことはなかったのだけど、たまたまお盆だったせいか、あるいは終戦記念日をグアムで迎えたせいか、統治、ということを何となく感じてしまった。日本には日本の法律があり、アメリカにはアメリカの法律がある。誰がその法律を決めたかといえば、原則的にそこの国の国民が話し合って決めたことになっているらしい。

法律の違いというのは実にささやかなことで感じたりする。

例えば、煙草。アメリカへ入国する際、免税になるのは1カートン。日本の場合には外国製1カートン+日本製1カートンまで無税。なんたる細かさ!

そのほか、道路の通行や、右折のルールの違いや、信号機の違いなどで微妙にルールの違いを感じたりする。

もっと細かいところを言えば、ライター。
今回、テロ対策ということで徹底的なライター狩りが行われているアメリカ線。1個でもダメ。ヨーロッパ線は、1個までOK。・・・・・・・・それ以外の国は知らん。

噂の写真と指紋の押捺については、機械がカウンターに置いてあったけど、さすがに使ってはいなかった。テロリストがどういう理由があってグアムみたいな準州を襲撃するのか、誰でも考えざるを得ないだろう。バカバカしい。ほとんどアジアからの旅行者しか歩いていないのに・・・

よく考えたら、「グアム島の人たちはアメリカから独立しようと思わないのだろうか?」なんてね・・・世の中グリーンカードがほしい人たちだらけの実情を考えたら、そんな愚かなことをグアムの人たちが考えるとは思えない。

でも、おそろしいほど重税がかけられていたり、生活が圧迫されていたら、そりゃ治安も悪くなるってものだろう。が、しかし・・・あんな辺鄙な島でものんびり暮らしていけるのは資本がほかから投下されているからなのかもしれないし、現実を考えれば、フィリピンよりもマシかもしれない。いっそのことまとめてアメリカ政府がめんどーをみてあげたら、なんてことを考えてしまう。

それにしても、日本のルールってどうなっているのだろう?
わたしには自分が決めているという実感はない。どちらかといえば、ねずみとりに引っかからないようにするにはどうしたらよいか、とかね・・・なんかそういうことのほうが現実味を感じてしまうんだけど。

代表を選んで、その人たちが勝手に決めるのではなく・・・できれば投票する側としてはあらかじめその議員や政党がその法案に対してどういうリアクションをするのか知らされている、ってことは最低限度国民に対する礼儀のような気がするんだけど、どうなんでしょう。

投稿者 Blue Wind : August 19, 2005 04:25 PM | トラックバック
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