August 19, 2005

【短歌】 白鷺の舞う利根川を越えゆかば白き飛行機の待つ滑走路

チャンネルの一つになりしNHK世界は狭く世界は広く
アメリカの統治のもとに太平洋、働くチャモロ、歩いてヴィトン。
日本語の下に英語のふりがなが並んでおりしメニューを眺む
鬱蒼とビーチの淵へたどりつく緑の草の海と砂浜
大砲の置かれたプール島影は青い海空、飛行機の音。
アメリカは遠くにありて思うもの。熱帯の浜、ジパングの旗。
大雨と雷さえも一日の時差があるのか、熱帯の空。
島民の暮らしておりしグアムの町。隣の島から買い物の客。
法律は静かな空気テンションの統治の色の濃い魚影みし

白鷺の舞う利根川を越えゆかば白き飛行機の待つ滑走路
ひまわりのけだるいように並びたるけだるい夏が今年も来たり
残骸の円い形は紫陽花の色失いて木陰の翠

スコールと呼んでみたけどしょぼい雨。濡れつつ歩く夕焼けのみち。
太陽が遠慮しながら雲の陰うっすら消える。黄金の海。

グアムよりも蒸し暑き蝉鳴いている夏の日過ぎる、いつもの時間。

投稿者 Blue Wind : August 19, 2005 02:21 PM | トラックバック
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