August 08, 2005

不機嫌さ

わたしは今、漠然として不機嫌である。
何がどうして不機嫌というわけではなく、ただTXが開通することにより、かつての公団の呼び名が変わり、職員の対応がすごく事務的で感じが悪くなったことを思い出したからなのかもしれないし、母が倒れたとき、高速で往復すると高速料金とガソリン代だけでも6000円以上掛かり、その上、病院のパーキングが30分毎に加算され、娘の延長保育の料金が加算され、結果的に1日1万円くらいポンと消えてしまったのを思い出したから不機嫌なのかもしれないし、やたらと辺鄙なところにあるのに小学校にまで子ども貯金の説明にやってきて半ば強制的に口座を開かせる郵便局長の顔を思い出したから不機嫌なのかもしれないし、民主党のビラが入ってきて、”つくば市民を増やそう”って書いてあったのがやたらと不機嫌な理由なのかもしれないし、いずれにせよ、生活には直接関係のないことでやたらと不機嫌になっている。

悪いことばかりではない。広島の原爆記念日を前後して6カ国協議が開かれ、北朝鮮に核廃絶を迫っているのがアメリカという図式。それを考えたら原爆記念館の前でピースサインをする高校生を責めるのは間違っている気がするほど。一つわかっているのは、原爆を投下したのはアメリカ軍の飛行機だけど、各地に地震を発生させているエネルギーは彼らに属しているわけではなく、一度にたくさんの人たちが亡くなり、街が一気に壊滅状態になってしまったのは戦争だけが原因ではないということ。

インドのダウリー殺人事件を考えるより、リサイクル代金のほうがうざいと思ってしまうし、まだ充分に走れるくせに娘が幼稚園の頃から乗っているクルマを買い換えたいとずっと思っていながらそういうクルマに限って壊れもぶつけられもせず元気だということが癪なのかもしれないし、毎日暑い日が続き、運動をしていた、あるいは道を歩いていただけで日射病に倒れる人がひっきりなしに存在するという事実が気に食わないのかもしれないし、夏の炎天下で運動などするべきではないという事実があるにもかかわらず今が夏休みだということが気に食わないのかもしれないし、ソーラーシステムがそのうち条例で義務付けられたらどうしようという危惧があるのにいつ切り替えたらよいのかわからないことが癪なのかもしれないし、スーパーの24時間営業がすっかり定着し、夜中でも賑わっていることに慣れること自体が田舎に対する冒瀆のような気がするからかもしれないし、なんか、いたれりつくせりの世の中がやたらと不機嫌の理由なのかもしれない。

投稿者 Blue Wind : August 8, 2005 02:11 AM | トラックバック
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