3ヶ月くらい前の古い記事にトラックバックをいただいて知ったのですが、せっかくだから広島原爆記念日だから記事にしておこうかと。朝からワイドショーではこのところの広島原爆記念館への嫌がらせが報道されていたし、これもまた世相なのかも。
カンヌ映画祭では高い評価を受け、世界8カ国で上映が決まっている小林千穂監督の『バッシング』が日本では上映されないそうです。高遠菜穂子さんのイラク人質事件からインスパイアされた作品らしいのですが、カンヌ映画祭の記事で知るくらいでほとんど誰も観たことがないというのではにっちもさっちも。
日頃映画なんて観ない生活をしているから上映されてもされなくても関係ないような気がするけど、それが上映拒否されて上映されないとなるとどうもぐったりと心が重くなります。こういうのは単なる気分の問題で、実はそれ以上でもそれ以下でもなく、今さらイラク戦争に巻き込まれた経緯や政府の対応や自衛隊の派兵について何かを語りたいわけでもなく、ただ精神がとても重苦しくなるのです。
映画がヒットしようがしまいが、わたしには何の関係もない話なのですが、それが無視され、そのくせ海外では高い評価を受け上映されるという事実がとてもつらい。
今日、朝、ワイドショーを観ていて、広島市民ですら今は原爆について知らないんだなーということを感じたんですけど、それならつくばに住んでいるわたしが知るはずもなく、それでいていまだに世界中から訪問がある原爆ドーム。しかも、心ない人たちにより千羽鶴が燃やされたりペンキをかけられたり・・・
女性専用車両の話題も憂鬱になったけど、さらに輪をかけてつらい昼下がり。
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