August 06, 2005

【今日の短歌】 競争がひっそりとある地下鉄に優先席は欠かせずにある

平和って忘れ去られた原爆の記憶の瓦礫つみあげるよう
戦争って不満の裏の人殺し。プロパガンダを思い出す朝。
広島の観光源をみるように原爆ドームうつしだす空
昭和って過ぎてしまった過去の傷瘡蓋のまま膿のたまりぬ

30度めずらしかったその昔。灼熱もまた浸透す、夏。
夕方に涼しき風の吹く街をクルマ走らせ夕陽と、ムクドリ
灼熱が連れてくるのかムクドリを。淡い夕陽と涼しき森に。

森昌子、離婚さっぱり歌手のみち、演歌さっぱり、黒子さっぱり。
民営化、記念切手は倍額でEXの絵が売られておりし。
蝉の声むんむん唸る並木路あらくさだけが勢いを増す

早口で小鳥鳴く朝お天気もよろしいようで鬱蒼と夏

競争がひっそりとある地下鉄に優先席は欠かせずにある
競争に打ち勝つようなラッシュアワー人を乗せゆくブランド貨物
「ゆったりと座って行けます」バスの席。スクールバスの宣伝文句。
ふたりだけ乗っているのがみえる窓、空でもバスは走るCM。

投稿者 Blue Wind : August 6, 2005 08:55 AM | トラックバック
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