July 24, 2005

【今日の短歌】 地の上に人暮らすらし、空からは光降るらし、月みる地球。

休みなく蟻が働くそのそばで箒走らせ芝に水撒く
受験生少しはやる気になったかと今年の夏はけだるく映える
少しずつ時代のなかに融けゆかば水の雫の消える真夏日

灼熱に焼かれた枝のかさこそと積まれて落ち葉風に舞う夏
垂れ下がる切りそこなった小枝にはもはやわくらば木陰のワルツ

雪のなか春を祝いし夏の日に秋の風待つ敷島の歴
つれづれにものおもいするブロガーの無意識の列、歴然と四季。
北斎の津波のなかに浮びたる小舟のような嵐くる夏。
雨の日の傘の下には水たまり。空から水が降っている国。

地の上に人暮らすらし、空からは光降るらし、月みる地球。

投稿者 Blue Wind : July 24, 2005 02:13 AM | トラックバック
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