July 18, 2005

避暑的読書

静かにモーリヤックを読み始めた。静かにという表現は間違っている。BGMはジプシー・キングス。ビールのCMにも使われた曲がうるさいほど流れている。

蝉の声さえ聴こえなくなるほどでないと、モーリヤックなんて読めない。予定としてはモーリヤック著作集の2巻から読み始めるつもりだった。が、しかし、1巻から読み始めている。

きっかけは些細なこと。

エル・グレコの画集でも買おうかと本屋へ行き、近頃では流行っていないせいか美術文庫しか売ってなかった。このため、ピカソとエル・グレコの美術文庫を買い、アートバイブルを読む勢いで目を通す。ピカソに関しては、どうして彼と同じ時代に生きていなかったのかと残念になるほど。91歳まで生きただけあって、彼の作品は彼の時代そのものであり、時代が彼であった。

激動の20世紀。ピカソは20世紀そのもの。

そんなことを考えながら、大雑把に新書を2冊読み終え、ピカソやグレコの世界に浸っているうちに、急に最初から読みたくなった・・・モーリヤックを。

投稿者 Blue Wind : July 18, 2005 04:55 PM | トラックバック
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