July 19, 2005

定年後の人たちを観る

クルマを走らせていると、不意にカーラジオから俳句の宣伝が流れた。俳句の何を宣伝していたのかまでは覚えていないけど、「心を豊かにするために俳句を詠む人たちが増えています」と言っていたような・・・

ほおお・・・・

このところやけに本屋で俳句の本を目にするようになった。俳句の同人などをつくって大学の同窓生が集まってネットで遊んでいるという話をBBSを通して知った。その話をしていたのは60歳を過ぎて定年退職し、ひまつぶしにネットで時事問題について書いていた人。北海道の人のせいか、話題が雪印のことになったら奥さんからクレームが発生したらしく、しばらくサイトを放置しているうちに消えていた。書きたい放題に書いているようで、ちゃんとチェックが入るんだなーと、何となく可笑しかった。

囲碁や俳句、か。叔父さんがそういえばいつのまにか60歳を過ぎて、心筋梗塞でオペをした。いまだに仕事はしているらしいけど、叔母の話だと近頃趣味でパソコンを始めたらしい。パソコンを始めるという言い方は変なんだけど、息子に訊くのがいやなのでパソコン教室に通っていたらしい。そこがね・・・・笑ってしまう。近頃、年賀状を皆がパソを使ってつくっているのに触発されたのだろうか。(怖くて訊けない)

友達のお父さんが定年したら、ひたすら本を読んでいるらしい。それも歴史小説ばかり。宮本武蔵とか、その他諸々その手の類の本がやたらと増えたそう。若い頃に読んだ本なんでしょうけど、それにしても延々と読み続けているのだろうか。逆に若い頃に体育の先生をしていたというお母さんのほうは、40代から勤め始め、60歳を過ぎてもまだ働いているそう。

何と言うか、うちは義父も父も定年のある仕事ではなかったので、結局亡くなる間際まで働いていたけど、このように世の中を見渡すと結構ヒマにしている人たちが多いので驚く。

ちなみに義父は囲碁のこととなると人間が変わる。震災直後は仕方がないのでパソコンで囲碁のゲームをやっていたらしいけど、機械が弱すぎると怒っていた。囲碁なんて急に打てるものではないことを知る。誰も相手できん。

わたくしも40歳を過ぎたので、いささかそうやって周囲を観察すると面白い。野菜をつくる人、囲碁や俳句をする人、パソコンを始める人、ひたすら本を読む人。

投稿者 Blue Wind : July 19, 2005 12:07 AM | トラックバック
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