June 27, 2005

日本の夏休み

本音を語るとどうなんだろう?

いや・・・・受験のこと。
本音を語ると、夏休みまで勉強で埋め尽くすスケジュールを親は喜んでいるのではないだろうか?

「9月から新学期が始まると、夏休みは春休みのようなものだからずっと遊んでいられるのよ?」

そうやってわたしがダンナに語ると、「オトをずっと預けるの?」というお返事。
つまり、夏休みをめいっぱい遊べるとして、めいっぱいの夏休みを堪能している間、ペットをどこに預けるかとか、「日本に生まれたのだから仕方がないでしょ。中国や韓国よりマシ」というお返事。

そうやって言われてしまうと、たしかに夏休みが終わり学校が始まるとほっとするのはどうしてだろう? 一日中娘が家にいて、朝には朝の、昼には昼の食事の支度があり、買い物に連れて行ったり、遊びに連れて行ったり、友達と遊ぶにしても家を行ったり来たり。公園で遊んでいる頃は楽なような気はしてもそれなりに治安・防犯という点では油断も隙もない。

その点、夏休みでも子どもが勉強しているというのは考えようによっては親には楽なのである。少なくてもそれは大学受験が終わるまで続き、大学へ入る頃にはそれなりに成長しており、難しい思春期をひたすら勉強してくれるのだから、考えようによってはこんなに親にとっては安心な仕組みはないのかもしれない。

もし、夏休みがヒマになり、年中友達から電話が掛ってきては気がついたら勝手に遊びに行かれているようではかなわない。せいぜい塾や予備校をさぼってゲーセン行ってるくらいなら安全圏なのかもしれない? どっちにしろ受験は待ってくれないからね・・・そんなことをしている場合ではない。本人もそれがわかっているからこそ、つまらないことでも息抜きになる。それこそマンガを読んでいるだけでも息抜きになるっていう情けなさ。

ゆとり教育の評判のわるいことといったらないね。
こんなことなら土曜日も学校があればいいのに、という人のほうが多い。
いや・・・・子どもがそうやって言っているのではなく、親が。

夏休み、ずっと遊んでいられることになったとしても、ダンナの休みは少ない。そうなるとまた留守番?
それもなぁ・・・・・・めったにないことだから文句も言わないけど、毎年のことになったら目がつりあがりそうな気がする。去年なんて、電話代だけでも5万円も余分に予算が掛かってしまった。それもつまらない話ばかり。オトは大丈夫だろうか、とか、父さんは大丈夫だろうか、とか、湿布を持って来てほしい、とか、他愛もない話題。それを考えるとバカらしい。

とりあえず受験勉強があれば大学に入るまではそれで終わり、大学時代に恋人をつくり、次には結婚するなら金が要るとばかりに休みなく働く人生が待っている。

それが素晴らしいとは思わないけど、少なくても親にとっては楽だよなぁ・・・そのありがたみは自分が親になってから感じていたりして。

オスはあほだね。オトを観ているとしみじみそう思う。今まではしっぽふりふりあっちの犬こっちの犬みたいだったけど、マリが来てからすっかり落ち着いてしまった。わるさが減り、凶暴さも減り、近頃おとなしい。おっさんになってきたせいもあるかもしれないけど。結婚するとすっかり落ち着いてしまう人が多いことにも似ている。

マリは誰か来てもオトみたいに吠えたり噛んだりしないし、散歩へ行ってもオトみたいにマーキングに悩まされたりうんちを拾って歩いたりしなくてもすむ。躾が楽。その代わりオトの耳を齧るのは何故なんだろう? おっさんをからかっている女子高生を連想してしまう。情けない、オト。

そのように考えると、ある程度の年齢に達するまではひたすら勉強やらスポーツに明け暮れているほうが平和な気がする。娘は箱入り・・・・外へは出さない。それが自然界の法則なのかも。(うっそぴょん)

兵役も宗教もない国だからね・・・・なんかないと。

投稿者 Blue Wind : June 27, 2005 10:37 PM | トラックバック
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