June 26, 2005

算数と日常

算数ってよく考えるとわからないのに、あまり考えないとよくわかる。
そんなことを娘と一緒に試験問題を解きながら考えた。

結局、算数が何の役に立ったかといえば、スーパーで買い物をする際、例えばグリンピースの缶詰を買うとき、80gが98円のものを買うか、150gが158円のものを買うかの違いなんだと思う。10g単価で考えると容量の多いものを買うべきだけど、実際にはそんなに必要ないという場合のほうが多く、どちらが損か得かなどということは結果論にすぎない。

もっと酷いのはバリ島でドルをルピーに直されてその場でカードで支払えば終わるのに、わざわざそれをドル建てのトラベラーズチェックを使いたいと言い、おっそろしいほど余分に取られたケースだろう。わたしにしてみればルピーに直す前の金額で支払えば簡単だろうって思ったら、フロントの女の子がルピーをドルに再計算しているという・・・

時間はかかるし、相手におバカだと言いたいけど、言葉が通じない。しかも計算も満足にできない。あーなるとどーにもならないってことがよくわかる。読み書きができて、計算ができて、若干の語学力があるってことがこんなにも大切なことなのかと思い知る瞬間でもある。それでいて人生は不毛だ。

それにしても、酸素が20%って書いてあるとうちの娘の場合もう目の前が真っ暗になるらしい。あほじゃ。一クラス30人でメガネをかけている子が2割って言えば計算できるのに、問題によっては言葉を見ただけでアレルギー反応が・・・あほじゃ、あほじゃ、あほじゃ。まずはそれから直さないと。

100円の買い物をすると105円支払わなければならない。このことから消費税は何%でしょう?という書き方で出題するとすごく迷うというのは変じゃないだろうか?

ええい、受験なんてやめじゃ、やめじゃ、やめじゃ!
・・・・・・・・・あたしって気が短い。

なんでこんなこともできないんじゃーーって思う瞬間が親にとっては人生で一番絶望に近い瞬間かもしれない。自分のことは忘れて・・・・ピアノをそれで失敗しているため、ひたすら自分との闘い。自分のほうがが我慢できなくなってしまう。この絶望感に。おろかじゃ・・・・・・・わかっちゃいるがおろかじゃ。

分数の計算もできない大学生の話を考えると、分数の計算ができるだけよしとしますか・・・

あーあ、いやな時代。
なんかね・・・やっぱ、昔の子どものほうが賢かった気がする。それともうちの娘が単に頭がわるいのだろうか?なんかうつうつするな・・・ゆとり教育・・・まだ続くわけ?この先も?教科書がわるいのかも。

投稿者 Blue Wind : June 26, 2005 01:16 AM | トラックバック
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