June 23, 2005

【今日の短歌】 地に臥して死す百合はまた咲くだろう。切りて待つのか幻の花。

黙々と白百合の花倒れれば薄日射すなり芝のうえにぞ
花の房よこたえて百合つぎつぎとさしろき蕾啓きゆくべし
背の高き百合の伸びたる倒れたる風のなき日に雨のなき日に
花の重みゆっくりと今切ろうかと迷ってみれば翌年気にす
地に臥して死す百合はまた咲くだろう。切りて待つのか幻の花。

投稿者 Blue Wind : June 23, 2005 12:26 AM | トラックバック
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