June 15, 2005

【今日の短歌】 小雨には濡れてしまえと薔薇は咲く。天高く咲き、地に沿いつ咲く。

あざやかにネオンか夏か思い出せ、夜は闇路をひっそり照らす。
闇の色カラスの羽もぬばたまの夜には消えて朝つゆを待つ
たまさかに歌詠みになる空模様あっけらかんと梅雨晴れの灰
うっすらと風に吹かれて立ち話子らの次には犬猫のオス
女の子ひげを抜くのか蹴飛ばすか災難つづく小犬のワルツ

廃墟には花咲くつつじよく似合うとぎれとぎれに肩落ちの花
とんがって新芽の夏は垣根さえ花・花・花に隠れて伸びつ
混沌はマリかマリアかアンジェラか・・・ややこしきかな、命のワルツ。

6月は真夏の光春の肌やんわりとした風の吹く道
小雨には濡れてしまえと薔薇は咲く。天高く咲き、地に沿いつ咲く。

投稿者 Blue Wind : June 15, 2005 12:49 AM | トラックバック
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