June 08, 2005

クリック募金

久しぶりにnattoさんのところでネタになりそうな記事を発見し、とてもコメントでは書ききれない。オリジナル記事では、クリック募金が本当に企業の社会的貢献に繋がっているかについて書かれているのだけれど、実はこれは日本が発祥ではないため、逆に日本ではいわゆる大企業だけが関与しているように思われる点が少し寂しく思っています。

こじんまりした海外のサイトでは、絨毯屋さんや家具屋さんなど一体これはどこの国にあるお店だろうという感じで広告を眺めたこともあり、スポンサーもいろいろ。病気の女の子の手術の費用を集めているとか、わりに手頃にサイトが運営されています。

クリック募金は、わたしが短歌を詠み始めたきっかけ。短歌を投稿するとクリック募金を貼ったコンテンツをつくってくれるというので、最初は冗談で詠み始めた。

それはさておき、当時はまだ日本ではさほど普及しておらず、わたしのサイトでも、ユネスコ、カナダ政府主催のカンボジアの地雷撤去、ハンガー・サイトのバナーを貼っていた。ネタ元はQuick Donationsというサイトで、今はここをクリックすると自動的にハンガー・サイトにジャンプするようです。

クリック募金は、たしかインターネットの普及に伴い、国連の事務総長(?)をしていたアナンさんの呼びかけで始まったという記憶があります。

ところが、2001年9月11日にアメリカでテロ事件が発生し、それ以降わたしのサイトでも、クリックを懇願されているようで嫌だとか、広告に相当するなどの理由で、クリック募金のバナーが原因でサイトが消えそうになったり・・・貿易センターが襲撃された映像を見た人たちが本気で戦争の不安に駆られたのが原因だったと思う。

その直後、ハンガー・サイトも、活動自体が続けられなくなるなどの理由で、一時期サイトが閉鎖されていました。数ヵ月後管理する団体が変わり、活動が再開されたようです。

日本では、坂本龍一さんの呼びかけで、TBSの筑紫哲也さんの番組でも報道され、地雷撤去のキャンペーンと反戦運動がウェブでも広がり、それに伴い今うちのブログでも貼っている「クリックで救える命がある。」というサイトが登場。

実は、わたしが最初に有料サーバを借りたのもクリック募金への嫌がらせがきっかけ。冷静に考えれば借りている費用を募金したほうがよっぽど実りがあるような気がするんですけど、毎日何かいちゃもんを付けられてはサイトが消失するようなことが連続すると、さすがに無料サーバにはうんざりしてしまって・・・

その後、もったいないのでcoolを解約しその分を寄付しました。とはいうものの、今でも惰性でロリポップは借りているし、久々にCharity Linksを眺めたら2年以上更新していないようで・・・(汗

近頃、自分がものすごく怠惰な気がするのです。もしかすると、そういうことが原因なのかも。以前だったらそそくさとバナーをアップしそうな気がするのに、今はそれすらだるい。困った・・・クリック募金のサイトって実はたくさんあるので・・・

投稿者 Blue Wind : June 8, 2005 09:01 AM | トラックバック
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