残光の呼ぶまま光みつめればこだま響きぬ森の鶯
気まぐれに学生のない森のなか独り占めして鶯の声
ちびちびとあらくさの芽をつまみては小さな花の一つ咲きたる
活性のよぎる春庭あわただし耳澄ませれば風に鶯
風邪ひいてのどの痛みに春を思う。休みだろうにけだるさはゆく。
落ちるならここまで落ちるランキングさつぱりとしてブルーをながむ
ひねもすをひとつ気にしてあゆむなら空は自由と鶯は笑む
鶯は遠くわらった少女のよう声響かせて風にとけゆく
けたたましホケキョにつづくながきホオ耳を澄ませばまたけたたまし
ゆらゆらと草はゆれるよ風のみち少女のわらい森をかけぬけ
春は萌え春というだけで笑い出す少女の笑みは森の鶯
柘榴にも紅い若葉の萌えいづる春の想いは白い雨雲
投稿者 Blue Wind : May 2, 2005 04:08 AM | トラックバック