April 23, 2005

【短歌】 朝廷の弱まりゆくか万葉のタイムカプセル拾わんと舟

朝からか戦後保証を伝えては60歳になったか戦後
年金と医療費削り戦後かな病床の淵デモは歩きぬ
翻弄す澪つくしあれ反戦は反日の旗ふる人らのデモ
南北がひとつになるか反日はそも悪しきなきアジアの平和
イデオロギーわかつ国あれアジアにはみなしごのごと忘らるる川
敷島は海を隔てし今もなお姿変わりぬ泪のやうだ
貧富の差かくも広がるアジアには日の丸みては忘れまじとは
抗日の勃発せしもみごうては少し弱まる日の丸の旗
ちっぽけな島国なんだ敷島は見放してくれほのうるわしき
揺すらるる大地のやうに今日もまた連なる尾根は波をさえぎり
あとすこし鎖国してれば彼方より届かぬ便り明治の前に
ふりかえる過去はありなむ今日もまた感情伝ふ不可思議な波
カプセルを沈めてしまえ海の底震える大地起き上がるまで
彼方より不幸の波の押し寄せる砂浜の色運びぬアジア
厳しくも海風の声飛沫あぐる砂浜のみちほとりつづきぬ
少しずつ解散するか日の丸はことのは隔て聞くこと難く
朝廷の弱まりゆくか万葉のタイムカプセル拾わんと舟

投稿者 Blue Wind : April 23, 2005 08:47 AM | トラックバック
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