April 21, 2005

【今日の短歌】 春雷のまばゆきひざし轟きぬ雲間切れゆく天使の梯子

春雷のまばゆきひざし轟きぬ雲間切れゆく天使の梯子
すみわたるまばゆき光夕まぐれわれは昇りき天使の梯子
あの梯子昇ってゆかば透きとおる淡き青空陽はまぶしくも
落雷はぱらりぱらぱら脅かして小学生の走り出す笑み
斜め傘あたま隠して走り出す落雷の音つぎつぎ落つる
オレンジの透きとおる陽の直光の突き刺すやうに窓辺暮れゆく

あらくさの泡立つやうに輝けばふわふわと原踏みつ歩きぬ
朝露に軍手とおりぬぐしょぬれの痛みのやうな冷たい手先
少しだけ硬直したか指先はキー打ちもろき暗き画面に
バケツなか放り込んではあらくさの重なり具合春の重みか
気まぐれな落雷の音遠のけばしづかな落ち日葉隠れの森

投稿者 Blue Wind : April 21, 2005 11:52 PM | トラックバック
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