April 10, 2005

美音さんにトラバろう!

⇒この記事は、bion18さまへのトラバです。コメントが500字以内なので・・・

日頃、トラバ用の記事を書いても、めったに引用したりしないのですが、bion18さんの語り口調が面白いので、一部引用させていただきます。

あるT大学病院では、専門外来を100以上作っているというお話を聞きまして、

「専門外来」というのは、どちらかといえば慢性疾患の患者さんのためにあることが多いです。初診の人と慢性の人とでは当然診察時間や検査に違いがあるのは当たり前だし、大体、大きな病院の外来はやたらと混むために、担当医の専門領域の患者さんのために一般の外来とは別に設けているようです。そのほうが患者さんもあまり待たないで済むし、最初から症状が分かっていれば初診でも専門の医者に掛ったほうがいいですよね。が、しかし・・・・100以上とは、さすがというべきか。

たとえば 「口臭外来」。
「ほとんどが “歯周病” が原因ですが、心の問題も深刻です・・・」
何言っているんですか!?
体の中がドロドロ、ベタベタに汚れているから、臭うんじゃないですか!

どれもまったくその通りなのだと思うのですが・・・
嗅覚というのは、一番鈍感な感覚なんです。大抵は、一番早く順応してしまい、最初は臭くてたまらないと思っている匂いでもすぐに気にならなくなってしまうように出来ています。特に、自分の体臭や口臭などは、どんな人にでもあるのが当たり前だし、本人は気にならないものです。だから、逆に語ると、本人が自分の体臭や口臭が気になるということは異常なんですよね。他人に言われて気になるようになった、というのなら分かるのですが、実際にはすぐに忘れてしまいます。それが、ある日突然誰かに言われたわけでもなく気になりだしたら止まらなくなった、というケースは心の問題を疑うべきです。

体全体を診ることができない医者がいかに多いか、ということです。

いかに多いか、ではなく、ほとんど全身を診れる医者(ジェネラリスト)なんていないかもしれないですね、日本の場合は。内科から婦人科、耳鼻科、皮膚科などに転向する医者はいるけど、なかなかその逆はいないみたいだし、アメリカみたいにスペシャリストからジェネラリストみたいなステップアップもないし・・・

医療システムもそうで、ほとんどが小さな診療所から紹介状を持って大きな医療機関へ行くというのが政府の方針でもあるらしいし、医療のレベルに応じて患者さんを振り分けようとしています。つまりは高額医療を減らして国全体の医療費への負担を減らすということかもしれないし・・・

でも、医療として考えると、アメリカみたいに熟練のジェネラリストに最初に掛り、そこで疑われる疾患に応じてスペシャリストのところへ行くというほうがナチュラルですよね。でも、ジェネラリストになるということは相当熟練が必要で、いくつもの専門を究めた人でないと無理かもしれません。

人の体は、一つです。
体を100コにも分けていたら、それこそ毎日のように病院へ行き、その度に違うことを言われ、
結局根本的な原因も分からずに、だらだら疲れて、ゆううつになり、辛い思いをしながら、
大量の化学薬品を飲みながら、息を引き取ることになるのです。

これは、本当にそうやって思います。「だらだら疲れて、ゆううつになり、辛い思いをしながら、大量の化学薬品の飲みながら」死にたくないです。たしかに美味しいトマトを食べていたほうが元気になるような気がします。

さて!

人気blogランキングに登録したのに、どうやってリンクを貼ってよいのか分からないという質問をいただきましたので、お節介かもしれませんが・・・・

・・・・・・・・記事が長くなったので、以下の文は別に記事にしました。

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投稿者 Blue Wind : April 10, 2005 02:49 AM | トラックバック
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